2015/1/2 春の声
静かな林の中をカサコソと落ち葉を踏みしめて歩く。すっかり葉を落とした木々が、辺りを一層寒々と感じさせている。松林に近づくと♪ニーニー♪と甘えた声が聞こえてくる。あの愛嬌者のヤマガラである。続いて現れたのが、シジュウカラ。松ぼっくりに嘴を突っ込んでいるが、なかなか難しそうだ。
わずかに水の溜まったところにシジュウカラやアオジが集まり、ひととき休んでいく。ここは、憩いの場。すぐ近くの木に飛んで来たのは、ミヤマホオジロ。そして可愛い声で歌い始めた。それは、春を呼ぶ歌。優しい声が、辺りを和ませる。