タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

[ のどかな公園 ]

2021/1/22 キンクロハジロ Tufred Duck

シギチの観察に時折訪れる蓮田地帯。その途中、いつも立ち寄る公園の池には、カモが数羽泳いでいる。一番多いのは、カルガモ。以前は、ハシビロガモをたくさん見かけたが、今は、ほとんど出会いがない。オオバンの姿もちらほら。

いつものように池の畔に佇んで、様子を見ていると1羽のカモが近づいて来る。キンクロハジロだった。今季は、何故かカモ類との出会いが少ないので、1羽のキンクロハジロに出会えただけで嬉しい。湖面には、木々の姿が映り込んで風情のある色合いに見えた。

2021/1/21 イソヒヨドリ Blue Rock Thrush

イソヒヨドリの画像

久しく足を運ぶことのなかった海辺。ずっと気になっていたが、風もなく穏やかな日に、思い切って出掛けてみた。ウミアイサに会えるだろうか。もしかしたらビロードキンクロに会えるかもしれない。ウミスズメにも会いたいなあ。夢は大きく膨らんでいく。

ところが、ところが現地に到着すると岸壁近くには、釣り人がビッシリと並んでいて、隙間もないくらいである。何とも圧倒されるくらいの釣り人の数である。

海に浮かんでいるのは、少数のカモメとスズガモくらいである。諦めて遠くの船でも撮影しようと立ち寄ってところでイソヒヨドリに出会った。フレンドリーで、こちらの様子を気にする様子もなく、良いモデルになってくれたのだった。

2021/1/20 ノスリ Common Buzzard

ノスリの画像

越冬のシギチとの出会いを求めて時折出掛ける蓮田地帯。すんなりシギチに出会える日もあれば、なかなか思うようにいかない場合もある。そのようなとき、不思議なことに何かしら出会いが待っていてくれて出掛けて良かったなあとしみじみ思う。

この日は、蓮田の上空をノスリが2羽、悠々と舞い、しばし相手をしてくれたのだった。まるでサービスするかのようで、程よい位置に姿を見せ、右に飛んだり左に飛んだり、何とも嬉しい出会いであった。

2021/1/19 タヒバリ Buff-bellied Pipit

タヒバリの画像

越冬のシギチに会いたくて、時折出掛ける蓮田地帯。その日によって出会いは、まちまちだが、一番出会いの機会が多いのは、タゲリだろうか。続いて多いのがタヒバリ。タヒバリは、シギチではないが、冬の間、田園地帯では、良く見かける。

水がほとんどないような蓮田で、タヒバリは見かけることが多いのだが、この日は、畦のところで食事中だったようで、佇んだり、歩いてみたり、結構、急がしく動き回っていた。また、ゆっくり会いたいものである。

2021/1/18 タカブシギ Wood Sandpiper

タカブシギの画像

越冬しているシギチとの出会いを求めて時折出掛ける蓮田地帯。寒い季節は、途中の道路が凍結している可能性もあるので、ゆっくり目に家を出る。

この日は、寒い朝だった。蓮田にうっすらと氷が張っているところもあり、鳥たちとの出会いも難しいかと思ったが、タカブシギが姿を見せてくれた。蓮田に冬の日差しがあたって、青々として美しい。あどけなさの残るタカブシギの顔にも柔らかな日差しが降り注ぐ。何とも気持ちの良い嬉しい朝のひとこまである。

2021/1/17 ハヤブサ Peregrine Falcon

ハヤブサの画像

冬の日差しを受けて青々と輝く湖面。そこには、例年ならたくさんのカモ類の姿が見られるのだが、今季は、何故か少ない。カモ類との出会いを楽しみに何回か出掛けてみたが、多く見かけるのは、オオバンとカルガモくらいである。

かなり距離はあるのだが、遠くの杭に白っぽい鳥の姿が見えた。一瞬、ミサゴかな?と思ったが、どうやら違うらしい。オオタカかな?とも思ったが、ファインダーを覗くとハヤブサのようだ。かなり厳しい撮影であったが、レンズを向けてみた。今度は、もう少し近くで出会いたいものである。

2021/1/16 イソシギ Common Sandpiper

イソシギの画像

冬枯れの田んぼを時々回ってみる。今の時期、出会いの機会が多いのは、ノスリやチュウヒ、チョウゲンボウなどとの出会いであろうか。数年前までは、冬の田んぼで出会うのは、オオジュリン、カシラダカ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメなどたくさんの小鳥たちであった。しかし、最近は、小鳥たちとの出会いの機会は、ずいぶん少なくなって寂しいかぎりである。

この日も、鳥との出会いの少ない日であった。少々距離はあったが、冬枯れの田んぼに動く鳥影を見つけ、レンズを向けてみた。イソシギのようである。その動きがあどけなくて、何とも愛らしい姿に胸が熱くなった。

2021/1/15 タシギ Common Snipe

タシギの画像

寒い朝であった。少しゆっくり家を出て、蓮田地帯に向かった。いつもは、ほとんどシギチの姿を見かけない蓮田に鳥影がある。良く見ると蓮田にうっすらと氷が張っている。その氷上にタシギが2羽いるのが見えた。

いつもは、水の中や蓮田のドロドロの中で足の先まで見られることは、なかなかないのだが、氷上なので、くっきりはっきりタシギの脚の先まで見える。嬉しくなってそっとレンズを向けてみた。1羽があっという間に飛び去ってしまい、撮影し損ねてしまったが、もう1羽が飛ぶのを待って、何とか後ろ姿を撮影出来たのだった。

2021/1/14 ムナグロ Pacific Golden Plover

ムナグロの画像

エリマキシギに出会った蓮田で、思いがけずムナグロにも出会った。この蓮田にエリマキシギがいると教えて頂いたにもかかわらず、なかなか見つけられず、双眼鏡に入ったのは、パッチリと大きな眼のムナグロであった。越冬中のムナグロには、なかなか出会いの機会がなくて、この出会いは嬉しかった。

近くには、タカブシギやタシギがたくさんいて、タシギは、元気よく飛び回っている。タシギの飛翔も撮りたいが、やはりムナグロ優先である。次回は、もう少しゆっくりムナグロに焦点を当てて撮影したいものである。

2021/1/13 エリマキシギ Ruff

エリマキシギの画像

シギチの観察に良く訪れる蓮田地帯。その一角にエリマキシギ1羽が観察されていると教えて頂いたのは、1ヶ月以上前のことである。出掛ける度に探しているのだが、多数のオオハシシギやタシギ、タカブシギは、見かけるものの肝心のエリマキシギには、なかなか出会えない。

そのような折、知識も経験も豊富なN氏にお会いし、エリマキシギの居場所を教えて頂いた。その場所は、双眼鏡で見ても、かなり遠く、余程注意深く見ないと私の力では、見落としてしまいそうな場所であった。少しでも近づくのを待って、何とか撮影したのが、この写真である。観察は、注意深くと肝に銘じた日であった。

2021/1/12 オジロトウネン Temminck's Stint

オジロトウネンの画像

越冬しているシギチに会いたくて、時々蓮田地帯を訪れる。今季の越冬組は、オオハシシギがかなりの数で多いときには、30羽を越す勢いと聞いている。

オオハシシギに次いで数が多いのが、オジロトウネンだろうか。多いときには、10数羽観察されているようである。私が見た時は、3羽とか4羽とかこじんまりしたものであったが、何とも愛らしい姿にほっこりする思いである。羽繕いしている姿には、一層、親しみを感じ、オジロトウネンがますます好きになったのである。

2021/1/11 ミコアイサ Smew

ミコアイサの画像

久しぶりに訪れた静かな池の畔。カモたちの姿もほとんど見えず、ひっそりしている。今までに何度となく訪れた公園だが、これほどカモの姿が見えないことは、今までになかったように思う。そう言えば、以前は、良く見かけた釣り人の姿もない。

少々ガッカリしながら歩き始めると知り合いに出会った。奥に行けばミコアイサが見られると教えてくださった。少々大変だが、頑張って歩こう。教えて頂いた場所にたどり着き待っていると、ミコアイサの雄と雌が2羽ずつ、こちらに向かって泳いで来る。1年ぶりに見るミコアイサ。独特の姿が、何とも眩しく見え、心が弾んだ。

2021/1/10 ミサゴ Osprey

ミサゴの画像

風の強い日だったが、久しぶりにゆっくり湖畔を回ってみた。湖面には、期待していたカモたちの姿は、とても少なく、ガッカリしてしまったが、ふと上空を見ると何か白っぽい鳥が飛んでいる。もしかしてミサゴかな?そう思って双眼鏡を覗くと、やはり予想通りミサゴであった。

風に流されながらも懸命に飛んでいる。同じところでホバリングしたり、風に流されたり。その姿を何とか撮りたいとレンズを向けたが、案外難しい。下を向いているのは、魚を探しているのだろうか。このような光景を見るのは、初めてだったので、とても新鮮で不思議な感じのする鳥見であった。

2021/1/9 ホシハジロ Common Pochard

ホシハジロの画像

そろそろカモたちの大集合が見られるかもしれないと湖畔を回ってみることにした。風もなく穏やかな日のことである。ところが予想に反して、湖面には、カルガモとオオバンが数羽、姿を見せてくれただけであった。がっかりしながら、ゆっくりゆっくり湖畔に沿って回ってみるとようやくホシハジロの姿が見えて来た。

いつもの年は、もっとたくさんのカモの姿が見られるのだが、ホシハジロが数羽見られただけでも良しとしなければと思った。するとホシハジロが、こちらの気持ちを察したのか、羽ばたきを披露してくれたのである。何とも嬉しいホシハジロとの出会いであった。

2021/1/8 タシギ Common Snipe

タシギの画像

秋の渡りの頃、良く見かけたタシギ。あちらの蓮田、こっちの田んぼ。10月の半ば頃まで、実に良くタシギに出会った。そのタシギが、ぷっつりと姿を見せなくなった。どこに雲隠れしたのだろうか。何とも謎めいていたが、12月に入って、突然、大量のタシギが、1カ所の蓮田に姿を見せた。少なくとも50羽以上は、ひとつの蓮田に集まっていたのではないだろうか。あのような光景は、今までに見たことがない。

その後、いくつかの蓮田で、タシギには、良く出会う。この日の出会いは、2羽のタシギが、何やら会話を交わしながら、グルグル回っているようで、楽しかった。もしかしてと次の展開を楽しみにしていたが、グルグル回って終わりになってしまい、誠に残念である。

2021/1/7 セイタカシギ Black-winged Stilt

セイタカシギの画像

コアオアシシギに出会った蓮田では、セイタカシギ1羽の姿も見られた。今季、セイタカシギには、何回か出会っているが、単独でいることが多い。この日の出会いも1羽での行動であった。スラリとして体型の良いセイタカシギは、ファンが多いようである。鳥に関心を持ち始めた頃は、干潟で鳴きながら飛ぶセイタカシギの姿を見て感激したものであるが、今は、蓮田での出会いばかりである。

蓮田で、セイタカシギが繁殖しているところもあるが、私は、まだ繁殖シーンは、見ていない。冬の蓮田で、ポツンと1羽のセイタカシギ。ゆったりと羽を休め、たっぷり栄養補給してもらいたいものである。

2021/1/6 コアオアシシギ Marsh Sandpiper

タゲリの画像

今季、越冬のシギチは、まずまず見られているようで、時折、蓮田地帯を訪れている。1ヶ月ほど前に、コアオアシシギが見られると情報を頂いたのだが、出会いが叶わなかった。少し間をおいて、再度訪ねてみると少々光線は、良くないものの、コアオアシシギの姿を確認することが出来た。

こちらの気配に気がつくと、急ぎ足ではないものの、ササッと移動してしまう。枯れた蓮の陰に隠れて、光線も考えながら、何とかコアオアシシギを撮影することが出来た。華奢で、少女のようなイメージのコアオアシシギ。私の好きなシギのひとつである。右を向いた姿勢と左を向いた姿勢。どちらが愛らしく見えるだろうか。

2021/1/5 タゲリ Northern Lapwing

タゲリの画像

冬の蓮田で一番出会いが多いのは、タゲリではないだろうか。飛来当初は、団体行動で、多いときには、50羽を越す数のタゲリが、1カ所に集まっている姿を見かけることが多い。しかし、今の時期は、分散し、単独で行動しているようである。

この日の蓮田では、2羽のタゲリが、仲良く寄り添うようにして休憩しているように見えた。冬の日差しが優しく柔らかく降り注ぐ蓮田。タゲリにとっては、とても居心地の良いポイントなのかもしれない。春先まで、ゆっくり羽を休めて欲しいものである。

2021/1/4 ハシビロガモ Northern Shoveler

ハシビロガモの画像

シギチの観察に訪れる蓮田地帯。自宅から少々時間がかかるので、途中、トイレ休憩する公園がある。春には、野の花にとまるチョウの姿があり、夏には、池の畔で、トンボが舞う。今は、人に会うこともほとんどなくて実に静かな公園である。

その公園で、久しぶりにハシビロガモに出会った。以前は、この公園の池には、たくさんのハシビロガモの姿があったのだが、ここ数年、激減し、ほとんど姿を見ることがなくなってしまった。数多く見かけるのは、カルガモばかりである。2羽のハシビロガモの姿にすっかり嬉しくなってしまった。のどかな公園のひとこまである。

2021/1/3 オジロトウネン Temminck's Stint

オジロトウネンの画像

今季、越冬のシギチは、そこそこ見られているようであるが、折々に出会いは違うので、時折蓮田に足を運ぶ。秋の渡りの頃から、何故か出会いの機会が多いのがオジロトウネンである。過去を振り返って見ても、こんなにオジロトウネンとの出会いに恵まれている年はなかったように思う。

この日、蓮田に3羽のオジロトウネンの姿があった。光線も程よく、比較的近距離での出会いであったので、その出会いを十分楽しむことが出来た。冬の日差しが、優しく降り注ぐ蓮田でゆったりと過すオジロトウネン。今度、蓮田を訪ねるときも姿を見せてくれるだろうか。

2021/1/2 ノスリ Common Buzzard

ノスリの画像

冬枯れの田んぼをゆっくりゆっくり回ってみる。数年前までは、スズメが音立てて飛び立ったこともあるが、今は、時折、数羽見かける程度である。カワラヒワやホオジロ、カシラダカやオオジュリンなど雪が降るとビックリするくらいの数が見られたのだが、今では、夢物語のようになってしまった。

目の前を飛んで畦に着地した鳥がいる。ノスリである。何やら獲物を口にくわえている。どうやらカエルのようである。ノスリは、大抵、電柱にとまっているのを見ることが多いので、獲物を口にしている光景は、今まで見たことがなかった。あっという間に平らげて、向きを変え、辺りを見渡して、すぐに飛び立ってしまった。きっと次のご馳走探しに出掛けたのであろう。冬枯れの田んぼは、のどかである。

2021/1/1 エゾフクロウ Ural Owl

エゾフクロウの画像

新しい年を迎え、静かに2020年を振り返ってみますと、色々な鳥たちとの出会いが思い出されます。特に心に残るのは、大好きな田んぼや蓮田で出会ったシギたちの姿です。秋の渡りでは、数年ぶりにキリアイとの出会いの機会に恵まれ、数個体を観察することが出来ました。大好きなオジロトウネンとの出会いの機会も多く、渡って来たばかりと思われるツルシギとアカアシシギに出会った日のことは、鮮明に目に心に焼き付けられております。

今年も思い出に残る鳥たちとの出会いを願っております。皆様方のお力添えを頂きながら、ほのぼのとした雰囲気のHP「九羽の白鳥」の更新が続けられるよう健康に留意しながら努力して参りたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

2020/12/31 2021年のカレンダー

2021年のカレンダー

今年も残すところ後わずかとなり、この1年を振り返ってみますと色々なことが思い出されます。一昨年秋に体調を崩しましてから、今までのような鳥見をすることが難しくなり、家族に支えられながら何とか今年も、鳥見を続けることが出来ました。家族には、心から感謝致しております。

鳥たちとの出会いの中で、特に印象深いのは、田んぼに飛来する春の渡り、秋の渡りのシギチとの出会いでしょうか。今年は、特に秋の渡りのシギチとの出会いが鮮烈な思い出となっております。キリアイ、エリマキシギ、ツルシギ、アカアシシギ、オジロトウネン、ウズラシギ、ヒバリシギ、オグロシギなど多彩な顔ぶれを間近にゆっくり観察することが出来ました。

田んぼで出会うシギたちに支えられ、そしてこのHPを訪問してくださる皆様のお力に支えられ、今年も「九羽の白鳥」の更新を何とか続けることが出来ました。心より感謝致しております。来る年もどうぞよろしくお願いいたします。

2020/12/30 ウミスズメ Ancient Murrelet

ウミスズメの画像

寒い季節を迎えると出会いを楽しみにしているのが、海鳥である。我が家からは、少し遠いので、しばしば足を運ぶ訳にはいかない。時期を見計らって、空振りがないよう願いながら現地に赴く。ビロードキンクロやウミアイサとの出会いも楽しみであるが、一番の楽しみは、何と言ってもウミスズメである。

岸壁の近くで可愛い声を聞くことがある。♬チッチッ♬チッチッその声を聞くと近くにウミスズメがいることに気がつき、姿を見せるのをじっと待つ。ぷっかり浮かび上がって来たウミスズメの姿を見た時の喜びは、何と表現したら良いのだろうか。この日の湖面は、素敵なキャンバスに思えた。

2020/12/29 ハイイロチュウヒ Hen Harrier

ハイイロチュウヒの画像

暑さを感じる季節には、コジュリンやセッカの声で賑わった草原。秋の深まりと共に、緑色だった草地が、褐色に変わっていく。その色合いは、淡いベージュ色で、目に心に優しくホッとして、いつまでも眺めていたくなる。

草地が褐色に覆われる頃、姿を見せるのが、猛禽類である。チュウヒやハイイロチュウヒ、時には、コミミズクの姿を見かけることもある。チュウヒやハイイロチュウヒは、飛んでいる姿を見る機会は、比較的多いが、地上に降りている姿を見る機会は案外少ない。この日、枯れ草のわずかな隙間からちらっと姿が見えたのが、ハイイロチュウヒであった。ちょっと異国の雰囲気が漂う凜々しい姿であった。

2020/12/28 マガン Greater White-fronted Goose

マガンの画像

秋の深まりを感じさせる季節を迎えると、コハクチョウやオオハクチョウ、マガンやヒシクイなどの飛来のニュースが気になって来る。その年によって飛来の状況は、様々だが、身近な場所で出会えると嬉しさが増す。

マガンが見られると情報を頂き、早速現地に出掛けてみた。湖面には、オナガガモの姿が数多く見られ、次いでマガモの数が際立っていた。少し目を転じると、ゆったりと羽を休めているマガンの姿がある。青い湖面にゆったりと浮かぶマガン。この地で見られるのは、40数年ぶりという。嬉しく心に残る出会いであった。

2020/12/27 カケス Eurasian Jay

カケスの画像

今年は、カケスの当たり年ということを耳にしたが、私は、なかなか出会いの機会がない。数年前、馴染みの公園近くで1羽のカケスに出会った。カケスは、とても警戒心が強く、人の気配を感じるとすぐに飛び去ってしまう。ところがこのカケスは、悠然としていて動じる気配もない。

そのような訳で、青空を背景にちょっとポーズをとったようなカケスを撮影することが出来たのだった。いたずらっ子のような目が何とも愛らしく、ブルーの羽が美しいカケス。また是非、ゆっくり会いたいものである。

2020/12/26 アオバズク Brown Hawk-Owl

アオバズクの画像

青葉若葉の頃に飛来し、小中学校の夏休みが始まる頃に雛が姿を見せるアオバズク。今年もその雛の姿を見たくて、早朝、何度か青葉の森に足を運んだ。この森では、雛が巣立ちした後、わずか1~2日で姿が見られなくなってしまう。それ故、タイミングを逃さないようにと気をもみながら、その日を待った。

今年は、天候不順も影響したのだろうか。早朝、洞から姿を見せ、すぐにまた洞に戻ってしまうといことを数日繰り返し、例年よりかなり遅れて巣立ちした。情報を頂いて現場に出向いてみるとカメラマンらしき人の姿は、ごくわずか。アオバズクもどこにいるのか皆目、見当がつかない。ご親切な方に教えて頂いて何とか居場所を確認出来た次第である。

2020/12/25 オオソリハシシギとオバシギ

オオソリハシシギとオバシギの画像

現在では体力もなくなって、田園地帯のシギチを観察するだけになってしまったが、以前は、干潟や浜辺のシギチにも関心があり、時折出掛けることがあった。この日は、夏羽のレンカクを見た後、浜辺に車を走らせていた。今では、信じられないほどの行動力である。

浜辺で待っていてくれたのは、オオソリハシシギとオバシギであった。田んぼで出会うことは稀であるので、波打ち際を急ぎ足で歩くシギの姿が、ことさら印象深く思われた。そして一瞬立ち止まり、このような姿勢をとってくれたのだった。遠い日の懐かしい思い出である。

2020/12/24 アオサギ Grey Heron

アオサギの画像

シギチの姿を求めて蓮田地帯を時折、訪ねることがある。それは、春の渡り、秋の渡りに関係なくもしかしてという淡い思いがあるからである。この日も、時季外れであるが、何か出会いはないものかと出掛けてみたが、世の中、それほど甘いものではなく、シギチの姿の片鱗もなかった。

がっかりしてたどり着いた蓮田で待っていてくれたのが、このアオサギである。その姿は、まさにモデルのようで、ちょうど良い位置に現れ抜き足、差し足、忍び足というポーズをとってくれたのである。このアオサギには、感謝、感謝の日であった。

2020/12/23 エリマキシギ Ruff

エリマキシギの画像

田園地帯で春の渡りの頃に見られるシギチの中で、ツルシギと並んで関心があるのがエリマキシギである。特にエリマキシギ雄の夏羽に会いたいというのが強い願望である。日本では、完全な夏羽を見ることは難しいが、稀に換羽中の個体に出会えることもあるので、大いに期待したいところである。

その稀な出会い、換羽中の雄のエリマキシギに会えたことがあった。襟元の黒いふさふさが、何ともお洒落な感じがして、もう少し滞在して欲しかったが、この日を最後に旅立ってしまった。心に深く残る思い出である。

2020/12/22 ツルシギ Spotted Redshank

ツルシギの画像

田んぼに飛来するシギチに関心があり、春の渡り、秋の渡りの時期には、足繁く田園地帯、特に蓮田地帯に足を運んで来た。その中で、とびきり思い出が多いのは、ツルシギである。例年、春の彼岸の頃に飛来し、ゴールデンウィーク開けの頃、真っ黒な夏羽になるまで滞在してくれた。換羽の状況が刻々と変わり、その変貌ぶりに目を見張ったものであった。

真っ黒な夏羽を見たのは、数えるほどしかない。その中で、一番、心の奥深くまで入り込んで忘れられないのがこの一枚である。このようなツルシギを見る機会がほとんどなくなってしまい誠に残念であるが、いつかまた出会いが叶う日が来ることを心から願っている。

2020/12/21 オオマシコ Pallas’s Rosefinch

オオマシコの画像

高原には、まだわずかに雪が残っていた。早春の風が吹き、枯れたハギの実が音もなく揺れる。ハギの実のところに姿を見せたのは、オオマシコ。どうやら雌のようである。雄のオオマシコは、鮮やかな赤色で印象が強いが、シックな色合いの雌も愛らしくて、私は好きである。

小さなハギの実を一心に啄み、時折、体勢を変え、また一心に啄む。なかなか良い位置に姿を見せてくれないのだが、何とかハギの実を啄む姿を見ることが出来て大満足。今度、オオマシコに会えるのは、いつのことだろう。

2020/12/20 ベニヒワ Common Redpoll

ベニヒワの画像

雪が残る高原で、嬉しい出会いが待っていた。真っ赤なベレー帽が良く似合う可愛い鳥。その名は、ベニヒワ。この鳥に初めて出会ったのは、時折、吹雪いて前方が見えなくなるほどの豪雪地帯であった。その後、北海道のツアーに参加した折と離島での出会いだけである。

唐松の林には、松ぼっくりがたくさんあって、その実を啄みに来ているらしい。赤いベレー帽が見え隠れするが、なかなか撮影するまでに至らない。悪戦苦闘して、何とか数枚、ベニヒワらしい姿を捉えることが出来た。空は、青く澄み渡り、時折、頬をなでる風が心地良い。高原にも春の足音が近づいている頃の出会いである。

2020/12/19 コミミズク Short-eared Owl

コミミズクの画像

馴染みのフィールドに久しぶりに姿を見せたコミミズク。大人気の鳥で、あっという間に噂が広がり、ポイント近くには、車の列が出来た。最初に姿を見かけた時は、ほとんど誰もおらず、目の前の杭にとまったコミミズクにこちらが仰天してしまった。まん丸で金色の瞳が、こちらをじっと見つめている。その姿は、あまりにも鮮烈でしっかりと目の奥に焼き付いて決して忘れることはない。

思い出のアルバム作成にあたって

野鳥に関心を持ったきっかけは、手賀沼のほとりで出会った9羽のコブハクチョウでした。2003年5月3日のことです。スタートは、コブハクチョウでしたが、やがてジョウビタキやベニマシコなどにも関心を持つようになり、深みにはまっていったわけです。折角なので、その年に出会った印象深い鳥をモチーフにカレンダーを作ろうと思い立ち、2004年から手作りカレンダーを作り始めました。稚拙なものですが、真心こめて作りました。今年も作成いたしましたので、ご紹介させて頂きたいと思います。今回で17回目となります。なお2年前に体調を崩し、遠征等は全く出来なくなりましたので、当年だけでなく過去の画像も含めての作成となっております。

2020/12/18 タゲリ Northern Lapwing

タゲリの画像

越冬のシギチを求めて、蓮田地帯を時折訪ねてみる。今季は、あまり多くはないが、日によって何かしら出会いがあり、そこそこ楽しむことが出来る。タカブシギには、毎回出会うが、タゲリとの出会いも多い。ふだん、タゲリをシギチとして考えたことがないが、チドリ目チドリ科なのである。

この日のタゲリは、水浴びを披露してくれた。蓮田の水は、気持ち良かったのだろうか。水しぶきをあげてバシャバシャとする姿は、見ていて気分爽快であった。鳥たちにとって大切な水浴び。羽を綺麗に保ち、寄生虫などを駆除する役目をする。これで、しばらく気分良く過ごせることだろう。

2020/12/17 タカブシギ Wood Sandpiper

タカブシギの画像

初冬の日差しが心地良い日。蓮田地帯をゆっくり回ってみた。今の時期、越冬のシギチに会えれば最高だが、日によってタイミングが合わなければ出会いは、実現しない。しかし、毎回、裏切らずに姿を見せてくれるのがタカブシギである。

この日は、水のいっぱい入った蓮田が、青空を映して爽やかなブルーの湖面となり、とても美しかった。その蓮田にタカブシギが2羽、姿を見せてくれゆったりと寛ぐシーンを展開してくれた。背景によって、鳥の印象は、ずいぶん違って来る。この日のタカブシギとの出会いは、嬉しく心に残るものとなった。

2020/12/16 クサシギ Green Sandpiper

クサシギの画像

冬枯れの田んぼは、乾いた土塊があちこちに見受けられ、水気がなく、何とも物寂しい感じがする。それでも、ところによっては、今の時期にしては珍しい緑色の草を見かけることもあり嬉しくなってくる。その緑の草を背景に眠っている鳥がいた。もしかしてイソシギかな?と思ったが、羽をよく見るとクサシギのようである。ずっと出会いがなかったので、クサシギとの出会いは、何とも嬉しい。

近くでは、セグロセキレイやツグミの姿も見かけ、カワセミも杭から飛び立った。電柱には、ノスリがとまり、枯れ木にはトビの姿がある。冬枯れの田んぼに、また足を運んでみたいと思う。