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新緑の美しい季節となった。通い慣れた田んぼへの道すがら、見かける木々の目に何と爽やかなことだろう。まだ初々しい若緑の美しさは、格別だ。道端のカラスノエンドウや綿毛になったタンポポも季節の移ろいを感じさせるものである。
今日の田んぼでは、ハマシギ3羽に出会った。昨日、2羽見かけていたのだが、あまりに遠くて写真には、不向きであった。せっせ、せっせと餌取りに余念がない。たくさんのムナグロと一緒に行動していて、飛び立つときも休息する場所も一緒。お腹は真っ黒。ハマシギも夏の色だ。
春を通り越して、いきなり初夏を迎えたような気持ちの良いお天気が続いている。田んぼを歩くとヒバリが空高く舞い上がり、セッカが♪チャチャ♪チャチャと忙しく飛び回る。川沿いの葦原では、オオヨシキリが♪ギョギョシ♪ギョギョシと夏の到来を告げているかのようだ。
水の入った田んぼに、たくさんのムナグロが入っている。その中に数羽のキョウジョシギとキアシシギ、そしてトウネンが2羽。トウネンも夏の色だ。こんなに小さな体で長い旅路を、ようこそ!たっぷり栄養補給してゆっくり羽を休めてね。
桜通りの桜は、すっかり緑色一色になり、初夏の雰囲気が漂っている。少し歩いて遠くの木々を眺めると萌黄色、若緑、青緑、深緑など実に様々な緑が折り重なるように見えてくる。いつの間にか花の季節から若葉の季節に移り変わっている。
少しの時間、田んぼを回ってみた。田起こしされ水の入った田んぼにムナグロがたくさん入っている。この田んぼに、これほどたくさんのムナグロの姿を見るのは、何年振りだろうか。懐かしい思い出に浸りながら、田んぼをゆっくり歩く。
雨が音立てて降っている。時には、雨の日も心落ち着き良いものだと思う。普段、なかなか出来ない画像処理、読書など雨の日には、うってつけだ。
桜の頃に出会ったスズメ。桜の木には、たくさんのスズメが蜜を吸うために集まってくるのだが、ヒヨドリが来れば、一目散に逃げてしまう。遊歩道を歩いていると満開の桜の花がポトポト落ちてくる。花の道が出来るほどだ。スズメは、太くて短い嘴のために、がく側から蜜を吸い取ろうと花をちぎってしまうらしい。桜には、いろいろな小鳥がやってくる。
肌寒さを感じる日が、いつまでも続いていたが、ここ2~3日、ようやく春らしさを感じ、ほっとしている。桜の花も寒さの影響だろうか、つい数日前まで楽しむことが出来た。その桜に思いがけずコムクドリが姿を見せ、ほんの一瞬であったが、出会いを楽しむことが出来た。嬉しい卯月の思い出である。
朝早いうちは、少し靄のかかったような薄暗いお天気だったが、今日も田んぼを回ってみた。あちこちの田んぼに水が入り、田植えの済んだところも、だんだん増えてきている。
早苗の揺れる田んぼに、遠くから見てもわかるほどの大きさのシギの姿が見える。昨日、あちこち探し回って、とうとう見つけることの出来なかったオオハシシギだ。オオハシシギ4羽の他に、タカブシギ、キョウジョシギ、エリマキシギ♀、そしてウズラシギの姿が見える。昨日、遠すぎて、はっきり姿を確認出来なかったウズラシギが、今日は、近い。田んぼは、シギたちの憩いの場だ。
二日間、雨模様のお天気が続いたが、今日は、からりと晴れて気温もぐんぐん上がっていく。ここのところ、ずっと冬支度で鳥見をしていたが、この陽気では、初夏の装いがふさわしいようだ。
田んぼに飛来する渡りの鳥たちも、天候の回復と共に移動したのだろうか。今日の田んぼは、鳥影が薄かった。19日から23日まで観察することのできた夏羽のオオハシシギ。多いときで14羽を観察したが、今日、ずいぶん探してみたが、とうとう姿を見ることがなかった。ようやく出会ったのが、エリマキシギとウズラシギ。距離はあったが、嬉しい出会いであった。
雨が降ったりやんだり、靄がかかって視界が悪い。しかし、あちこちの田んぼに水が入り、春の渡りのシギたちが姿を見せているのではないだろうか。気になって、降りしきる雨の中、田んぼを回ってみた。今日の田んぼで出会ったのは、オオハシシギ、エリマキシギ、タカブシギ、イソシギ、タシギ 、クイナ。そして夏羽への換羽の進んだツルシギであった。ツルシギが真っ黒になるのは、いつ頃だろうか。
昼近くになって降りだした雨が、大地を潤し、若緑色の木々をつややかにしている。最寄駅の近くの小さな公園にある桜の木。花の時期には、淡いピンクで夢見るような世界を見せてくれたが、今日の雨で、芽吹き色の木々が、しっとり感を増し、一層美しい。
昨日回った田んぼで、ヒバリシギにも出会った。今シーズン初めてである。ここ数年、シギ・チ、特に内陸に飛来する鳥たちに関心を持つようになり、自ずと田んぼ巡りが多くなる。冬の間、シギ・チとの出会いが極端に少なかっただけに、春の渡りに大いに期待したいところである。
今日の風は、冷たかった。ダウンのコートを羽織っても寒い。田んぼを回っていると、体が芯まで冷えてくる。タンポポ、カラスノエンドウ、タネツケバナ、ヒメオドリコソウ、ツクシなど春の野の草が、あちこちで見られるが、春は、まだまだという寒さであった。
今日は、チュウシャクシギに出会った。今シーズン初めてである。田んぼの畦で7羽が、ゆったり休んでいる。長い旅路の中継地。緑の草地が気に入ったようだ。ゆっくり羽を休めてね。
春の渡り。田んぼで見られるシギ・チの中で真っ先に姿を見せてくれるのがツルシギ。例年、春のお彼岸の頃に飛来し、その後、夏羽への換羽の状況を見守っていくのを楽しみにしている。しかし、今シーズンは、3月18日に観察して以来、ずっと姿を見かけなかった。
昨日、遠くの蓮田で1羽のシギが眠っているのを見つけた。双眼鏡で見ると、どうやらツルシギらしい雰囲気。そのツルシギが起き出すのを待っていると、いつの間にか2羽になり、やがて4羽になった。その4羽が採餌しているところへ2羽が飛んできて6羽になった。その後8羽になったと聞いているが、なかなか会えなかったツルシギだけに心が弾んだ一日であった。
春の渡り。東京近郊の公園などで、オオルリ、キビタキ、コマドリ、ムシクイなどの夏鳥飛来のニュースが色々入ってきているようだが、そろそろ田んぼにもシギたちが顔を見せている頃ではないだろうか。4日前に訪れたときには、ムナグロに会えただけであったが、気になって、今日も田んぼを回ってみた。
いつもタカブシギやタシギを見かける蓮田で、オオハシシギ8羽を見たときは、嬉しかった。夏羽は、やはり綺麗だ。久しぶりのオオハシシギ。こんなにたくさんのオオハシシギを一度に見たことがなかったので、余計に嬉しい。別の蓮田では、ツルシギ6羽を観察。ツルシギは、この後、8羽になったという。いよいよシーズン。これからが楽しみである。
窓をいっぱいに開けて、春の日差しを楽しむ。ようやく穏やかな天候が続くようになってきた。しかし夕方になると、まだまだ寒い。この寒さで冬鳥たちも旅立ちを躊躇しているのだろうか。新芽の若緑色が美しい木々の間から♪ツィーと聞き覚えのある声が聞こえてきた。しばらく辺りを探してみると若葉と若葉の間に見え隠れするのは、アカハラ。♪ツィーという声は、アカハラだったのだ。冬の間、姿を見ても撮影出来なかったアカハラ。ほんのひととき。嬉しい出会いであった。
雲が厚くどんより暗い朝。日中は、太陽が顔を出し、久しぶりに窓を大きく開けて、春の日差しを楽しむ。夕方近くになって、また暗い空。雷もなり、雨が音立てて降り出した。目まぐるしく変わった今日の天気。本格的な春は、いつになったら来るのだろう。
散歩道をゆっくり歩くと春の野の草が、ところどころで微笑んでくれる。オオイヌノフグリ、ヒメオドリコソウ、ホトケノザ、スミレ、菜の花。いつも出会うのは、スズメ、ムクドリ、ヒヨドリ。しかし時には、思いがけない出会いもある。目の前の草むらに何とコムクドリ。すぐに飛ばれてしまって、戻って来てはくれなかったが、季節を感じる嬉しい出会いであった。
本格的な春は、いつになったら訪れるのだろう。今朝、ダウンのコートを羽織って、川沿いの道を少し歩いてみた。この季節に、こんな厚手のコートを着たことは、今までないような気がする。
川沿いの木々は、いつの間にか若緑の葉をつけ、菜の花や紫色のホトケノザが彩りを添えている。2羽のシジュウカラの囀りが嬉しい。ツグミも飛んで近くの木にとまった。辺りは、萌黄色。春の色だ。一瞬、現れたのは、ベニマシコ。寒さで旅立ちが遅れているのだろうか。
卯月も半ばを迎えたが、今日は、また肌寒さを感じる一日だった。少し車を走らせると、あちこち桜の花が目に付く。若緑の葉をつけた桜が、ほとんどだが、まだ淡いピンクの花をしっかりとつけ、今が見頃とばかりに咲き誇っている木も、いくつかある。
今日、わずかの時間ながら、田んぼを回ってみた。いつの間にか、水の入った田んぼが増え、早くも田植えの済んだ所もある。水の入った田んぼは、ずいぶん見かけたが、鳥がいない。諦めて家路を急いでいるとき、やっとムナグロのいる田んぼを見つけた。全部で10羽。いよいよ春の渡り。これからが楽しみである。
今日の雨で、桜は、かなり散り、道路は、花の絨毯。冷たい雨が、降り注ぐ。桜の頃は、1年のうちで一番華やぐ季節。桜を愛でる時期は、短いけれど、こんなところにも桜の木があったのかと思うほど、あちらにもこちらにも淡いピンクの花を見かけ嬉しくなる。
先日、葦原でチュウヒに出会った。寒い時期には、何度となく出会ったことがあるが、もう旅立ったと思っていただけに、その出会いは、嬉しかった。今度会うのは、季節が巡って、また寒さがやってきた頃だろう。
桜の花も満開を過ぎ、木によっては、すっかり葉桜になっている。柔らかな緑と淡いピンクとが調和して、まるで日本画を見ているかのようだ。普段は、気にも留めていなかった通りが、桜色。はらはらと散る桜吹雪は、何とも美しい。
久しぶりに出掛けた公園。この公園の桜も見頃をやや過ぎた感があったが、散歩の人も多くなく、静かに花見を楽しむことが出来た。池には、ヒドリガモ、ハシビロガモ、キンクロハジロの他にトモエガモ♀の姿があり、桜の花と共に鳥見も楽しむことが出来た。
久しぶりに蓮田と田んぼを回ってみた。今日は、ずいぶん暖かくシギたちとの出会いを大いに期待したのだが、なかなか思うようにはいかない。ぐるぐる回ってやっとタシギとタカブシギを見かけた。もうひとつの蓮田で、エリマキシギ1羽を見つけたときは、本当に嬉しかった。何故これほどシギたちの姿が見当たらないのだろう。春の渡りは、これからが本番。大いに期待したいところである。
最寄りの駅近くにある小さな公園。そこに三本の桜がある。淡いピンクが、何とも言えず美しく、少し離れた位置に立つと夢の世界でも見ているような錯覚を覚えるほどだ。その桜が、今日の風でハラハラと散っていく。くるくると舞う花吹雪。こんな美しい花吹雪を今まで見たことがなかった。
沼のほとりを歩くと♪ケンケーンと声がする。声のする方角に歩みを進めるとヒメオドリコソウの咲く草むらに色鮮やかな♂キジの姿。春になると、しばしば姿を見かけるが、こんなに間近にゆっくり見られる機会は少ない。
ようやく春らしい穏やかな日和が続き、沼のほとりの染井吉野も、一気に花を開き始めた。木によっては、まだ、かなり固い蕾のままのものもあるが、花の季節の散歩は、なかなか良いものだ。
その固い蕾の桜の木にコゲラが飛んできた。コゲラは、一心にイラガの繭を突いている。コンコンコンコン突いた後に出て来た蛹を、美味しそうに啄む。後頭部に小さな赤い斑が見えた。これは、コゲラの♂。ヒョイと飛んで別の枝に移った。また、イラガの繭を見つけたのだろうか。
あちこちの染井吉野が満開。しかし沼のほとりの桜は、まだ5分咲きか7分咲きといったところ。湖面からの風がずいぶん冷たいので満開になるには、後数日かかりそうである。
枯れた葦原の中でお休み中だったシマアジが、羽ばたきして泳ぎだした。葦の新芽があちこちに見える。緑の色が春を感じさせてくれる。シマアジは、なかなかすっきりしたところには出て来てくれないが、久しぶりにお洒落な羽模様を見ることが出来た。
ベランダに春らしい柔らかな日差しが降り注ぐ。紫陽花の新芽がぐ~んと大きくなり、シランも日に日に緑の色を濃くしている。昨日、冷たく寒い風が吹き、冬に逆戻りの感があったが、今日は、ずいぶん和らいだようだ。最寄りの駅前の染井吉野が満開。ひととき春の夢を見させてくれる。
里山で出会ったサシバ。田んぼで出会ったコチドリが春の使者であるように、サシバは、里山に春の訪れを告げてくれる鳥である。♪ピックイー♪ピックイー♪ピックイー春の空を飛ぶサシバの姿は、何とも清々しい。
花冷えだろうか。あちこちのソメイヨシノは、満開になったが、今日の寒さは、格別であった。田んぼを吹く風の何と冷たいことだろう。空高く舞い上がって鳴いている揚げ雲雀は、元気良く、ひととき寒さを忘れさせてくれる。
そろそろ田んぼでは、シギ・チとの出会いが待っていてくれるだろうか。田んぼでコチドリに出会うと春の訪れを感じる。鳥たちとの出会いの少ない昨今、コチドリとの出会いは、なかなか嬉しいものである。
枝垂れ桜のピンクが、鮮やかで、とても目を引く。ここに何か鳥が来ないかしらと思うのだが、鳥の姿を見たことがない。車の往来が激しいからだろうか。あちこちのソメイヨシノも満開になり、週末は、お花見が楽しめそうである。
♪ピックイー♪ピックイー♪ピックイー響き渡るような声は、サシバ。今年も里山に飛来してくれた。辺りには、オオイヌノフグリ、ヒメオドリコソウ、ホトケノザなど野の草花がいっぱい。サシバは、春の訪れを実感させてくれる鳥である。
春の嵐が吹き荒れたが、ようやく今日は、静かなお天気となった。気温もぐんぐん上がり、暑いほど。寒波で遅れ気味だった桜の開花が、ここにきて、一気に進んでいるようだ。今日、桜通りの桜は、ほぼ八分咲き。急に華やかな雰囲気になってきた。
この暖かさで、鳥たちの移動も急速に進むことだろう。川沿いの道で出会ったベニマシコ。盛んに新芽を啄んでいたが、今頃どうしているだろうか。
昨日、強風が吹き荒れて、東北方面では、かなり大きな被害が出ている様子。胸の痛む思いである。雨はやみ、抜けるような青空が広がったが、今日も、ずいぶん強い風が吹き、桜通りの桜も大きく揺れていた。
昨日、回った田んぼでタシギに出会った。今までタシギに出会う機会は、何度もあったが、じっと動かずにいる姿や、長い嘴で、せっせと餌取りしているシーンばかりであった。ところが昨日は、2羽のタシギが、牽制しあい、華々しい場面を見せてくれた。春の田んぼ。これから楽しみである。
先週の土曜日、強い風と雨の悪天候であったが、今日もまた、風が吹き荒れている。雨も交えて春の嵐だそうであるが、何とも落ち着かない。春一番の吹かなかった年には、春の嵐がやってくるという。そう言えば、春一番のニュースを聞くことがなかった。
昨日、散歩道でバンにも出会った。沼のほとりでは良く見かけるバンだが、散歩道で出会うと、趣が違って嬉しさが増す。額板から嘴にかけての赤色が、とても鮮やかで、目に心に残る出会いとなった。
桜通りの桜が、3輪開花した。明日は、もっとたくさん花を見せてくれそうな気配である。寒い日が続き、春の訪れが待ち遠しく思われたが、ここにきて春が急ぎ足で近づいてきたようだ。
散歩道では、河津桜が、一斉に花開き、メジロが群れで集まってくる。散歩の人も足をとめ、「メジロがいますね。」と声をかけ、満開の桜を見上げている。♪春だ!♪春だ!♪春だ!そう叫びたいほどの散歩道の河津桜である。
桜の蕾もいよいよ膨らみ、今日は、卯月。例年になく寒かった弥生から、春の息吹を実感する月へと変わった。今日、入社式や入学式が行われたところもずいぶんあるようだ。希望に燃える春。新たな年度の始まりでもある。
暖かくなってくると待ち遠しいのが、シギ・チの渡りである。先日、5羽のエリマキシギに出会った。久しぶりに出会うエリマキシギの姿に、ずいぶん心が弾んだものである。スッと背を伸ばした姿が、何とも端正で、好きなシギのひとつとなっている。