タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

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[ ルリビタキ ]

ルリビタキ

2010/3/18 もうすぐお別れ

春分の日、あるいは秋分の日の主旨はそれぞれ、「自然をたたえ、生物をいつくしむ」と「祖先をうやまい、無くなった人々をしのぶ」となっている。その春分の日、あるいは秋分の日を挟んで前後3日間が彼岸である。そして今日は彼岸の入り。お墓参りをされた方も多いのではないだろうか。

久しぶりに菩提寺の山門をくぐると、わずかに数輪残った白梅と紅梅が出迎えてくれた。本堂の前のハクモクレンとシモクレンは、今が見頃。見事な花をつけている。ユキヤナギも真っ白な花をつけ、本当に雪が降ったイメージである。墓参の人も多く、行き交う人が、それぞれ「おはようございます。」と挨拶するのが、何とも清々しい。

昨日、ルリビタキに出会った。コブシのまだ蕾の固いところにとまって何を考えているのだろうか。時々ぐぜりが聞こえてくる。やがて囀りとなり亜高山帯へと移動していくことだろう。別れの日も、間もなくやってくる。コブシの花が咲く日も、もうすぐ。

九羽の白鳥