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雪を抱いた岩木山の麓には、今、りんごの花が咲き、一面真っ白。ずっとずっと以前から、一度は訪れてみたいと願っていたりんごのふるさと。こんなにも美しく温かな光景が繰り広げられるとは思ってもいなかった。
りんごのふるさとは、今、まさに春。真っ白なりんごの花と、鮮やかな黄色で埋め尽くされたタンポポの群落。そして菜の花畑。ぽってりとしたヤエザクラも満開。のどかで温かくゆったりとした時間が流れていく。「キョロロロ ツィ」「キョロロロ ツィ」こんもりとした林の中から聞こえてくるのは、アカハラのさえずり。澄んだ声が、心地よく響き渡る。
「チョッピイ チュチュ チュリチュー」松の木の天辺から聞こえてくるのは、ホオジロの声。「チッチッチー チョチョチッ ピー チチチョー」一番よく鳴いているのは、アオジ。「ツイツイツイ ビーン」と鳴いているのはカワラヒワ。お腹の黄色が鮮やかで柔らかな緑の中で映えて美しい。
静かで、のどかなりんごのふるさと。真っ白なりんごの花のところにコムクドリが飛んで来た。可憐なりんごの花がほころびる頃、小鳥達は、愛の歌を盛んに披露し、マイホームづくりに忙しい。
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