久しぶりに訪れた高原。カンボクの赤い実や黄色味を帯びたツルウメモドキ、赤いノイバラの実や良く熟したズミ。晩秋の高原には、小鳥たちの喜びそうな実が、あちこちに見受けられる。これから寒さに向かって、これらの実は、貴重な栄養源になることであろう。
高原で見る富士山や遠くの山並みは、実に雄大で、心やすらぐ思いがする。その山並みを背景に姿を見せてくれたのは、ノスリ。アトリは、しきりに地鳴きを披露してくれた。コガラ、ヒガラ、ゴジュウカラ、カワラヒワ、カシラダカ、ベニマシコなども、込み入った枝の奥にわずかに姿を見せてくれた。
思いがけない出会いだったのは、オオモズ。2011年3月、道東で出会って以来である。遥か彼方に現れたオオモズであったが、心に残る嬉しい出会いとなった。