3/10、この日は、フェリーで小金門に渡り、2万歩弱歩いて、鳥たちとの出会いを楽しんだ。小金門で、まず出迎えてくれたのが、ヤツガシラとハッカチョウである。少し崩れかけた屋根の上にヤツガシラの姿を見つけた時は、体に熱いものが流れた。国内でも数回出会ったことのあるヤツガシラだが、自分の目で見つけた時の喜びは、大きい。
小金門で出会った鳥たちは、数多い。ヤツガシラに続いて印象深いのが、アオショウビンである。かなり距離のある木にとまっていると教えて頂いたのだが、その位置が、私には分からない。何としても、アオショウビンをひと目見たい。その思いが通じたのだろうか、右手の方から飛んで来た鳥に何気なくレンズを向け、シャッターを押したのだが、それが念願のアオショウビンであった。
そのアオショウビンを見た近くで、タカサゴモズ(黒色型)にも出会った。何度も何度も飛び立って、近くの木にとまり、また飛び立つ。ずいぶん楽しませてくれた鳥である。畑の中を歩いているオオバンケンの姿も目に焼き付いている。佐賀県の鳥として知られているカササギだが、私は、北海道で一度、バスの車窓から見たことがあるだけであった。そのカササギにも今回の探鳥会で、何度も何度も出会う機会に恵まれた。
小金門での探鳥を終え、昼食後、再びフェリーに乗り、金門島に戻った。