2014/12/17 師走の湖畔
4年前の冬、ある湖畔で出会ったのが、アカハシハジロの♀。とても可愛らしい顔立ちのカモである。アカハシハジロの♂は、琵琶湖などで見られることが多いのだが、♂との出会いは、なかなか巡って来なかった。珍しいと言われる♀には、すんなり出会えて、何とも不思議であったが、やっと♂との出会いの機会が巡って来た。
湖面が半分ほど凍っていて、コガモやオナガガモなどは、氷上のダンスを楽しんでいるのだが、お目当てのアカハシハジロは、葦の穂先が視界を遮る、その奥の遥か彼方で、ゆったりと眠っている。そのアカハシハジロが、水温が上がる頃、首を上げて泳ぎだし、近くに姿を見せてくれた。ひととき寒さを忘れる嬉しい出会いであった。