タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

[ オオハシシギ ]

2020/1/7 蓮田のひとこま

越冬のシギチに会いたくて、蓮田地帯を訪れた日。雲が厚く、時折、小雨がぱらついていた。見通しも悪く、出会いも難しいだろうと思っていたが、蓮田の角を曲がりかかったとき、1羽のセイタカシギの姿が目に入った。いつもであれば、正直な気持ちを言えば、あまり感激はないのであるが、この日の出会いは、嬉しかった。暗闇に光が差した思いがした。

さらに良く見ると、タカブシギやハマシギもいる。さらにさらに目をこらすとオオハシシギの姿も見える。嬉しくなって、レンズを向けた。しかし、暗いなあとつぶやきながら、いつの間にか夢中になっている自分の姿が、そこにはあった。