2015/11/5 静と動
晩秋の蓮田で見掛けることの多いシギのひとつが、オオハシシギ。秋の渡りの最中、オグロシギやエリマキシギ、コアオアシシギと共に、しばしば姿を見掛けたオオハシシギだが、あの大きな群れが蓮田を去ってしまった今、オオハシシギの姿を見掛けることは、稀になってしまった。
この日、忙しく動き回るコアオアシシギを観察していると、いつの間に現れたのか、蓮田のほぼ中央に塊のようになってシギが居た。それは、オオハシシギであった。枯れ木に寄り添うようにじっとしている。静と動。オオハシシギとコアオアシシギの動きは、実に対照的であった。