「皐月」から「水無月」へ。そして今日は、もう6月3日である。水無月の由来には、諸説あるようだが、「水張月(みづはりづき)」あるいは、「水月(みなづき)」という説が、しっくりくるような気がする。水無月の「無」は、「の」という意味を持ち「水の月」ということらしい。私が、イメージする水無月は、早苗の揺れる田園風景である。
その田園風景を眺めながら、久しぶりに聞くオオセッカの声。♪ジュクジュクジュク♪ジュクジュクジュク葦原のあちこちから聞こえてくる。しばらくすると飛び立って♪チョチリチョチリチョチリと囀り飛翔。その姿を何とか収めようと悪戦苦闘。しかし、私には、至難の技である。水無月の葦原は、ますます賑やかになりそうだ。