思い出の鳥たち

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[春の粟島 (3)]

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今回、粟島での探鳥は、4月29日〜5月1日の予定であった。それが、風雨のため、海が荒れ、乗船予定の高速船が欠航となったため、探鳥可能な時間が、大幅に縮められた。4月30日の10時に粟島に上陸。翌5月1日の15時30分のフェリーに乗って帰らなければならない。実質、探鳥可能な時間は、1日だけとなった。その限られた時間内に、出来るだけたくさんの鳥を見たいと思うのは、私だけではないであろう。

粟島での初日、午前と午後の探鳥を終え、後は、自由時間とのことであった。同行の方と宿舎の近くにある小学校およびその周辺を散策することにした。そのとき出会ったのが、クロジョウビタキである。最初にその鳥の存在を見つけたOさんに感謝である。「証拠写真を撮ってね。」とのOさんの言葉に、肩に力を入れて撮影したクロジョウビタキ。忘れられない大きな思い出となった。そのとき、夕方で陽の光が弱くなりかけていたが、イカル、コムクドリの群れ、コサメビタキにも出会った。

翌朝は、6時から探鳥ということであったので、私たち4人は、4時半起床5時出発で、付近を散策することにした。桜の木には、たくさんのメジロが飛んで来た。その桜の木に、オオルリ♀がとまった。近くの草地では、マミチャジナイが、熱心に採餌している姿を見ることが出来た。そのマミチャジナイは、ずいぶん体格が良く、警戒心も薄くて、容易に撮影することが出来た。普段は、なかなか姿を見つけにくいウグイスも、その朝、ゆっくり見ることが出来た。

自由時間に出会った鳥たちが、粟島での思い出のアルバムを膨らませ、心に深く刻み込まれるものとなった。Oさん、Kさん、Nさんに心から感謝。

九羽の白鳥