昨日、雨あがりに、川に沿って歩いてみた。川面は、冬の日差しを浴びてきらきらと輝き、背の高い枯れ草の間からは、小鳥の声が聞こえてくる。早いもので2月も、もう半ば。春の足音が聞こえてきても不思議はない。その小鳥の声は、アオジ、ジョウビタキ、シジュウカラ、コゲラ、そしてベニマシコだった。
♪フィッフィッフィッ。ベニマシコの声が、だんだん近づいてくる。ほどなく枯れ草のところに2羽のベニマシコ♀の姿が現れた。かなり近い距離だったが、一向にこちらを気にする様子もなく、採餌に夢中であった。思いがけないベニマシコとの出会い。ほんのひとときだったけれど、春の風が、頬を撫でていったような嬉しい気分に浸ることが出来た。