冬の蓮田、とりわけ収穫の済んだ後の蓮田は、何とも寂しい。その蓮田に、例年、越冬のシギ・チが見られるのだが、今シーズンは、ほとんど姿を見かけない。オオハシシギやエリマキシギなど、今まで越冬しているのが、ごくごく当たり前と思っていた。昨年、11月にオオハシシギ数羽の姿をみたときは、間違いなく越冬するものと思っていた。しかし、移動してしまってオオハシシギの姿はない。なかなか会えないと知りながら、それでも蓮田に通う。
その蓮田で比較的良く姿を見かけるのがタカブシギである。タカブシギは、クサシギと同じように地味で目立たない。今シーズンの蓮田では、タカブシギとの出会いも貴重で嬉しいものになっている。