九羽の白鳥 > とりどり日記(2013年7月) > 2013/7/19
♪ギョギョシギョギョシ♪ギョギョシギョギョシ♪暑さが始まる前、沼のほとりの葦原で、夏の訪れをいち早く告げるのは、オオヨシキリ。真っ赤な口を開けて、精一杯、自分の存在を主張する。
しかし、今では、せっせと餌を運ぶ親鳥の姿が、葦原のあちらこちらで見受けられるが、オオヨシキリの声は、あまり聞こえてこない。時折、ザワザワザワ、と賑やかな声がするのは、食事を待ちわびる幼子たちの声だ。
沼のほとりでは、静かに時間が流れていく。