九羽の白鳥 > とりどり日記(2012年6月) > 2012/6/7
さわさわと風が吹き、ベランダの藤ヅルが、右に左に揺れている。小さな藤を植木鉢に植えたのが、まるでジャックと豆の木を連想するかのように、ぐんぐん伸びて、緑の葉を楽しませてくれている。
田んぼ回りをしているとき、久しぶりにサシバに出会った。今シーズンは、度々田んぼを訪れても、カエルの声を聞くことが少ない。カエルの声とサシバの♪ピックィーの声は、私の中では、いつも一緒に響いている。この日、サシバは、鳴くこともなく、電柱から飛び立ち、枯れ木にとまった後、また、静かに飛び立って姿が見えなくなった。