九羽の白鳥 > とりどり日記(2010年12月) > 2010/12/9
ハギマシコ、オオマシコ、ギンザンマシコ、ベニマシコなど「マシコ」とつく鳥は、「猿子」と漢字で書き、サルの古名に由来するという。いずれも一度、あるいは数回出会ったことのある鳥たちであり、心惹かれる鳥たちである。
その中で、一番地味な鳥が、ハギマシコであろう。萩猿子。胸腹部に白や淡い紅色の斑が密にあり、これをハギの花にたとえたのが名前の由来になっていると「山渓名前図鑑 野鳥の名前」にある。
今回、初冬の北海道を訪れ、漁港でハギマシコの群れに出会った。スズメの群れの中にいて、採餌し、またワァーと一斉に飛び立っていった。初めて林道でハギマシコに出会ったときとは、ずいぶん印象が異なって見えた。今度は、雪の中で出会ってみたいものである。