タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

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[ ムギマキ ]

ムギマキ

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2010/10/30 信州の秋

紅葉の美しい季節に一度訪れたかった信州。何とか体調も回復し、急に思い立って出掛けることにした。信州を訪れたのは、10月28日〜29日である。

初夏に訪れたときには、水芭蕉やリュウキンカ、カタクリなど花を楽しみ、繁殖のために訪れた鳥たちとの出会いが待っていた。今回、一番会いたかったのは、何と言ってもムギマキである。ほんのひととき、秋の渡りの途中、栄養補給のために立ち寄るムギマキ。胸元のオレンジ色の鮮やかさを一目見たい。

ムギマキは、ツルマサキの実を好んで食べるという。初日の10月28日は、雨の中、ツルマサキのところで、しばらく待ったが、現れたのは、マミチャジナイだけであった。翌29日、朝早くは、雨も風もあったが、願いが通じたのか、青空が見えてきた。前日と同じようにツルマサキのところに行くと、先客があり、朝早くムギマキが出たと教えてくださった。しばらく待つが、ムギマキの出る気配はなく、移動しようとした途端、ムギマキが現れた。枝かぶりだったり、逆光だったり、散々振り回されたが、鮮やかなオレンジ色を、この目で、しっかりと見ることが出来た。

しばらく紅葉を楽しんで、また、ポイントに戻ってみると、今度は、遠くのツルマサキに姿を見せてくれた。距離はあったが、念願のムギマキに会えて思い出のページが大きく膨らんだ。

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