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今シーズン、春の渡りの途中、東京近郊の公園や屋敷林などに立ち寄る小鳥たちの動きが、例年と違って、少なかったり遅かったりだったような気がする。あの大震災が、影響しているのだろうか。あちこちのフクロウの巣立ちもずいぶん遅かったと聞く。
初夏の高原。この言葉に心惹かれ、鳥たちとの出会いを期待して5月に訪れた高原。以前も訪れたことのある高原である。一言で高原と言えども広い。今回は、前回、訪れなかったところも含めて、ずいぶん広範囲に探鳥し楽しんだ。7年ぶりに歩く湖畔や初めて歩く渓流沿いの道。一番心惹かれたのが、初めて歩いた渓流沿いの道である。ここでは、ヤブサメの声がしきりに聞こえ、キビタキ、オオルリの囀り。イカルも鳴き、クロツグミの声も聞こえた。何か予期せぬ出会いが隠れていそうな雰囲気のところである。
初日に出会ったのは、キクイタダキ、ミソサザイ、カワガラス、キセキレイ、カケス、ウソ。ウソは、山荘の庭で出会った。二日目は、コマドリ、ミソサザイ、エゾムシクイ、キビタキ、アカゲラ、アオゲラ、サンショウクイ、コガラ、ヒガラ、アオジ、イカル、コサメビタキ、ノスリなどである。もちろん写真を撮れなかったものも多いのだが、鳥たちとの出会いを十分楽しむことが出来た。機会があれば、あの渓流沿いの道を、時間をかけてゆっくり探鳥したいものである。