九羽の白鳥 > とりどり日記(2010年4月) > 2010/4/14
今日は、また風の冷たい一日だった。花冷えという言葉があるが、四月とは思えないような肌寒い日があり、戸惑っている。その故か、桜がそろそろ終盤戦と言われながら、まだ名残りの花を、ちらほら見かける。
私の好きな葦原では、ひところ、たくさんのオオジュリンで賑わっていた。入れ替わり立ち替わり、次々にオオジュリンが現れて、枯れた葦をパキパキ音立てて、葦の中の虫を啄ばむ。その姿を間近に見ることが出来るので、ずいぶん足を運んだ。しかし、そのオオジュリンも旅立ち、静かな静かな葦原になってしまった。
そのオオジュリンに水路で出会った。もう旅立ってしまったと思っていたオオジュリン。すっかり夏の衣装に衣替えして、見違えるような姿。北海道では、出会ったことはあるが、近くのフィールドで出会えたことが、新鮮で、心弾む思いがした。夏羽のオオジュリン。その新鮮な出会いに感謝。