思い出の鳥たち

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[春の粟島 (2)]

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粟島で探鳥するにあたり、ポイントとなる地点のひとつは、小学校周辺および小学校の裏手に広がる畑およびその奥の林であり、もうひとつは、牧平周辺である。

小学校周辺の探鳥を午前中に終え、昼食後、私たちは、牧平に向かった。牧平から眺める日本海は、美しいコバルトブルーで、初夏の陽光を浴びキラキラと輝いて見えた。牧平には、畑が多い。そこでまず最初に出会ったのが、ルリビタキ♀であった。ルリビタキが飛んだ後に現れたのがミヤマホオジロ♀。ミヤマホオジロの♂は、華やかな印象があるが、♀は地味である。この一歩引いた感じのミヤマホオジロ♀が、私は好きである。

牧平では、ノビタキを良く見かけた。虫を運んでいる♀が多かったが、今、子育て中なのだろうか。♂も何回か見かけたが、遠かったり飛ばれてしまったりで撮影するには、いたらなかった。ベニマシコも何羽か見かけた。畑のそばの草地では、真っ赤なベニマシコに出会ったし、木にとまったベニマシコを見ることが出来た。

アトリは、小学校の校庭や小学校裏手の畑で何度か見る機会があったが、なかなか思うような撮影が出来ない。大抵群れでいることが多く、1羽が飛ぶと一斉に飛び立ち、撮影の機会を逸していた。牧平でようやく撮影の機会が巡ってきた。菜の花が咲いている草地で♂と♀のアトリをゆっくり撮影出来たし、日本海をバックに木にとまった姿を撮影することが出来た。

嬉しかったのは、クロツグミに会えたことである。距離があったし、背景が今一つであったが、クロツグミの姿がファインダーに入ったときの嬉しさは、格別であった。

そのほか、牧平では、カシラダカ、ホオジロ、ホオアカ、アマサギ、トラツグミ、ツツドリ、アオジなどを見かけた。

九羽の白鳥