タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

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[ キヅタアメリカムシクイ ]

キヅタアメリカムシクイ

2010/3/30 出会い

鳥に関心を持つようになったきっかけは、手賀沼のコブハクチョウである。今朝、沼のほとりで、8羽のコブハクチョウの飛翔と11羽のコブハクチョウの飛翔を見た。颯爽と湖面を渡るように飛び、実に優雅で、夢のある絵画を見ているようであった。

鳥たちとの出会いは、本当に不思議である。身近な鳥、渡りの鳥、その地域でしか見られない鳥、珍しい鳥。楽しい出会い、思いがけない出会い、小さな出会い、大きな出会い。出会いの形は、色々だが、鳥に出会えた瞬間の感激は、いつも新鮮である。

1月に神奈川県で発見されたというキヅタアメリカムシクイ。発見者の方は、聞きなれない地鳴きを耳にして、日本初飛来というその鳥の存在に気がついたという。素晴らしい大発見である。しかし、その後、行方知れずとなっていたようだ。それが、最近、再発見されたとの嬉しいニュース。 私も一目会いたさに馳せ参じた。

流石にムシクイというだけあって、その動きは俊敏である。黄色い腰、両腋にある黄色い斑、そして黄色い頭頂の斑。この黄色が、可愛らしいを強調し、鳥の動きを目で追いながら、絶えず楽しい気分であった。鳥は小さかったが、心に残る大きな出会いとなった。

九羽の白鳥