とりどり日記

[2006/3/2 〜 2006/4/30]

2006/4/30 アオサギ

オオルリ

今日は、暑いくらいの一日だった。久しぶりに都内の公園を2箇所回ってみた。最初のポイントでは、キビタキ、オオルリの声は聞こえたが、写真を撮るには難しく午前中で切り上げた。

午後訪れた公園は、何回か行ったことはあるのだが、今まで知らなかった所があり大発見でもしたような気分で帰ってきた。広々とした公園の緑は、まばゆいほどでまるで高原か山にでも行ったようであった。肝心の鳥は、素敵な声を聞いたのだが、すぐに遠のいてしまって姿を確認することができなかった。アオサギが、緑の葉陰から「また来てね。」と慰めてくれた。

2006/4/28 カワラヒワ

カワラヒワ

昨日は雨模様の寒い日だったが、今日は穏やかな暖かい一日だった。今、まさに新緑の季節。若葉がまぶしいほどに輝いて見える。亡き義母がこの季節を「緑滴る」と表現したが、その言葉通りだと思う。

まぶしいほどの緑の小道を歩いていくとアカハラが数羽飛び立った。横道に入ると今度は目の前でカワラヒワが採餌している。そっとしておいてあげたいが、前に進まざるをえない。なるべくそっと歩いたが、さすがに飛び立って近くの木に止まった。すると2羽で向き合い写真のような光景になった。あまりに突然のことで右手に荷物を持ちながら夢中でシャッターを切った。

2006/4/26 コアオアシシギ

コアオアシシギ

春の渡りに欠かせないないのが、シギ・チであろう。シギ・チは、その判別がとりわけ難しくついつい敬遠してしまうけれどなかなか味のある鳥であると思う。

今日、思いがけずコアオアシシギに会うことができた。なかなか上品な色で、綺麗な鳥だと思う。もちろん私は、初めての出会いの鳥である。三番瀬や谷津干潟に久しく行っていないが、近いうちに様子を見に行ってみよう。

2006/4/24 オオルリ

オオルリ

数日前のTVで、都内の住宅地のいわゆる屋敷林でオオルリが見られると放映していた。都内だけでなく東京近郊の森や林にオオルリやキビタキなどの渡りの鳥が立ち寄っていることだろう。しかし、私には、なかなかその機会が廻ってこなかった。

今日、はからずもオオルリに出会える機会があり、今もその感激に浸っている。瑠璃色と言うにふさわしいオオルリのあの色は、私にとって憧れの色である。写真に撮ってみるとなかなかに手ごわい色で思うような色にはならなかったが、今回は、これで十分満足である。

2006/4/23 エナガ

エナガ

雨の予報だったが、午前中はなんとか持ちそうなので渡りの鳥に会いに出かけることにした。映画WATARIDORIを見てから「渡り鳥」という言葉に妙に心惹かれるようになってしまった。渡り鳥に会いに行くと書いたが、そう簡単に会える訳がない。それは十分わかっているのだが、淡い期待を抱いて今日も家を出た。

高い木の上で囀っているのは、もしかしてと思ったが、カワラヒワだった。いつもはあまり見かけないスズメもいて、その姿を見る度にどきどきしてしまう。ところがもっとどきどきすることが目の前に展開した。エナガの雛がなんと手の届きそうな所にいるのだ。本当に驚いて体が固まってしまった。その雛もあっという間に飛び立って姿が見えなくなってしまった。「かわいい!!」と思える時間もないほどあっという間に。

2006/4/22 モズ

モズ

もしかすると渡りの鳥に出会えるかもしれない。淡い期待を抱いて今日は、鳥撮りに出かけた。風も優しく吹き、日差しもそれほど強くない。あちこちで聞こえるのは、ヒヨドリの声。もうすぐシベリアに帰るツグミもまだたくさん見かけた。アオジが花の散った桜の木で若葉をちぎって食べている。オナガが次から次へと飛んできて繁みの中に消えた。離れたところの茂みには、アカハラがいるという。アカハラを待っているとモズが急に姿を現してポーズをとってくれた。  渡りの鳥には出会えなかったが、今日も楽しい一日だった。

2006/4/21 エナガ

エナガ

私は田園風景が好きなので、お馴染みの場所を何ヶ所か回ってみた。菜の花の咲く畑の近くでは、ヒバリ、ツグミ、ウグイス、アオジ、ハクセキレイ、ツバメ、カワラヒワ、ムクドリ、シロハラ、アカハラ、コジュケイの姿を見た。その近くの川ではコガモが5羽のどかに泳いでいた。少し歩くと林があってエナガの声がする。よく見るとエナガが、しっかりご馳走を口にくわえている。子供たちへのおみやげなのかしら?そっとそっと見守ってあげよう。

大粒の雨にあったり、強い風に吹かれたりしたが、青空も見え田園風景を楽しむことができた一日だった。

2006/4/19 ツリスガラ

ツリスガラ

朝からどんよりして雨が降りそうな空模様を気にしながら電車に乗った。オガワコマドリのポイントに昨日、ツリスガラが10羽くらい飛んできたとのことを聞き、今日もまた鳥撮りに出かけることにした。もちろん夏羽のオガワコマドリの喉元のブルーも気になっていた。

今日は、オガワコマドリが何度も姿を見せ退屈はしなかったが、5時間くらい経った頃に皆のカメラの向きが変わった。ようやくツリスガラが飛んできたのだ。11cmというからずいぶん小さい鳥だ。声は以前聞いたことがあるが姿を見るのは、初めてだった。

2006/4/17 お気に入りの場所なの

キジ

今日は久しぶりに快晴。風は冷たいけれど、家にじっとしている気分ではない。やっぱり鳥撮りに出かけよう。昨日、雨の中、久しぶりに出かけたフィールドに今日も行ってみることにした。撮り損ねたカワラヒワやヒバリが撮れれば嬉しいのだが。

今日は、狭い範囲でキジの雄を3羽も見かけた。田園風景の中で見るキジは、なかなか美しい。雄はすぐに目についてわかるのだが雌は目立たない色をしているので見つけにくい。今日は運よく雌を近くで見ることができた。目元がなんとも可愛らしい。雌のキジの目元を初めてじっくり見ることができた。雌の方が地味だけれど味わい深い気がする。

2006/4/16 春の風景

キジ

天気予報通り雨になってしまった。久しぶりに近くの田んぼを回ってみることにした。もしかするとシギ・チが入っているかもしれない。田んぼの回りを流れている小さな川には、釣り人が雨の中でも釣り糸を垂れている。カイツブリが愛嬌のある顔でこっちを見てから水の中にもぐった。

川を隔てた田んぼにキジの姿が見えた。雨の中、仲睦まじく歩いている。田の緑の中で雄のキジの色が鮮やかに見える。

   春の野に若菜摘みつつ雉子の声

     聞けばむかしのおもほゆらくに (良寛)

2006/4/15 また来てね

オガワコマドリ

今日は寒い日だった。太陽が少し顔を出したり雲が空を覆ったり空の色がくるくる変わっているような気がした。冬鳥たちの姿が次第に見えなくなりオオルリやキビタキ、ノビタキなど夏鳥の飛来のニュースが聞かれるようになってきた。

ずいぶん楽しませてもらったオガワコマドリは、いつ頃帰るのだろうか。先週、喉のところがずいぶん青くなっていたので今日も様子を見に行ってみた。ブルーが一層爽やかさを増し夏羽のオガワコマドリは、なんとなく大人びて見えた。「チュルチュルチュリチュリ」とかわいい囀りも何度か聞かせてくれた。「どうか元気で旅立って」と願いながら帰路についた。

2006/4/14 旅立ち

カワセミ

冬のなごりの鳥たちの姿が少しずつ見えなくなってきている。近くの公園のツグミの姿が日ごとに少なくなっているようだ。アオジの声もずいぶん少なくなっている。公園の池や近くの川、手賀沼のカモたちも大分前から少なくなっている。

気になっていた近くの公園のハチジョウツグミが昨日、今日と確認できなかった。旅立ったのかもしれない。地味な鳥で人気は今ひとつだったが、姿が見えないと寂しい。とても人気のあった東京のオジロビタキの姿も見られなくなったと聞いている。はるばる遠い道のりを訪ねてきてくれた鳥たちが、無事に帰れるよう願っている。

2006/4/12 鳥たちの広場に追加

夏鳥の飛来が待たれる今日この頃ですが、今回は次の鳥たちを追加および一部入れ替え等いたしました。何度も可愛らしい姿を見せ楽しませてくれたオジロビタキ、一年ぶりに出会えたギンムクドリ、ようやく出会えた真っ赤なベニマシコ、たくさんの人と楽しんだヒレンジャク、日本にはごく少数しか飛来しないニシオジロビタキ、友人がふりそそぐ月の光にたとえたホシムクドリをご紹介いたします。

オジロビタキ ギンムクドリ ベニマシコ

ヒレンジャク ニシオジロビタキ ホシムクドリ

2006/4/11 ポイントKのハチジョウツグミ

ハチジョウツグミ

昨日も今日も曇り空。今日は降水確率80%。今週はずっとはっきりしないお天気が続きそうなので雨が降り出す前に近くの公園に出かけることにした。近くの公園を選んだ理由は、気になっていたハチジョウツグミのその後を見たかったからだ。

先週の終わりごろにポイントAで綺麗なハチジョウツグミが見られるとの情報をいただいたが、地元のハチジョウツグミは今どうなっているのだろうとふと気になったのだ。どんよりかなり暗い条件の中であまり目立たない鳥だが、ずいぶん胸の色が濃くなっていた。今は誰も見向きもしない鳥だが、光線の具合では結構綺麗に見えるかもしれない。また日を改めて出直してみよう。

2006/4/9 お久しぶりね

オジロビタキ

桜の花もずいぶん散ってしまった。葉桜になりかけている木もたくさん見受けられる。昨夜から吹いていた強い風も今朝はやんで暖かく鳥見日和になってくれた。やっぱり今日も出かけよう。

ずっと気になっていたオジロビタキだが、昨夕、まだ見られる旨連絡いただいたので行き先はすぐに決まった。シジュウカラ、オナガ、メジロ、カワラヒワ、コゲラの声は聞こえるけれどオジロビタキの気配がない。もしかして昨日の風と共に旅立ってしまったのかしらとふと不安がよぎる。しばらく歩き回り少し離れたところで鳥撮りをして帰ろうとしたとき目の前にオジロビタキが可愛い姿を見せてくれた。お久しぶり!会えてよかった!

2006/4/8 手賀沼コース

ツグミ

久しぶりに手賀沼を歩いた。「九羽の白鳥」の原点は手賀沼である。ネーミングの由来をときどき聞かれることがあるが、手賀沼遊歩道を歩いたある日、思いがけず九羽のコブハクチョウに出会ったことがある。あの頃、コブハクチョウという名前すら知らなかった。鳥に関心を持ち写真に興味を示すようになったのは、あの九羽のコブハクチョウとの出会いがあったからだ。

今日は、4羽のコブハクチョウを見かけた。一羽は抱卵中であった。菖蒲の花が咲く頃にあのかわいらしい雛の姿が見られることだろう。もうすぐ帰るツグミも近くの葦原で優しい表情を見せてくれた。

2006/4/7 ご近所コース

オナガ

人口約38万人。東京までドアツードアでおよそ1時間。私の住んでいる町である。都市化が進む中、私の住まいから徒歩7〜8分のところに雑木林がまだ残されている。久しぶりに歩いたご近所コース。その雑木林に鳥の声がする。ギュィーギュィーと濁った声で鳴くのはオナガ。コンコンコンコンとコゲラのドラミング。ピーィピーィピーィとうるさいくらいなのはヒヨドリ。それに負けじとジュルギュルジュルとムクドリの声もする。さっきから忙しそうに飛んでいるのはシジュウカラ。少し離れたところの桜にはメジロが蜜を吸いにやってきた。近くの民家の庭先にスズメもたくさん集まった。今にも雨が降りそうな午後だったけれど鳥たちの元気な声を聞きながらのんびり散歩を楽しんだ。

2006/4/4 今日も空振り

ウグイス

葦原の中の道を歩いた。今日は、長靴をはいてきた。途中、大きな水溜りがあって長靴をはいていても一瞬、躊躇した。オオジュリンが何羽も飛び立った。10日ほど前にここを訪れたときは、ツリスガラの声が聞こえたのに今日は、全く聞こえない。アオジも飛んだ。ウグイスがあちらからもこちらからも美声を聞かせてくれる。川面を見ながら草原に腰を下ろした。今朝はずいぶん早く家を出たのでまだ誰もいない。川を隔てた葦原をじっと見つめる。今日こそ会いたい鳥に出会えるかもしれない。そう思ってずいぶん頑張ったけれど今日も空振りだった。

2006/4/1 モズ

モズ

お花見のシーズンになった。あちらでもこちらでも家族やグループなどで花の宴が繰り広げられている。かつて、花の季節によく行ったのは千鳥が淵である。今年もきっと美しい桜の花でたくさんの人々をもてなしていることだろう。

昨日、思いがけず桜の花に止まったモズの姿を見ることができた。あまりに嬉しくてシャッターを押す手が震えたほどだ。やっぱり「花と小鳥」は魅力的だ。今まさに花の季節。あちこち歩いて「花と小鳥」を撮りたいと思う。

SugiBirdさんのHP「流山の野鳥」と相互リンクさせていただきました。

2006/3/31 シマアジ

シマアジ

春の渡りの先陣、シマアジを見てきた。今日は風がとても冷たく池のほとりに立っていると寒いくらいだ。水辺では、ハシビロガモ、オオバン、バン、カイツブリ、キンクロハジロ、ホシハジロなどがのどかにゆったりと泳いだり羽繕いをしたりしている。その中に一羽、みんなの注目を集めている鳥がいる。白い眉斑が目立つシマアジだ。太くてはっきりした眉斑。白と黒と青灰色の肩羽は細長い飾り羽となっていてとても綺麗だ。春の渡りは、これから忙しくなってくることだろう。

2006/3/30 ジョウビタキ

ジョウビタキ

お天気が良いうちにせっせと鳥撮りしようと今日も出かけることにした。松林や桜の木などがたくさんあり昨年の春は、かわいいウサギを何羽も見かけたところだ。今日もまた「花と小鳥」を撮りたいと広い敷地内をずいぶん歩いたけれどビンズイが何回も飛んですぐ姿を消し撮った写真は枝かぶりばかり。シロハラ、アカハラを写真に撮ってみたもののどうもすっきりしない。「なんだか鳥が少ない」とぼやいていたら目の前をジョウビタキが飛んでいった。もうすぐシベリアに帰るので飛ぶ練習をしているのかしらと思うほどよく飛んでいた。ジョウビタキさん!桜の花に向かって飛んでみて!

2006/3/29 カワラヒワ

カワラヒワ

広い園内にあるソメイヨシノは、ほぼ満開であった。ヒヨドリが一羽、満開の桜の中で一生懸命密を吸っている。東屋に腰を下ろし、しばらく桜の花を眺めていた。シジュウカラが4羽、戯れるように飛んできた。この瞬間を写真に撮れたら楽しいだろうなあと思ったけれどあまりに速い動きで私の腕ではどうにもならない。

反対の方角から鳥の声が聞こえてきた。よく見るとカワラヒワだ。近くの公園や田畑でもよく見かける鳥だけれどなかなか良いところに止まってくれない。今がチャンス。そう思ってシャッターを切った。

昨日行った公園での一こまである。

2006/3/28 ジョウビタキ

ジョウビタキ

桜の花が急速に開き始めた。近くの公園でもいろいろな種類の桜が見られるのだが、今日は少し足を伸ばして花と小鳥を撮りたいと思って出かけた。途中、桜の木をたくさん見かけた。場所によって2分咲きだったり5分咲きだったりあるいは、ほぼ満開だったりと様々である。

到着すると、まずウグイスが美声で出迎えてくれた。あちらからもこちらからもウグイスの美しいさえずりが聞こえ桜、ハクモクレン、ハナカイドウ、ミツマタ、ユキヤナギなどの花を愛でながらすっかり聞きほれてしまった。ジョウビタキのお嬢さんもそこに参加して一層楽しくなった。

2006/3/26 カワウ

カワウ

広々と広がる葦原に小さな鳥影が見えた。「ピュイ ピュイ チィョ」と囀りも聞こえる。初めて聞くツリスガラの声だ。アオジの声もする。ウグイスも自慢の喉で「ホーホケキョ」と囀りを聞かせてくれる。時折吹く風は冷たいけれど、春の香りをいっぱい含んでなんとものどかな風景だ。

初めてカワウのコロニーを間近に見ることもできた。一生懸命、巣作りの材料を運んでいるカワウもいる。カワウの家族も春の空の下でのんびりとくつろいでいるように見えた。本命には会えなかったけれど今日は素敵な日曜日だった。

2006/3/25 ホシムクドリ

ホシムクドリ

今年は、冬鳥の飛来が少ないなかで、珍しい鳥が迷い込んで皆を驚かせているような気がする。これも地球温暖化の影響なのだろうか。カラムクドリ、オジロビタキ、オガワコマドリなど普通あまり見られない鳥を見ることができたのは、喜ぶべきことなのだろうか。

そして、ホシムクドリに出会う機会にも恵まれた。緑と紫色の光沢のある羽を見たとき、その美しさに思わず息をのんだ。ムクドリと行動を共にしているが、少し遠慮がちなところがあってなんともいとおしい。

2006/3/24 遠征はしたけれど

ヒレンジャク

湖を右手に眺めながら少し歩くと、天から降るような鳥の声が聞こえてくる。いったい正体は何なのだろうと左手の道を入り長い長い階段を上っていった。靄があたり一面立ち込める中、透き通った声が響き渡ってまるで幻想の世界に迷い込んでしまったような錯覚に襲われた。妖精の声と思ったが靄の中をじっと見つめるとそこにはイカルの群れがありほっとしたり感激したりの遠征一日目であった。

二日目は、なんとかヒレンジャクの水場に降りた場面をと願ったけれど、夢は、はかなく消えてしまった。洞にたまった水を飲みに降りたほんの一瞬を撮ることは出来たけれどなんとも消化不良でまた次の機会の課題として持ち越しとなってしまった。

現地でお世話になった皆様、ありがとうございました。

2006/3/22 チョウゲンボウ

チョウゲンボウ

♪ 春を愛する人は心清き人

  すみれの花のようなぼくの友だち

葦原に続く斜面にはツクシがかわいい頭を出し、スミレやオオイヌノフグリも春の調べを奏でているかのように見えた。時折、ヒバリも舞い上がり、コジュリンの囀りとともに葦原には、春の息吹が満ち満ちていた。

昨日の葦原ではミサゴ、ノスリ、チュウヒ、チョウゲンボウなどの猛禽にも出会った。穏やかな春の空に大きな鳥の姿が印象的だ。とりわけチョウゲンボウのホバリングは、淡いブルーの空を背景に美しい尾羽を際立たせていた。

2006/3/21 コジュリン

コジュリン

♪チョッピチュリリリピッ ♪チョッピチュリリリピッ

広々とした葦原から聞こえてくるコジュリンの声。もうこんな季節になったのかと思う。澄み渡った3月の空に「チョッピチュリリリピッ」の声が響き渡る。しかし声はすれども姿がなかなか見えない。春の風に吹かれ揺れている葦の間にようやく鳥らしい姿が見えた。コジュリンの雄は、「なべかぶり」とか「かしらくろ」の異名を持つように頭が真っ黒だ。しかし、今、目の前の葦原でかすかに姿が見えるコジュリンは、ほとんど黒くない。どうも雌のようだ。もう少しすれば、あの真っ黒な頭のコジュリンが、葦原のステージに姿を見せ堂々と美しい囀りを聞かせてくれることだろう。

2006/3/19 カケス

カケス

菩提寺の山門をくぐると紅梅と白梅が甘い香りで出迎えてくれる。昨日、彼岸の入りにお参りできなかったので今日になってしまった。亡き義母が好きだった梅の花が出迎えてくれるのがなんとも嬉しい。墓参の後、再び電車に乗って昨年コジュケイに出会った小さな公園に行った。餌付けのコジュケイもいるそうだが私が見たのは、自然のものである。1年の間に、すっかり様変わりしコジュケイが砂浴びしていた場所は、整地されてしまっていた。諦めて少し歩き始めるとこんもり繁った林の中で「ギュルル」「キュルル」というような声がする。見上げるとカケスの姿があった。なんだか幼いカケスのように見える。カメラを向けるとすぐに姿を隠してしまった。カケスさん、驚かしてごめんなさい。

2006/3/16 ウグイス

ウグイス

今日は、午前中はなんとかお天気が持ちそうなので早起きして少し遠くに行ってみた。桜にはまだ早いけれど、白梅や紅梅が美しく咲いてそこに小鳥が来てくれればとそんな風景を心に描いて出かけた。木々の芽がずいぶん膨らみ、時折聞こえる小鳥の声も春を告げているかのようだ。「ホーホケキョ」「ケキョ、ケキョ」一番に春を告げる歌声はやっぱりウグイスだ。姿は良く見えないけれどウグイスの歌声があたり一面に響き渡る。「梅に鶯」というわけにはいかなかったけれど、なんとかウグイスの姿を写真に収めることができた。

ウグイスの声をお伝えできないのが残念です。

2006/3/15 ベニマシコ

ベニマシコ

今日は一日忙しかった。明日から天気が崩れるというので、あちこち鳥撮りに走り回ってしまった。午前中出かけたフィールドでは、歩いている私のすぐ脇をカワセミが鳴きながら飛んでいった。やっぱりカワセミのブルーは綺麗だ。青い鳥に出会えたから今日は鳥運が良いかもしれない。池のほとりでは、カモ達が気持ちよさそうに眠っている。ジョウビタキの雌が飛んできて愛想よく尾を振りながらこっちを見ている。アオジも葦原で鳴いている。シジュウカラが木の新芽を啄ばんでいる。本当にのどかな風景だ。

午後からは、車でちょっと遠くまで出かけた。目的地に着くとカワラヒワが数羽、青空を飛んでいった。桜の木に嘴がオレンジ色の綺麗な鳥がいると思って写真に撮ってみたらなんとムクドリだった。ツグミの羽の色もずいぶん綺麗だ。やわらかい新芽を啄ばんでいるスズメの姿もかわいい。ふだん見慣れている鳥であまり人気のない鳥も私はよくカメラを向ける。しばらく歩いていくと聞きなれない鳴き声がする。なんとヤナギの新芽にベニマシコが止まっているのだ。ベニマシコの雌は、北海道で出会ったことがあったが赤いベニマシコになかなか会えなかった。やっぱり青い鳥が良い鳥運を運んでくれたのだ。帰路の渋滞を気にしながらずいぶんたくさんシャッターを切った。

2006/3/14 ウミアイサ

ウミアイサ

ずっと気になっていた海辺の探索に今日、ようやく行ってきた。本命は昨日旅立ったらしいとのことでやはり一足遅かったかと悔やまれる。でも考えようによっては来年の楽しみが一つ増えたということになるのかもしれない。久しぶりの海辺では、夏羽のハジロカイツブリ、ホオジロガモの雌雄、ヒドリガモ、スズガモ、夏羽のカンムリカイツブリ、ウミアイサの雌雄もいた。コチドリも一羽忙しそうに歩いていた。ウミアイサの雌は、お風呂上りの女性がシャンプーをした後の髪の毛を潮風に当てているように見えなんとも楽しい気分になった。

2006/3/13 ヒレンジャク

ヒレンジャク

一度ゆっくり会いたいと思っていたヒレンジャクにようやく会うことができた。実は、昨日ほんの一瞬、別のところで見たのだけれどあまりにも短い時間で写真を撮ることもできなかった。それが今日は、ゆっくり時間をかけて見ることができた。「鳥との出会い」は「人との出会い」でもあると常々思っているけれど今回もお世話くださる方がいてヒレンジャクに会うことができた。

ヤドリギの実は、2月の末に山中湖で見たよりも色づいていてヒレンジャクの食欲をそそっているようだ。美しい赤い尾羽が緑色のヤドリギの中で見え隠れしている。まるでかくれんぼをしているかのようだ。時々、ヤドリギではない木にも飛んでいって休んでいる。鈴を転がすような優しい声も聞こえてくる。ヒレンジャクを十分それもゆっくり見ることができ素晴らしい一日となった。

2006/3/10 鳥たちの広場に追加

白い羽が美しい猛禽・ケアシノスリ、鳶色といわれる体色のトビ、額から下腹部までが白く、下尾筒が茶色のシロハラクイナ。今回はこの3種のご紹介です。

ケアシノスリ トビ シロハラクイナ

2006/3/7 オジロビタキ

オジロビタキ

お天気を心配しながら友人と連れ立って鳥見に行くことにした。花曇というにはちょっと時期が早いけれど今日のお天気はそんな感じの空模様だ。最初にオジロビタキのポイントに行った。前回、訪れたとき親切に教えてくださった方にお会いでき今日もまたお世話になって念願の花とオジロビタキの写真を撮ることができた。  次に回ったオガワコマドリのポイントでは、到着と同時に鳥が出ていて大いに慌てて撮ったので今ひとつの写真ばかりであった。オジロビタキもオガワコマドリも友人は、初見とのことで喜んでもらえ嬉しい一日となった。

2006/3/6 アリスイ

アリスイ

アリスイ」漢字では「蟻吸」と書く。初めてこの名前を聞いたとき一体本当に鳥なのかしらと思った。それがまたキツツキ科というのでなおさら驚いた。キツツキ類だけれど自分では巣穴を掘らず、他のキツツキ類の古巣や枯れ木の穴などに営巣するそうだ。地上や朽ち木であり類を好んで食べるらしい。今日も地上で一生懸命、採餌していた。なんとも不思議な鳥である。

2006/3/5 ヒヨドリ

ヒヨドリ

今日も暖かい一日だった。木々の芽が日毎に膨らみ、時折吹く風もやさしい春の薫りを含んでいる。1時間ほど電車に揺られ春の小川で遊んできた。近くの畑には、菜の花が咲きヒバリのさえずりも聞こえてくる。小川には、コガモ、カルガモ、オナガガモなどがゆったり泳いだり、岸辺で眠ったり羽繕いをしたりなんとものどかな風景だ。岸辺の木にヒヨドリが止まっている。柔らかい新芽をおいしそうに啄ばんで満足そうに見えた。

2006/3/4 鳥たちの広場に追加

青とオレンジ色の斑が印象的なオガワコマドリ、住まいの近くに飛来したハチジョウツグミ、顔の黄色と黒、冠羽が特徴で美しいミヤマホオジロ。今回は、この3種のご紹介です。

オガワコマドリ ハチジョウツグミ ミヤマホオジロ

2006/3/2 ミヤコドリ

ミヤコドリ

昨日一日降り続いた雨もあがったので、久しぶりに浜辺を歩いてみた。潮の引いた浜辺には、たくさんの貝殻があり子供の頃、好んで集めたことを思い出した。カモメやウミネコが波打ち際で採餌している。よく見ると、蛤のようだ。それを上手に嘴で拾い上げ、飛び上がって空中で貝を落としている。落ちたはずみに貝が開くのだろうか。

そのとき、ミヤコドリが群れになって飛んできた。嘴の朱色の鮮やかさと黒と白のコントラストが印象的な鳥だ。たくさんのミヤコドリを間近に見ることができ、今日はとても嬉しい気分で家路に着くことができた。

写真家・中野耕志さんのHP「Strix」と相互リンクさせていただきました。

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