鳥たちの広場

[裏磐梯のベニヒワの群れ]

ベニヒワ ベニヒワ ベニヒワ
ベニヒワ ベニヒワ ベニヒワ
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東京近郊の公園では、マヒワの群れが秋の訪れと共にあちこちで見られ、キクイタダキと共にたくさんの人たちを楽しませている。マヒワを見る機会は、今まで何度かあったのだが、私は、まだ見ぬベニヒワにずっと恋焦がれていた。
ベニヒワが羽音を立てて飛んできた。その数、およそ300羽。あたり一面雪で覆われた世界。ベニヒワの羽音だけが、静寂を破って何とも神々しい。長い間、会いたい会いたいと念じ続けてきた鳥。その姿を自分の目ではっきり見ることができた。この瞬間の嬉しさ、喜びを、どんな言葉で表現すれば良いのだろう。
ベニヒワの名の通り、紅色を頭頂に乗せ、ハンノキの実にぶらさがり、一心に啄ばむ。その姿の何と愛らしいことだろう。しかし、あまりの数の多さに一体どの鳥を撮影すればよいのか、途方にくれるほどである。
不思議なことに、この鳥が現れると吹雪いて来る。ようやく赤い鳥を見つけ、ファインダーに入れると雪が降り始めすぐに吹雪いて撮影できる状況ではなくなってしまう。何とも不思議な鳥である。ベニヒワは、天からの使者なのだろうか。
12月15日〜12月16日まで、懇意にしていただいている鳥見宿のご主人に案内していただき白銀の世界の裏磐梯でベニヒワ三昧を堪能させていただいた。案内していただいたご主人、ご一緒させていただいたKさん、現地のTさんには大変お世話になりました。厚くお礼申し上げます。
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