冬枯れの田んぼや蓮田を回ってみても、今シーズンは、シギ・チとの出会いが極端に少ない。そのような中で、全く偶然であるが、ハマシギ100羽以上の群れ、オオハシシギ、エリマキシギそしてムナグロ30羽ほどの群れに出会った日があった。
四季を問わず、私は、田んぼ巡りをする。それは、シギ・チと出会ったときの心弾む思いが私を元気づけてくれるからである。あの日、久しぶりに見るオオハシシギやエリマキシギ、反転するハマシギの美しさ、金色のムナグロにずいぶん胸弾む思いがしたものであった。同じ田んぼに、タゲリやタシギ、タカブシギなど顔触れが多彩で、少し離れたところには、ホシムクドリまでいたのだから不思議で驚くべき日であった。
この時期に、たくさんのムナグロを見る機会も、なかなかないのではないかと思う。