春の渡り。田んぼで見られるシギ・チの中で真っ先に姿を見せてくれるのがツルシギ。例年、春のお彼岸の頃に飛来し、その後、夏羽への換羽の状況を見守っていくのを楽しみにしている。しかし、今シーズンは、3月18日に観察して以来、ずっと姿を見かけなかった。
昨日、遠くの蓮田で1羽のシギが眠っているのを見つけた。双眼鏡で見ると、どうやらツルシギらしい雰囲気。そのツルシギが起き出すのを待っていると、いつの間にか2羽になり、やがて4羽になった。その4羽が採餌しているところへ2羽が飛んできて6羽になった。その後8羽になったと聞いているが、なかなか会えなかったツルシギだけに心が弾んだ一日であった。