九羽の白鳥 > とりどり日記(2012年3月) > 2012/3/9
今日も雨。今年は、梅の開花が遅れているというが、この雨で公園や梅林の梅は、いくつか開花しただろうか。「梅一輪いちりんほどのあたたかさ」(服部嵐雪)この時期になると必ず思い浮かぶ句である。
暗くて雲の暑い日にコミミズクに出会った。草原を自由自在に飛んでいるコミミズクは、キョロキョロと辺りを見渡しその日の糧を物色中。何羽か飛んでいたコミミズクだが、1羽は、ずいぶん白っぽい個体であった。渋い枯れ草色のエノコログサが揺れる光景は、ひととき夢を見させてくれるものであった。