今日から弥生。弥生の言葉の由来は、草木がだんだん芽吹く月ということらしい。昨日、一面の銀世界になったのが、夢だったかと思うほど、今日は、すっかり雪がなくなり、大地が姿を見せている。枯れ草色だった田んぼには、若草色の新芽が、ほんの少し顔を見せ、春の息吹を感じる。
今日、近くの田んぼを回ってみた。シギ・チのシーズンには、まだ早いけれど、かすかな期待を持って。田んぼは、実に静かだった。シギ・チとの出会いは、叶わなかったけれど、思いがけずコハクチョウに出会った。ここでコハクチョウに会うのは、初めてである。成鳥1羽、幼鳥3羽。おそらく母子であろう。幼鳥は、一心に二番穂を啄んでいた。もうすぐ故郷への長い旅路が始まる。