大磯町、照ヶ崎海岸のアオバトの美しさに惹かれているYさんから、お誘いいただいて早朝目的地に向かった。 朝日のなかのアオバトの美しさは格別とのことで大いに期待していたのだが、あいにくの曇り空と強い風で期待通りにはいかなかった。
早朝4時半から観察を続けておられる方からいろいろお話を伺えたのは、とても心に残る嬉しいことである。 波に呑まれたアオバトを保護し真水で洗って無事に飛べるようにしてあげることもあるという。 これからも大磯の海で美しいアオバトが見られるよう心から願っている。
台風が過ぎた後、また暑い日差しが照りつけた。
たくさん雨が降ったので稲の実った田にもずいぶん水量が増えていた。収穫を前にした稲にスズメが群れている。新米の味見をしているかのようだ。
トンボもずいぶん飛んでいた。暑いとはいっても、もう秋が近づいている。
今日は、いつもより早めに鳥見に出かけた。現地につくとすでにスコープを構えている人がいる。しかし私にはハクセキレイが数羽目に入るだけで鳥影が見えない。他のところに回ろうとしたとき大先輩のSさんご夫妻が、声をかけてくださった。
離れたところの休耕田にヒバリシギがいたとのこと。早速、行ってみる。しばらく探してヒバリシギが見つかった。カメラに気づいてすぐに遠くに行ってしまったが、なんとか写真を撮ることができた。Sさんご夫妻に感謝!
今日も鳥見に出かけた。
ここのところサギの姿を多く見かける。しばらく居て帰ろうとしたとき、休耕田の草むらのなかになにやらシギの姿が見えた。よく見るとタマシギだ。とても上手に草の中に身を隠している。なかなか全身を見せてくれない。初めてタマシギに会えた今日の鳥見はとても満足であった。
この頃、よく若鳥(幼鳥)を見かける。
今日も、いつものフィールドへ出かけた。風もほとんど吹かず暑かった。ひところ多かったアマサギは、ずいぶん少なくなってきている。昨日、バンの親子を見かけたあたりにカイツブリがいた。まだ若い。しばらく同じ所でじっとしていてくれた。このカイツブリの若鳥は一羽で行動しているようだ。
コチドリ、ハクセキレイ、イソシギ、ヒバリ、カワラヒワ、セッカ、ツバメ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、バン、オオバン、キジ、コブハクチョウ、カルガモ、スズメなども見かけたが、若鳥が結構多い。あまりに暑いのでいつもより早めに切り上げた。
帰り道、ゴイサギの幼鳥が楽しそうに飛んでいた。
人間の存在の弱さ、もろさに今、直面している。息苦しさから解放されたくて稲の緑が広がる田にときどき足を運ぶ。
今日も、ツバメが飛び交う緑の田園風景をしばらく眺めていた。ふと近くの水田に目を移すと見慣れない鳥がいる。なんという鳥だろう。コチドリたちと仲良く採餌している。
帰宅後、鳥について見識の高い方に伺ったところエリマキシギの若鳥と判明した。浮島まで何度通っても会えなかった鳥だ。なんだかとっても嬉しい。
エリマキシギさん。希望と力をありがとう。
鳥たちの広場に、三宅島の鳥 アカコッコ、 イイジマムシクイ、 オーストンヤマガラ、 シチトウメジロ、 タネコマドリ を追加しました。7月8日に撮ったものです。
今日も暑い。いつものフィールドでバンの若鳥に出会った。
なんとなく心細そうな表情で草陰にじっとしていたが、勇気を出して少しずつ泳ぎ(歩き)はじめた。草むらから草むらへ姿を隠すように移動している。ひとり立ちしてまだ日が浅いのかしら。 元気で大きくなってね。
いつものフィールドに今日も足を運んだ。私の姿を見て飛び立ったと思ったアマサギだが、すぐにそれが勘違いだとわかった。
トラクターがやってきたのだ。まるで父親の帰りを待っていた子供たちが一斉に玄関に走っていく姿のようでなんともほのぼのとした気分になった。いつの間にかあちこちの田からアマサギが集まり100羽近い数になった。
トラクターの耕した後、地表に出てくる虫を食べているのだ。トラクターの後を小走りに追いかけていくアマサギ。その姿は、無邪気な子供の姿と同じで懐かしい郷愁を覚えた。
アオバズクのヒナの写真を見せていただいた。情報をいただきながらタイミングが合わず、とうとうこんな時期になったが、無性にアオバズクのヒナに会いたい、できれば何羽か並んだところを写真に撮りたい、と欲張りなことを考え埼玉に行ってきた。
高い木の上にヒナはいるのだけれど、写真を撮るにはなかなか難しい。それでもなんとか写真を撮ってみた。「来年はもう少しなんとか」と鬼が笑いそうなことを考えている。
深山の鳥と、長い間思っていた鳥ブッポウソウ。その鳥が東京で見られるという。最初、耳にした時は半信半疑であった。しかし複数の方から情報をいただき今日、思い切って行ってきた。
樹齢何年くらいになるのだろうか。静かな神社のご神木にその鳥はいた。その姿からは、想像できない声で鳴き、美しい羽も一瞬見せてくれた。
近くの町の公園へ久しぶりに行ってみた。話題は前日の大きな地震。私は、その時、都内のある病院の12階にいた。あまりの揺れに顔が引きつるのがわかった。エレベーターはもちろん、交通機関がストップし帰宅がずいぶん遅くなった。探鳥に出かけるときなど別のルートも調べてから出かけることにしようと思った。
話題が逸れてしまったが、久しぶりの公園で思いがけずバンの親子に会えた。それも睡蓮の上を親子で歩いている微笑ましい光景である。嬉しくて思わずシャッターを切った。
東京には、たくさんの神社がある。そのなかのひとつを訪ねた。ずいぶん前からアオバズクが毎年飛来するという。
雌雄のアオバズクが一本の枝に止まり時々ぱっちりと大きな目をあけあたりの様子を伺っている。離れたところにある洞のヒナを気遣う親心なのだろう。心無い人が夜ストロボを使い、鳥にはもちろんのこと近隣にも迷惑をかけたことがあるそうで神社の境内は駐車禁止となっている。
アオバズクのヒナが無事巣立ちし、来年もまたその次の年も飛来してくれるよう祈りながら神社を後にした。
日光白根山探鳥会に参加した。梅雨明けを思わせるようなお天気で暑い。その上湿度もあって白根山の涼しさが楽しみだ。
バスの故障で2時間遅れで目的地に到着。ロープウエィで一気に600m上り山頂駅に着くとコマクサが出迎えてくれた。標高2000m。さすがに空気がちがう。鹿避けの扉を開け登山道に一歩踏み入れると早速キクイタダキの美声が聞こえてきた。しかし、登山者の鈴の音が大きく響き休日で人も多くなかなか探鳥は難しい。
人通りが途切れるとルリビタキが、素晴らしい歌声をしばし聞かせてくれた。しばらく行くと今度はミソサザイの囀り。姿は見えないけれど歌声が樹間に響き渡る。木肌にそっと触れるとひんやりとして心地よい。メボソムシクイ、ヒガラ、コガラ、ウソの囀りも時折聞こえた。
鳥の写真が一枚も撮れずがっかりして山麓駅に着くとキセキレイが大サービス。その上、ニュウナイスズメの親子も姿を見せてくれ満足して帰路についた。
今日は、朝からどんよりしていて今にも雨が降りそうなお天気。お昼頃、少し薄日が差してきた。外へ出た途端、雨が降り始めたが昨日見たスズメの幼鳥がもう一度見たくて出かけることにした。
いつもよく行く川沿いに今日も釣り人が数人釣り糸を垂れている。昨日あれほどたくさん見かけたスズメだが今日は見当たらない。少し離れた水田にツバメがたくさん飛んでいる。カメラを向けてみたがツバメの速さには、とても追いつけない。諦めて帰ろうとしたとき、川になにやら動くものが見える。川沿いに歩いて近づいてみるとカルガモの子供たちだった。子供たちだけで整列してお行儀良くまるで行進しているようだ。隊列を崩さず真剣に行進している。その様子が微笑ましく思わずカメラを向けた。カルガモさん、元気で大きくなってね。
竹芝桟橋を7日の22時30分発の東海汽船かめりあ丸に乗り、三池港に4時50分に着いた。到着時のガス濃度はレベル4でガスマスク着用とのこと。一瞬不安がよぎる。竹芝桟橋で買いそびれたので三池港の観光案内所で求めた。(専用マスク¥2,100、ガス吸収カートリッジ¥420)。
港で待っていたバスに乗り(5時頃発)大路池で降りた。バスで隣の席にいた方から、三池港付近はいつもガス濃度が高く、大路池付近は大丈夫と聞いて一安心。
Kさんから情報をいただいていたアカコッコ館水場付近を中心に7時間余り探鳥をし、大路池発13時27分のバスで三池港に戻った。14時30分発の東海汽船かめりあ丸に乗り20時45分東京港(竹芝桟橋)に無事到着した。
探鳥の様子は、鳥たちの広場・三宅島の鳥たち をご覧ください。
気にかかっていた用事が済んで思いがけず時間ができたので近くの田んぼに行ってみた。田を吹く風が心地よい。
行く手の農道をメスのキジが横切った。と思ったらキジのヒナ(若鳥)が3羽その後を追いかけるようにして田んぼの中に消えた。近づいてみようと思った途端3羽が飛んだ。キジさん、お母さんとゆっくり散歩してね。
鳥たちの広場に、 カケス、 ノビタキ、 ヤブサメ を追加しました。雨の野辺山高原で出会ったノビタキの可愛い巣立ちビナもご紹介しています。
清里のねむの木ペンションに一泊し、清里・野辺山高原の探鳥ガイドをお願いした。ヤマセミ、オオルリ、キセキレイ、ノビタキ、ホオジロ、ホオアカ、コヨシキリ、カッコウ、カワラヒワ、モズ、コムクドリ、コガラ、ヤマガラ、ゴジュウカラ、エナガ、シジュウカラ、メジロ、ウグイス等が観察できた。
天気予報が当たって途中から本格的な雨になり初見のノビタキも雨の中での撮影となった。近くに幼鳥もいて、盛んに愛嬌をふりまいていた。
季節を選んで、天気のよい日に再度訪れてみたいと思っている。
◇◇ これまでの 『とりどり日記』 ◇◇ | |
[2005/ 5/30 〜 2005/ 6/26] |
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