タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

[ 新春の林の鳥 ]

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2016/1/11 新春の林の鳥

海に面した一体に広がる防風林。一歩入ると静かな散歩道が続き、小鳥たちの声が聞こえて来る。初めてこの林を訪れたとき、三度ほど訪れたことのある離島を思い出した。その離島は、日本海に面しているが、ここは、太平洋が目の前。海に面した林の中は、あの離島と環境がそっくりである。

お腹の黄色い珍しい鳥が出ているとのことで二度ほど出掛けてみたが、その相手は、なかなか手強い。目的は、果たせぬまま、出会った鳥たちをここに書き留めておきたいと思う。

ハゼノキには、色々な鳥たちが姿を見せた。一番多かったのが、メジロである。何度も何度も姿を見せるメジロを観察しているとメジロは、案外怖い目つきをしていると改めて気が付く。シジュウカラ、スズメ、ヒヨドリ、コゲラ、シロハラなどハゼノキレストランは、大盛況。近くの松の木には、キクイタダキも姿を見せた。アオジは、松林の中で、たくさんたくさん動きまわっている。

この林の中には、たわわに実ったハゼノキのほか、ツルウメモドキやトベラの木、松の実など鳥たちにとっては、豊富な食材に恵まれ、格好のお食事処となっている。まさに小鳥たちの楽園ということになるだろう。この豊かな自然が、いつまでもいつまでも続くよう願わずにはいられない。