今シーズンは、鳥たちの飛来が少ないという嘆きの声を何度も耳にしたが、レンジャク、マヒワ、トラツグミに関しては、当たり年のようで、何度か出会いの機会があった。特にレンジャクは、11月末に北海道でキレンジャクの非常に大きな群れに出会いナナカマドの赤い実を啄む姿を初めて見ることが出来た。
1月に訪れた北海道でも、雪が舞う中、キレンジャクの姿を写真に収めることが出来た日の感激が、今も鮮やかである。昨日、思いがけず、ヒレンジャクを間近に見る機会が巡ってきた。遠くの枝ばかり目で追っていると、「もっとずっと手前の枝ですよ。」と教えてくださる方があり、その近さに驚いた。数人のカメラマンが、いるにもかかわらず、堂々とそしてゆったりと、そのヒレンジャクは、羽を休めていた。嬉しい出会いのひとこまである。