冬の寒さをイメージする如月から春の柔らかさ、暖かさを思い描く弥生へ月が変わり、辺りの空気も春めいてきたようだ。音立てて降る雨も、春を運んで来ているような気がする。
雨の予報を気にしながら、久しぶりに蓮田に向かった。前回、訪れたときは、あちらの蓮田、こちらの蓮田といたるところに見られたタシギが、今日は、なかなか出会えず、やっと6羽の群れを観察。他には、ハマシギ3羽、タカブシギ、クサシギのみ。
草原に回ってみると、ノスリが杭にとまっている。ポツリポツリと雨が降り出し、車の中でしばらく様子を見ていると、ハイイロチュウヒ♀が飛んできた。そのハイイロチュウヒが、目の前の草むらに降り立った。飛んでいる姿は、何度も見ているが、このような条件で見ることは、初めて。シャッターを押す指に思わず力が入った。