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[2012年の出会い]
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- コミミズク
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冬の葦原で出会ったのは、コミミズク。広い広い葦原を自由自在に飛び回ります。この日、少なくとも3羽のコミミズクが飛んでいるのを見ました。コミミズクの当たり年だったのでしょうか。ずいぶんあちこちで観察されたようです。あの顔立ちが、何とも言えず親しみがあり、温かみがあって、心惹かれる鳥の一つとなっています。
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- ウズラ
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思いがけず雪が降った如月の朝、馴染みの田んぼに出掛けてみました。わずかに雪が積もったところにタヒバリの姿が見えます。カワラヒワやスズメは、群れで雪降る中を飛び回っています。二番穂のところで飛んだのは、オオジュリン。雪の中で寄り添うようにしている2羽の茶系の鳥がいました。最初は、キジの♀と思いましたが、良く見ると小さい。何と初めて見るウズラです。思いがけない嬉しい出会いでした。
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- メジロ
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♪チーチーチー♪聞こえてくるのは、メジロの声。河津桜の咲くころ、散歩道で出会いました。散歩の人も時折、通るだけの静かな静かなところです。こんな近くに河津桜があったとは、知りませんでした。ピンク色の桜の花が、一斉に開いて、メジロが嬉しそうに蜜を吸っています。♪チーチーチー♪また、1羽、メジロが飛んで来ました。花の宴。暖かい春の日の一こまです。
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- ツルシギ
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春のお彼岸の頃に、毎年飛来するツルシギ。いつも5月の連休の頃まで滞在してくれます。今年は、なかなか出会いの機会がなくて、ずいぶん蓮田を探しました。この日、蓮田の近くの畦で羽を休めているツルシギの姿を見つけたときは、胸が弾みました。夏羽に換羽中です。真っ黒な衣装で身を包むのは、2週間くらい後でしょうか。春のツルシギは、変化を見ていくのが楽しみです。
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- エリマキシギ
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私の好きなシギのひとつがエリマキシギです。春の渡りのときも秋の渡りの時も田んぼ巡りをしてエリマキシギを探します。完全な夏羽には、なかなか出会えませんが、ちょっとお洒落な雰囲気のエリマキシギに会うことが出来ました。胸元の黒い羽が、印象的で、深く心に残るものとなりました。ムナグロが、たくさんいる初夏の田んぼで、ゆっくり羽を休めていました。
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- セッカ
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水無月の田んぼには、賑やかなオオヨシキリの声が響き渡ります。それに負けじと♪ヒッヒッヒッ ♪チャッチャッチャッチャッとセッカが鳴いて飛びまわります。セッカは、愛らしくて大好きな鳥です。しかし、なかなか思うようなところには、とまってくれません。この日、忙しく飛び回っていたセッカが急降下。目の前の草地に降りてくれました。田んぼの緑が輝いて見えました。
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- コアジサシ
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梅雨明けの日差しには、眩しさを感じます。その日差しの中をコアジサシが元気に飛び回ります。雨の名残りがあちこちに見られ、コアジサシが水浴びをするのにちょうど良い水溜りも出来ました。夏を迎えるたびに出会いを期待する鳥、コアジサシ。愛の証の求愛給餌も楽しみです。取れたての生きの良い魚を♂から♀へプレゼント。夏の暑さを忘れさせてくれる鳥でもあります。
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- サンコウチョウ
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♪ギュー フィチー ホイホイホイ♪静かな林道を歩くと、魅力的なこの声が聞こえてきます。目の周囲の青いリングと長く伸びて後ろに垂れている優美な尾には、いつも心奪われています。あまり陽の差さない林道を歩くと♪ギュー フィチー ホイホイホイ♪の声が、どこからともなく聞こえてきます。その声の何と神秘的なことでしょう。長い尾をひらひらとさせて天女の舞を見せてくれます。8月の暑ささえも忘れさせてくれました。
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- ツツドリ
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夏の暑さが峠を越す頃、東京近郊の公園や桜並木などで見かけるツツドリ。春の渡りの時には、♪ポポ♪ポポと鼓をたたくような声で鳴いてくれます。しかし秋の渡りのときは、実に静かで無言です。それ故、ツツドリなのかカッコウなのか或いはホトトギスなのかと議論白熱することも珍しくありません。この写真の鳥は、胸の縞模様からツツドリで良いようです。トケン類の識別は、なかなか難しく頭を痛めることも、しばしばです。
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- シギの群れ
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私は、四季を問わず、田園風景が大好きで、好んで田んぼ巡りをします。田んぼ巡りの醍醐味は、春の渡り、秋の渡りのときにシギやチドリに出会うことです。秋の渡りは、夏の暑さが始まるころから休耕田を探し歩き、シギたちとの出会いを心待ちにします。暑さの中で、ずいぶん田んぼに足を運びましたが、今年は、シギたちとの出会いが少なく寂しい限りでした。しかし、台風の去った後の蓮田で嬉しい出会いが待っていました。オグロシギ、オオハシシギ、エリマキシギ、コアオアシシギが一同に会したシギの群れとの出会いです。
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- コチョウゲンボウ
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田んぼや蓮田でシギやチドリとの出会いが、一段落するころ、今度は、猛禽類が姿を見せ始めます。チョウゲンボウは、夏の間でも、時折、姿を見せてくれますが、秋が深まってくると、動きが活発になってくるのでしょうか。度々出会います。しかし、コチョウゲンボウとの出会いは、あまりありません。このコチョウゲンボウは、シギ・チで賑わった後の田んぼで出会いました。緑の草が、辺りを覆って、11月とは思えない光景でした。
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- フクロウ
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鳥の中で、一番人気のある鳥は、フクロウではないでしょうか。北海道を訪れるとき、多くの方が、エゾフクロウとの出会いを期待します。大きなシマフクロウとの出会いも楽しみです。真冬の高原でフクロウが見られるというので、一度出掛けたことがありますが、雪が絶え間なく降り続き、とうとう出会いを果たすことが出来ませんでした。そのフクロウに静かな林で出会いました。モズが一瞬、姿を見せ、驚いたフクロウが目を開けてくれました。嬉しくここに残る出会いとなりました。