九羽の白鳥 > とりどり日記(2010年8月) > 2010/8/1
「ケリリ」という鳴き声に由来するというケリ。吹く風が冷たくなり、田んぼに二番穂が揺れる頃、ケリの姿を見かけるようになる。夏にも手賀沼で見たことがあるが、どこに移動したのか、すぐに姿が見えなくなってしまった。
関西では、決して珍しくないケリだが、関東では、案外見られないものである。5月の初めに富山で雛と一緒のケリを見たことがある。あの時、カラスが近づくと「ケリリ」「ケリリ」と激しく鳴いて飛んだ。あれは、雛を守るためだったのだろう。
先日、運良くケリの幼羽を見ることが出来た。今頃、あのケリは、どこにいるのだろうか。