九羽の白鳥 > とりどり日記(2010年10月) > 2010/10/7
雲は多いものの、秋の気配が、そこかしこに感じられるようになった。土手沿いのススキが、秋の風に揺れている。今年のススキは、30日遅れとテレビで報じていた。猛暑が災いしてか、お米の出来具合も今一つとか。ずっしり実ったまま、収穫されずにいる稲田が、たくさん目につく。
秋の渡りのシギたちの姿を見られる日も後わずかと思い、今日も田んぼへ向かった。最初の出会いは、コアオアシシギとアオアシシギ。遠くにツルシギの姿も見えた。しかし、すぐに飛んで姿が見えなくなってしまったので、別の田んぼを回り、しばらくして戻ってみると、ツルシギがすぐ近くに降りていた。2羽が並んで、空を仰いでいる。猛禽を警戒しているのかもしれないが、「見上げれば秋の空」とつぶやいているようにも見えた。