九羽の白鳥 > とりどり日記(2013年5月) > 2013/5/20
「緑滴る」という言葉を教えてくださったのは、亡き義母である。筆の立つ人で、さらさらと認める書簡は、胸打つ言葉であふれていた。毎年、新緑の季節を迎えると、「緑滴る」という言葉を思い起こす。
思い出に浸りながら、近くの公園を歩いてみると、緑の葉陰で鳥の動く気配。それは、思いがけないことにカケスであった。声は、苦手だが、この容姿には、心惹かれるものがある。