九羽の白鳥 > とりどり日記(2010年4月) > 2010/4/7
雲が厚く、今にも泣き出しそうな空模様。沼のほとりに出かけようか散々迷ったが、久しぶりに近隣を散策することにした。小学校も中学校も授業が始まっているらしく、校庭はひっそりしている。校庭の桜は、今がちょうど見ごろ。時折、花びらが、はらはらと散り、まるで雪が舞っているようだ。駅前の桜も、桜通りの桜もあっという間に、もう葉桜。寒い頃から、桜の開花を待ちわび、花が咲いたと思ったら、もうお別れ。何ともあっけない花の命である。
沼のほとりの桜は、湖面から冷たい風が吹きつけるためか、開花がずいぶんゆっくりしていた。木によって開花がまちまちで、固い蕾の木もあり、そこにコゲラが飛んで来た。コゲラは、良く見かける鳥だが、案外、動きが速く、高い木の上に上ってしまうので、思うような位置では、なかなか撮影出来ない。今度は、桜の花のところで出会いたいものである。