九羽の白鳥 > とりどり日記(2013年4月) > 2013/4/5
東京より一足遅く花開いた沼のほとりの桜も、氷雨に会い、はらはらと花びらを落としている。葦原では、わずかに残ったアオジが、チッチッと鳴き、オオジュリンがパキッパキッと音立てている。夏を思わせるような暑さの日もあったり、冬の寒さに逆戻りになったり、気まぐれな天候に振り回されながら時は過ぎていく。
少し前に出会ったヒレンジャク。春まだ浅い頃姿を見せ、一心に宿り木の実を啄んでいく。♪チリッ ♪チリリリ♪ か細い声が、聞こえてくる。