2014/6/11 水無月の昼下がり
土手に上がると、♪ギョギョシ ♪ギョギョシと賑やかなオオヨシキリの声が聞こえてくる。ボリュームのある声は、ウシガエル。♪ボォー ♪ボォーとお腹に響き渡るような低音は、サンカノゴイ。沼を見渡す光景は、今年も変わりなく、ほっとする。
くるりと向きを変えて、田んぼに目を転じると、首を伸ばしたサンカノゴイの姿がある。田んぼの中で、せっせ、せっせと餌取りをしているようだ。その動きが、案外速くて、田んぼの端から端まで、あっという間に移動している。
そのサンカノゴイが、立ち止まり、次の瞬間には、飛び上がった。吹く風が心地よい水無月の昼下がりのことである。