タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

[ 沼のほとり ]

2019/1/23 ツルシギ Spotted Redshank

久しぶりに沼のほとりをゆっくりゆっくり歩いてみる。暑い頃には、蓮の葉が生い茂り、ところどころにピンクの蓮の花が見られるが、今は、すっかり見通しが良くなり、対岸の建物や沼を横切る橋が見える。

手前の方で、ゆったり泳いでいるのは、コガモ。ゆったりのんびり泳いでいる。オオバンの姿もちらほら。ここの主役は、どうやらコブハクチョウのようで、たくさん見られる。ふと気がつくとこちらに向かって沼の中を歩いて来るシギがいる。嬉しいことに、それはツルシギであった。

少しの間、観察していると、水浴びをしたり、活きの良い魚をとったり、色々なシーンを見せてくれた。久しぶりの嬉しいツルシギとの出会いであった。

2019/1/22 ルリビタキ・ヤマガラ Red-flanked Bluetail & Varied Tit

ルリビタキ・ヤマガラの画像

広々とした公園をゆっくりゆっくり歩く。出会いたいのは、ルリビタキ。どこに姿を見せるか分からないが、毎年、必ず姿を見せてくれるはずである。その出会いを信じてゆっくりゆっくり歩く。

公園の一角に小さな水たまりがある。手前の草が視界をふさいで、良く見えないのだが、何か鳥が飛んだような気がした。今、飛んだのは、多分メジロであろう。

じっと様子を見ているとルリビタキが姿を見せた。そしてバシャ・バシャと勢いよく水浴びを始めた。ルリビタキが去った後には、ヤマガラが登場。小さな小さな水場は、大賑わい。睦月の公園の思い出である。

2019/1/21 ハマシギ Dunlin

ハマシギの画像

田んぼの光景は、四季を問わず心和み心安らぐものがあり、私は好んで田んぼに足を運んで来た。冬枯れの田んぼは、一見、とても殺風景である意味では、寂しいものがあるのだが、私は、その光景に心惹かれるものを感じている。

一番期待しているのは、大好きなシギたちとの出会いである。たとえ、それが空振りであったにしても、またいつの間にか足を運んでいる。

その田んぼで、ハマシギの群れに出会った。今は、なかなか見られなくなった大きな群れである。そのハマシギが一斉に飛び立つ様は、何とも美しく目を見はるものがある。懐かしい思い出のひとこまである。

2019/1/20 カイツブリとハジロカイツブリ Little Grebe & Black-necked Grebe

カイツブリとハジロカイツブリの画像

カイツブリの幼鳥は、実に元気が良く、わんぱく盛りのようであった。同じく湖面に姿を見せたハジロカイツブリに向かって抗議の姿勢をとったのである。怖い物知らず。まだ世間のことを知らない幼鳥だからこそ出来ることなのだろう。

あの日の光景を思い出すと思わず笑みがこぼれてくる。あのような光景に出会うことは、もうないかもしれないと思いつつ、この原稿を書いている。沼のほとりは、実に静かであった。

2019/1/19 カイツブリ Little Grebe

カイツブリの画像

静かな静かな沼のほとり。風もなく、やわらかな冬の日差しが、何とも嬉しい。ぷっかりと湖面に姿を見せたのは、カイツブリ。何と驚いたことにカイツブリの幼鳥である。この寒い季節にと改めて驚く。

そのカイツブリが、スイスイと親子で並んで泳ぐ様は、ほのぼのと心安らぎ嬉しくなってくる。寒さをすっかり忘れて沼の畔の光景をゆっくり楽しむことが出来た。あの日のカイツブリ親子の姿が、目に浮かんで来る。

2019/1/18 ニシオジロビタキ Red-breasted Flycatcher

ニシオジロビタキの画像

春には、ソメイヨシノや八重桜。秋には、紅葉が辺りを彩り華やかな公園だが、寒い季節は、実にひっそりとしてしまう。静かな静かな公園をゆっくりひとまわり。数人のカメラマンの姿を見かけたので、近づいてみると忙しく飛び回る鳥がいる。

小さな鳥は、どうやらオジロビタキのようである。ゆっくり動きを観察してみることにした。どうやら定位置があるらしい。その動きは、見ていて飽きないが、いざ写真を撮るとなると、案外難しい。光線を考えて、まずまずの位置を選んでみた。良く見るとニシオジロビタキのようであった。懐かしい思い出のひとこまである。

2019/1/17 ベニマシコ Long-tailed Rosefinch

ベニマシコの画像

♫フィッフィホ♫フィッフイホ♫どこからか懐かしい声が聞こえて来る。真っ赤な姿のベニマシコを思い浮かべながら、辺りをキョロキョロと探す。そのシーズンには、是非、会いたいと願う鳥、それはベニマシコなのである。

遠くにちらちら動く鳥影が見えたが、枯れ草が、込み入っていて、それが、ベニマシコと分かるまでに少し時間を要した。もう少し近づいて欲しいと念じていると、何と願いは、叶うものである。ベニマシコが、すっきりしたところに姿を見せてくれたのである。込み入ったところで、お手上げであったベニマシコ。この紅色は、何とも美しい。是非、また会いたいものである。

2019/1/16 タゲリ Northern Lapwing

タゲリの画像

枯れた二番穂が、あちこちに見受けられ何とも寂しい光景だが、冬の柔らかな日差しを受けると日本画の色彩に包まれたようで嬉しくなってくる。寒さの中で、緑の草地は、望むべくもないと思っていたが、あちこちの田んぼを回っていると1箇所、緑の草地があった。青々とした草地が広がって、季節を間違えたかと思ったほどである。

その草地に数羽のタゲリの姿を見つけた時は、嬉しかった。何か美味しいものがあるのだろうか。数羽のタゲリが、ゆったりと歩く様子が、何とも微笑ましく思われた。田んぼの貴婦人とも言われるタゲリだが、やはり何度会っても美しい。是非、また、ゆっくり会いたいものである。

2019/1/15 オオマシコ Pallas’s Rosefinch

オオマシコの画像

寒さを迎えると思い出す小鳥がいる。薔薇色の美しいオオマシコである。今までに何度かオオマシコに出会っているが、何度会ってもその美しさには、心奪われてしまう。雄の薔薇色に比べて、雌は、シックな色合いになるが、それがまた魅力的で、美しい。

公園の梅林には、ルリビタキ、ジョウビタキの姿があった。遠くから♫フィッフィッ♫という声が聞こえてきたから、ウソもいたのであろう。その梅林にオオマシコが姿を見せてくれた。枝がかぶって、なかなか良い位置には、とまってくれなかったが、何とか枝止まりの記念写真を撮ることが出来た。

寒さを迎えると思い出す公園での出会いのひとこまである。

2019/1/14 アオバト White-bellied Green Pigeon

アオバトの画像

寒さを迎えると思い出す公園でのひとこまがある。大磯の海岸でしか見たことがなかったアオバトが、公園で見られると言う。なかなか姿を見るのは、難しいと思いつつも出掛けてみると、林の中のドングリを採りにアオバトが姿を見せてくれた。海岸で見るアオバトとは、また違った美しさがあり、ドキドキしながらレンズを向けたことをはっきり覚えている。

木にもとまってくれたのだが、光線が悪く写真は難しかった。アオバトのあの色は、何とも不思議で魅力的である。その後、アオバトには、何回か出会いの機会はあったが、この日の出会いは、鮮やかに目に焼き付いている。

2019/1/13 ハシビロガモ Northern Shoveler

ハシビロガモの画像

鳥に関心を持つようになったのは、手賀沼のほとりで出会ったコブハクチョウがきっかけである。あの頃、冬になると手賀沼には、たくさんのハシビロガモの姿が見られた。数羽のハシビロガモが円陣を作りぐるぐる回っている姿を見るのは、何とも楽しかった。しかし、最近では、ハシビロガモのそのような光景を見ることは、ほとんどないように思う。

冬の柔らかい日差しが降り注ぐ公園の池に数羽のハシビロガモが泳いでいる。その中の数羽が、円陣を作ってぐるぐる回り始めた。久しぶりに見る光景は、とても楽しくて思わずレンズを向けたが、もっともっと大きな円陣を作っているのを何度も見ているのに、写真を撮らなかったことが悔やまれる。鳥との出会いは、大切にしたいものである。

2019/1/12 タカブシギ Wood Sandpiper

タカブシギの画像

大好きな田んぼには、四季を問わず何度も何度も足を運んで来た。春の渡り、秋の渡りの時に立ち寄るシギ・チとの出会いを期待して、そのシーズンには、頻繁に足を運ぶ。しかし、ほとんど出会いが期待出来ない冬場でも、いつの間にか田んぼに足を向けている。それは、田んぼの光景を見るとほっとして心安らぐからである。

冬の日差しが降り注ぐ田んぼに子どもの頃アカマンマと言ってままごとに使っていた野草を見つけた時は、嬉しくなった。さらに嬉しいことに、そこにタカブシギが姿を見せてくれたのである。タカブシギは、通年見られるが、やはり冬場は、出会いの機会がめっきり少なくなる。冬の日の田んぼでの懐かしい出会いのひとこまである。

2019/1/11 マヒワ Eurasian Siskin

マヒワの画像

寒さが本格的になる頃、公園の木々は、かなり葉を落として寂しい光景になる。それでも褐色に色づいた葉を残しているところもあり、ほっとして心安らぐひとときを過ごすことが出来るのである。地面に落ちた枯れ葉の形は、様々で、それを見るのもまた楽しい。その落ち葉を踏みしめながら静かな公園を歩く。

茶褐色の葉が、わずかに残ったところにマヒワが姿を見せてくれた。冬の柔らかい日差しが降り注ぐ静かな静かな公園での出会い。散歩の人の姿もなくマヒワとの出会いを独り占め出来た日。あの日のような出会いが、またあったらと願っている。睦月の公園での思い出のひとこまである。

2019/1/10 カシラダカ Rustic Bunting

カシラダカの画像

今季、冬鳥の飛来が少ないと聞く。到着が遅れているだけなら良いのだが、例年、たくさん見られているツグミがあまりにも少ないらしい。カシラダカは、公園でも田んぼでも川沿いの道でも里山でも林の中でも至る所で出会いがあったのだが、かなり数が減少し絶滅を心配する声もあがっているほどである。

これは、一昨年出会ったカシラダカで、このとき、回りには数羽のカシラダカの姿が見られた。いつも良く足を運ぶ公園では、数年前まで、木道を歩くと草むらからカシラダカが、必ずと言っていいほど飛び立つ姿が見られた。冬の田んぼでもカシラダカとの出会いは、とても多かった。何故、カシラダカが数を減らしてしまったのだろうか。冬鳥の飛来が少ないのも気になるところである。

2019/1/9 アオシギ Solitary Snipe

アオシギの画像

広々とした公園に広がる林の中に小さな流れがあり、寒い季節を迎えるとその林に姿を見せてくれる鳥がいるという。その鳥の名は、アオシギ。初めてその鳥の名前を耳にしたのは、鳥に関心を持つようになってまだ日が浅い頃のことである。奥日光に行くと見られるとも教えて頂いた。早速、奥日光に出向いたものの、そう簡単に出会えるはずもなく、何度も何度も空振りばかり。

そのアオシギに思いがけず出会う機会が巡って来た。枯れ葉がたくさん積もっている中に姿を見せてくれたアオシギ。距離はあるものの、その動きがはっきり見える。初めての出会いは、ことのほか嬉しい。懐かしいアオシギとの出会いのひとこまである。

2019/1/8 オオハシシギ Long-billed Dowitcher

オオハシシギの画像

田んぼや蓮田に飛来するシギ・チには、大いに関心があり、四季を通じて何度も何度も足を運んで来た。寒い冬の間は、当然ながら出会いは、少なく限られたものになってくるが、それでも足を運んで来た。越冬組のオオハシシギに出会うことが一番多かったように思う。その中で、忘れられないのがフラッグ付きのオオハシシギに出会ったことである。

出会ったには、2016年1月8日。ちょうど3年前のことである。早速、山階鳥類研究所に報告させて頂いたところ、次のようなお返事を頂いた。この個体は、前年の2015年11月7日に宮城県亘理郡亘理町鳥の海で性不明・幼鳥として放鳥されたとのこと。2ヶ月後に出会ったことになる。移動距離は、235km。

フラッグ付きのオオハシシギには、一度も出会ったことがなかっただけに嬉しく心に残る思い出となっている。

2019/1/7 ホオジロ Meadow Bunting

ホオジロの画像

お誘い頂いて出掛けた高原。思いがけず辺り一面銀世界であった。注意深く歩いても、ズボッズボッと脚が柔らかい雪の中に潜ってしまう。雪国の方には、申し訳ないのだが、雪を見る機会が少ない私にとって銀世界は、憧れのようなものである。

シーンと静まりかえった中をゆっくり少しだけ歩いてみた。もちろん鳥との出会いを期待していたのだが。目の前を小鳥が飛んだ。その小鳥が雪の上に降りたところを見届けて少しずつ近づいて行く。それは、ホオジロだった。少し様子を見ていると枯れ草のようなところにとまった。そっとそっと近づいて何とか撮れたのが、この1枚である。

2019/1/6 アラナミキンクロ Surf Scoter

アラナミキンクロの画像

海水浴で賑わう夏の海辺は好きになれないが、人気の少なくなった海辺には、心惹かれるものがあり、何度か足を運んできた。後から後から寄せては返す波打ち際に佇んでいると遠くの波打ち際に、ミユビシギが、小走りに動きまわっている姿が見える。

その海辺に、珍しい鳥が姿を見せているという。その鳥の名前は、アラナミキンクロ。そのとき、初めて聞く名前であった。前方を見ると水鳥の姿が見えるが、それが一体何者なのかさえ分からない。1羽ならともかく、数羽泳いでいる中から、初めてのアラナミキンクロを探しだすのは、当時の私には、困難を極めた。距離があると識別は、かなり難しい。近づくのを待つことにした。

しばらく待って近づいて来たのは、何とも不思議な容貌の鳥であった。寒さの中で出 会ったアラナミキンクロ。忘れられない冬の海辺の思い出である。

2019/1/5 ハイイロチュウヒ Hen Harrier

ハイイロチュウヒの画像

寒さが増す頃、田んぼの光景は、渋い茶系の色で覆われ、水墨画のような色調になる。最近の田んぼは、あまりにも整地され、変化のない光景になってしまったが、以前は、あちこちに枯れ草が見られ、藁ぼっちなども見ることが出来たので、私は、冬枯れの田んぼが大好きであった。

大好きな田んぼには、四季を通して足を運んで来たが、その田んぼで、今では見る機会の少なくなったハイイロチュウヒの出会いもあった。特にハイイロチュウヒ雌には、何回か出会っていて、すぐ近くで、観察出来たこともある。雄とは、また違った美しさがあり、なかなか魅力的である。

冬枯れの田んぼを見ると思い出す懐かしいひとこまである。

2019/1/4 ヤマシギ Eurasian Woodcock

ヤマシギの画像

その鳥の名前は、ヤマシギ。初めてその姿を見たときは、何と太った体型なのだろうとの感想を持った。最近は、出会う機会がなくなってしまったが、今までに4箇所の公園でヤマシギに出会ったことがある。

眼が、上部後方に位置するので、ほぼ360度見渡すことが出来ると聞いたことがある。林の中の落ち葉を突きながらゆっくりゆっくり歩みを進める姿は、何とものどかであるが、かなり距離を保たないと観察は難しい。

寒い季節を迎えると思い出す公園でのひとこまである。

2019/1/3 ハヤブサ Peregrine Falcon

ハヤブサの画像

私は、田んぼの光景が大好きで四季を問わず、何度も何度も足を運んで来た。もちろん鳥たちとの出会いを期待しているのだが、たとえ鳥との出会いがなくても、田んぼの光景を眺めると心安らぎ、明日への力が湧いて来るので、いつの間にか田んぼに足が向いているのであった。

春の渡りや秋の渡りの頃は、シギチとの出会いに胸躍らせるのだが、冬枯れの田んぼでは、オオジュリンやカシラダカ、ホオジロ、カワラヒワなどとの出会いが主であった。その小鳥を狙う猛禽の姿も時には見かけることがある。前方の畦に鳥影を見たとき、思わずレンズを向けたが、それがハヤブサであると分かったときは、少々緊張したものである。

冬枯れの田んぼでの思い出である。

2019/1/2 ハイイロチュウヒ Hen Harrier

ハイイロチュウヒの画像

晩秋から初冬にかけて、田んぼの光景は、日々渋い色調に変化していく。さらに寒さが増す頃、田んぼは、ベージュ色に染まっていく。二番穂の緑も、見ることはほとんどない。それでも、時折、生き生きとした緑の草地を見かけることがあり、ハッとして足をとめる。この時季に、もう春の準備なのだろうか。

枯れた草の広がる田んぼに、ハイイロチュウヒの姿があった。飛び物苦手の私には、荷が重いのだが、出会う機会が少なく、滅多にないチャンスと思い、レンズを向けることにした。全く予測のつかない飛び方をするので、撮影は、困難を極めた。それでも、何とかハイイロチュウヒ雄と分かる写真が撮れ、大満足である。

冬枯れの田んぼを見ると思い出す、懐かしいひとこまである。

2019/1/1 新年のご挨拶

新年のご挨拶の画像

新しい年を迎え、静かに2018年を振り返ってみますと、色々な鳥たちとの出会いが思い出されます。特に心に残るのは、大好きな田んぼや蓮田で出会ったシギたちの姿です。若々しい緑が綺麗な蓮田では、真っ赤なサルハマシギの姿を見ることが出来ました。長い間、会いたい会いたいと願っていた夏羽のサルハマシギを目の前にして胸弾む思いが致しました。越冬していたヨーロッパトウネンには、何度も出会う機会があり、間近に見られたことが何より嬉しいことです。

今年も思い出に残る鳥たちとの出会いを願っております。皆様方のお力添えを頂きながら、ほのぼのとした雰囲気のHP「九羽の白鳥」の更新が続けられるよう健康に留意しながら努力して参りたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

2018/12/31 思い出のアルバム

思い出のアルバムの画像

今年も残すところ後わずかとなり、この1年を振り返ってみますと色々なことが思い出されます。15年あまり続けて参りましたHPですが、体調を崩し、更新出来なかった期間がありましたこと改めてお詫び申し上げる次第です。

鳥たちとの出会いで、印象深いのは、長い間会いたいと願っていたメジロガモとクビワキンクロに会えたことでしょうか。目の前でゆったりしているメジロガモを見ましたときの感動は忘れられません。蓮田では、春の渡りのとき、真っ赤なサルハマシギに会えたことが何より嬉しい出来事でした。そして晩秋から早春にかけてヨーロッパトウネンを間近にゆっくり観察出来たことが嬉しく心に残ることです。

田んぼで出会うシギたちに支えられ、そしてこのHPを訪問してくださる皆様のお力に支えられ、今年も「九羽の白鳥」の更新を何とか続けることが出来ました。心より感謝しております。来る年もどうぞよろしくお願いいたします。

2018/12/30 アカゲラ Great Spotted Woodpecker

アカゲラの画像

お誘い頂いて出掛けた高原。それほど標高は高くはないのだが、思いがけず辺り一面銀世界であった。雪国の方々のご苦労を思えば、雪景色が大好きなどとの言葉を発するのは、ためらわなければいけないのだろう。しかし、私は、雪景色を見るのが大好きである。

辺り一面の銀世界。何だか嬉しくなってワクワクした気分で辺りを見渡す。前方を鳥が飛んだ。見通しの良いところなので、鳥の行方は、すぐに分かった。双眼鏡で見るとアカゲラのようである。こちらの体が丸見えなので、かなり注意深く腰をかがめて接近する。何とか雪の影に隠れながら撮ったこの1枚。懐かしい思いがこみ上げてくる。

2018/12/29 マヒワ Eurasian Siskin

マヒワの画像

公園に華やかさを添えていたモミジバフウの葉がすっかり落ち、辺り一面モミジバフウの葉で埋もれるようである。とげとげの実も落ちている。秋の深まりを感じさせる光景に見とれていると何やら鳥が飛んできた。一瞬、カワラヒワかなと思ったが、良く見るとマヒワのようである。

地面で啄む姿も見られたが、何とか木にとまったところを撮りたいとしばらく様子を見ることにした。回りには、どなたもいなくてゆっくり観察出来る。しばらくすると、程よい位置にマヒワが姿を見せてくれた。かなりリラックスしている様子で、思い切り羽を伸ばしている。マヒワのこのような姿は、初めて見るので、内心どきどきしながらの撮影であった。懐かしい思い出のひとこまである。

2018/12/28 スズメ Eurasian Tree Sparrow

スズメの画像

田んぼで良く出会う鳥のひとつがスズメである。私は、田んぼが大好きで四季を問わず良く田んぼ回りをする。一番楽しみにしているのは、春の渡り、秋の渡りのとき栄養補給のために立ち寄り、羽を休めていくシギたちの姿を見ることなのだが、それにも負けないほどスズメとの出会いは、楽しみである。

群れで見ることが多いスズメだが、何故か田んぼが寂しくなって来ている。街中のスズメは、かなり数を減らし、見かける機会が少なくなっていると聞くが、田んぼのスズメも数を減らしているのだろうか。ハヤブサやオオタカが、スズメがたくさん集まっている草地や葦原に突っ込んで行く様を見たことがあるが、それが原因とは思えない。

2羽のスズメがのんびりくつろいでいるこの1枚。回りには、たくさんのスズメがいて、♫チュンチュン♫と元気な声で鳴いていた。

2018/12/27 ノビタキ Common Stonechat

ノビタキの画像

暑い夏の日差しを受けて黄金色に輝いていた稲田。見渡す限り稲穂が揺れる様は、何とも美しく心惹かれるものがある。その稲田もコンバインが入り、収穫が進んで行く頃、姿を見せてくれるのがノビタキである。夏羽と違い、地味で目立たないが、そのシックな色合いが大好きで、出会いを心待ちにしているのである。

数年前までは、田んぼを一回りすると、稲穂にとまったノビタキや野の草にとまったノビタキの姿を簡単に見つけることが出来たのだが、今では、すっかり寂しくなり、ごく希に出会いがあるだけになってしまった。この1枚は、土手沿いの田んぼを回っているときに出会ったノビタキで、少なくとも近くに3羽のノビタキの姿があった。あの日のような出会いは、もう夢物語なのだろうか。是非、また会いたいものである。

2018/12/26 アオバズク Brown Hawk-Owl

アオバズクの画像

青葉若葉の季節に子育てのため日本に飛来するアオバズク。神社・仏閣などの大きな木の洞に営巣する。初めてアオバズクを見たのは、東京都のある神社の境内であった。洞は、程よい高さにあって巣立ちが近づくと雛の姿が良く見えた。初めて訪れた日は、親鳥2羽が枝に並んでいて、あまりにあっけなくアオバズクを見ることが出来たのだった。

その後、アオバズクは、あちこちで出会いがあり、思い出はつきない。親鳥と巣立ったばかりの雛が並んだこの1枚は、ひっそりとした神社の境内で出会ったものである。金色の目が何とも魅力的で、シーズンを迎えると一度は会いたいと願うアオバズク。来季も元気な姿を是非、見せて欲しいものである。

2018/12/25 コアジサシ Little Tern

コアジサシの画像

太陽の輝きが、一段と強くなり始める頃、ハマヒルガオの咲く海辺で、コアジサシの姿を探すのが楽しみだった。遠くからそっとそっと近づいてコアジサシの様子をうかがう。威嚇されないように、そっとそっと。あの海辺で、コアジサシの姿が見られなくなって久しい。あちこちの営巣地で、コアジサシの姿が消えたという。何とも寂しい限りである。

しかし、この夏、思いがけずコアジサシの姿を見ることが出来た。数は少なかったが、コアジサシの姿を久しぶりに見て心が弾んだ。良く見ると、コアジサシ幼鳥が2羽、草の陰をちょこちょこ動いている。雛の姿を見ることは叶わなかったが、嬉しく心に残る夏の日の思い出である。

2018/12/24 コジュリン Japanese Reed Bunting

コジュリンの画像

田んぼ回りを好んでする私だが、シギチとの出会いの他に楽しみにしているのが、コジュリンとの出会いである。♫チョッピチュリリリピッ♫田んぼの奥の方から、爽やかなコジュリンの声が聞こえて来ると、胸の鼓動が速くなり、辺りをじっくりと見渡すのである。

コジュリンの声は、実に良く通るので、声が聞こえてもかなり遠くにいることが多い。そのコジュリンが、何とか撮影出来る位置にとまっていると、そわそわしてしまう。この日は、思いがけず緑の草の上に乗っているコジュリンの姿を見かけ、大いに慌ててしまった。背景も申し分ない。何とも嬉しい出会いであった。

2018/12/23 トラフズク Long-eared Owl

トラフズクの画像

木々の緑が辺り一面を覆い尽くすような季節を迎えると、出会いを楽しみにしている鳥がいる。そのひとつがフクロウであり、もうひとつがトラフズクである。フクロウは、巣立ったばかりの雛や、親鳥にも何度か出会ったことがあったが、トラフズクは、なかなか機会がなかった。

そのトラフズクに静かな静かな林の中で出会った。親鳥は、離れた高い木の上にいたのだが、巣立ち雛が2羽、かなり近い位置にいる。しかし、手前の枝が視界を遮りなかなか思うようにはいかない。それでも2羽が、「何かご用?」とでも言うように、こちらを向いてくれた。短時間で引き上げたが、思いがけない嬉しい出会いであった。

2018/12/22 オオハシシギとエリマキシギ Long-billed Dowitcher & Ruff

オオハシシギとエリマキシギの画像

田んぼで見られるシギ・チに関心を持つようになって何年になるだろう。春のお彼岸の頃から5月の連休の頃まで蓮田や田んぼに飛来して羽を休め栄養補給していくシギたちの姿にどれほど心癒やされたことだろう。振り返っても思い出は、つきない。

4月末の蓮田で出会ったオオハシシギとエリマキシギの姿も、その思い出の中のひとつである。この日の蓮田は、水面がとても静かで夏羽のオオハシシギの姿を綺麗に映していた。すぐ近くには、エリマキシギがいて、休んでいたのだが、しばらく待つと2羽が並んでくれたのだった。

春の渡りにしても秋の渡りにしても、シギ・チの飛来数が減り、何とも寂しい限りである。また、いつの日か蓮田の賑わいを見せて欲しいものである。

2018/12/21 メジロ Japanese White-eye

メジロの画像

河津桜の咲く頃、いつも出会いを楽しみにしているのがメジロである。メジロの声は、通年で聞く機会があるが、その姿をじっくり見る機会は案外少ない。数年前まで、近くの神社の河津桜にメジロがたくさん姿を見せ、楽しませてくれたのだが、どうしたことか一昨年からメジロの姿を全く見かけなくなった。一体、何が原因なのだろうか。

河津桜にメジロの姿を想像しながら歩いていたある日。何と近くの河津桜で♫チィーチィー♫と鳴くメジロの姿を見かけたのである。河津桜が、程よく咲き、2羽のメジロが、嬉しそうに蜜を吸う。嘴を黄色く染めて、何とも微笑ましい姿である。

早春の日差しが降り注ぐ日の嬉しい出会いのひとこまである。

2018/12/20 オオマシコ Pallas’s Rosefinch

オオマシコの画像

鳥に関心を持つようになったのは、手賀沼のコブハクチョウとの出会いがきっかけであるが、その世界に導いてくださったたくさんの方々のことは、決して忘れてはいない。見るものすべてが新鮮でキラキラ輝いていたあの頃。薔薇色の綺麗な鳥がいると教えてくださった方に出会った。

当時、私の手元には野鳥図鑑は、1冊しかなかった。その図鑑を見ると薔薇色の綺麗な鳥の名前がオオマシコということが分かった。そしてオオマシコがいるという山道を案内してくださったのである。その山道には、ハギの実があった。ハギは、オオマシコの大好物である。込み入ったハギの間に、まさしく薔薇色のオオマシコが姿を見せたとき、私の胸は、あまりの嬉しさに苦しくなってしまったほどであった。

寒さの中で出会ったオオマシコ。嬉しく懐かしい思い出のひとこまである。

2018/12/19 コミミズク Short-eared Owl

コミミズクの画像

暑い夏の日差しのもとでは、青々とした草が勢いよく伸び、辺り一面緑、また緑の世界であったが、枯れ草色が広がる世界に一変している。賑やかなセッカの声を聞き、爽やかなコジュリンの声を遠くに聞きながら、小鳥たちの姿を探した夏をふと思い出す。

淡いベージュ色を一面に敷き詰めたような冬枯れの草原。聞き慣れない奇妙な声を聞き、空を仰ぐと2羽のコミミズクの姿。威嚇しているのだろうか。初めて見る光景に一瞬、たじろぐ。しばらく様子を見ているとコミミズクの動きが、実に活発である。明るい時間帯にこれほどの光景が見られるとは思っていなかっただけに嬉しさは、格別。少し白味を帯びた綺麗なコミミズクが近づいて来る。

コミミズクとの懐かしい思い出のひとこまである。

2018/12/18 ホオアカ Chestnut-eared Bunting

ホオアカの画像

冬の準備が始まった田んぼの光景は、寂しくもあるが、その色調は渋くて心落ち着き、私は大好きである。田んぼの光景が大好きで、四季折々足を運ぶのだが、とりわけ心惹かれるのが冬枯れの田んぼである。

見渡す限り何もいない田んぼ。用水路沿いに車を走らせるとスズメが、わっと飛び立つ。前方の枯れ草の上にとまっているのは、ホオアカのようだ。今では、なかなかホオアカを見る機会に恵まれないが、数年前までは、冬の田んぼで、良くホオアカを見かけた。少し距離はあったが、何とか撮影出来て満足。

寒さを感じるようになるとホオアカに良く出会った田んぼの光景が目に浮かんで来る。

2018/12/17 ハジロカイツブリ Black-necked Grebe

ハジロカイツブリの画像

モモイロペリカンのカンタくんで有名な沼のほとり。暖かな日差しに誘われて、出掛けてみるとカイツブリが何度も何度も潜水を繰り返している。そのすぐ近くには、真っ赤な目のハジロカイツブリの姿も見える。全部で3羽いるようだ。

当時、野鳥に関する知識があまりなかったのだが、ハジロカイツブリは、何とか分かった。そのとき、先客の方から、アカエリカイツブリなどの特徴を詳しく教えて頂き、その後の識別に対する姿勢が、出来たように思っている。

沼のほとりとハジロカイツブリ。懐かしい思い出のひとこまである。

2018/12/16 コサギ Little Egret

コサギの画像

水辺に沿った公園には、散歩の人の姿がちらほら。ベンチに座って、語り合っている人もいれば、一人静かに水辺を眺めている人もいる。ユリカモメが数羽飛び、手前には、オオバンがゆったり泳いでいる。その水辺に1羽のコサギが、舞い降りた。

黄色いソックスが、お似合いのコサギ。かなり近い距離であったが、こちらの様子には、一向にお構いなく水辺を気持ち良さそうに歩いている。湖面には、わずかに残った紅葉が映り、嬉しくなってレンズを向ける。思いがけず良いモデルに出会い、楽しいひとときを過ごすことが出来た。

初冬の公園での思い出のひとこまである。

2018/12/15 ソデグロヅル Siberian Crane

ソデグロヅルの画像

出水平野を訪れたのは、2008年1月のことである。そのとき、マナヅル、ナベヅル、カナダヅル、クロヅルには会えたが、ソデグロヅルとの出会いは叶わなかった。そのソデグロヅルが、近くの田んぼに姿を見せたのが、2011年12月、年の瀬も押し詰まった頃のことである。ずいぶん長い滞在であったので、たくさんの方々が観察されたことであろう。

それから5年後の12月に、ソデグロヅルの成鳥と幼鳥を見る機会に恵まれた。全部で3羽。おそらく親子であろう。静かな静かな田んぼで、一心に採餌する様子は、遠い遠い旅路の疲れも感じさせず、何かほっとする安らぎを覚えたのだった。

初冬の田んぼでの思い出のひとこまである。

2018/12/14 ミコアイサ Smew

ミコアイサの画像

湖面は波も立たず、静かに静かに広がっている。沼のほとりをゆっくりゆっくり歩いてみると、岸辺近くから数羽のスズメが飛び立った。頬をなでる風が、冬の到来を感じさせる。左手に広がる葦原の奥から、水鳥が姿を見せた。距離があるが、どうやらミコアイサのようである。

立ち止まって、しばらく様子を見ることにした。2羽のミコアイサの姿が目に入った。嬉しいことに、ぐんぐん近づいて来る気配。ミコアイサの雌である。湖面が、ピーンと絹を張ったようで美しい。その湖面をこちらに向かって進んで来るミコアイサの姿は、一段と美しく見える。

寒さを感じるようになると思い出す沼のほとりのひとこまである。

2018/12/13 コチョウゲンボウ Merlin

コチョウゲンボウの画像

すっかり寂しくなった初冬の田んぼ。見渡す限り、枯れ草色で覆われている。でも、この渋みのある色調が、私はたまらなく好きである。そして、その田んぼでは、晩秋から初冬にかけて、猛禽の姿を見かけるようになる。かつては、そうであった。しかし、ここ数年、残念なことに田んぼで鳥に出会う機会が少なくなり寂しい限りである。

見通しの良い田んぼをゆっくりゆっくり回っていると、ポツンと見える鳥影。よく見るとコチョウゲンボウの雄のようである。今まで、田んぼで出会うコチョウゲンボウは、いつも雌であった。近かったり遠かったりしたが、コチョウゲンボウの雌には、何回か出会っている。雄との出会いは、珍しいので、一瞬、胸が高鳴った。もっと近づきたいが、きっと飛ばれてしまうことだろう。変化のない姿勢であったが、何とか撮影出来て大満足であった。

あの日の出会いが懐かしい。初冬の田んぼでのひとこまである。

2018/12/12 ユリカモメ Black-headed Ggull

ユリカモメの画像

沼の畔にある公園。散歩の人が、ゆっくり歩き、ベンチでは、子ども連れの人が休んでいる。のどかなのどかな光景である。足元近くにスズメが飛んで来た。どうやら、子どものおやつの食べこぼしがあったようである。

水辺を見てみるとオオバンが1羽泳いでいる。ユリカモメも数羽飛んでいる。そのユリカモメが、すぐ近くに舞い降りた。わずかに残った紅葉が、水面に映り、とても美しい。嬉しいことにユリカモメが、ちょうど良いモデルになってくれた。

初冬の公園を訪れると思い出す懐かしいひとこまである。

2018/12/11 エナガ Hen Harrier

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♫ジュリジュリジュリ♫木立の間から聞こえて来るのは、紛れもなくエナガの声である。色づいていた木の葉も大分落ち、見通しが良くなって来ている。それでも、動きの速いエナガの姿をとらえるのは、なかなか難しい。

自宅から、そう遠くはないところに、いくつかの公園があり、シジュウカラやメジロなどの留鳥のほか、春の渡り、秋の渡りの時に立ち寄ってくれる鳥たちとの出会いを楽しむことが出来た。出来たと過去形で書くのは、ここ数年、鳥たちの姿が、めっきり少なくなってしまったからである。

そのような中で、エナガの声を聞くとほっとして嬉しくなってくる。初冬の公園で出会ったエナガ。思い出の1枚であるが、また近々出会いたいものである。

2018/12/10 メジロ Japanese White-eye

メジロの画像

公園の片隅にある2本の柿の木。あまり気にとめていなかったが、柿の実が色づき、熟し始めるとメジロの姿を時折見かけるようになった。メジロは、身近な鳥であり、自宅にいても声が聞こえてくるのだが、姿を見る機会が案外少ない。ベランダから見える植え込みの中をメジロは、移動しているようで、すっきりしたところでは、なかなか姿を見せてくれない。

公園の柿の木に姿を見せたメジロは、どの柿の実を啄もうかと一瞬悩んだように見えたが、すぐに良く熟した柿のところに目を向けた。その動きを見ていると、何とも楽しくて心が弾んで来る。カメラを向けても、こちらの様子を気にする様子もない。少しすると、もう1羽メジロが飛んで来たが、思い思いに好きな柿を啄んでいるようであった。

初冬の公園での思い出のひとこまである。

2018/12/9 セッカ Zitting Cisiticola

セッカの画像

春には、頼りなげな早苗が揺れ、やがてぐんぐん伸びた稲の緑が辺り一面を覆い尽くし、緑の絨毯を敷き詰めたようになる。そして、じりじりと照りつける真夏の日差しのもとで、黄金色の稲穂が輝く。田んぼの光景は、いつ見ても輝いていて心癒やされるものがある。

収穫の済んだ田んぼの光景は、寂しくもあるが、その風情に心惹かれるものがあり、晩秋から、初冬にかけて私は、しばしば田んぼに足を運ぶ。冬枯れという言葉が、ふさわしいのだろうか、その田んぼで、セッカに出会った。小さな鳥だし、少々距離もあったので、気がつくのが遅かったが、何とも嬉しい出会いであった。

繁殖期には、賑やかな声で、田んぼを飛び回るセッカだが、初冬の田んぼでは、実に静かである。

2018/12/8 コチョウゲンボウ Merlin

コチョウゲンボウの画像

刈り入れの済んだ田んぼに二番穂が勢いよく伸び、スズメやカワラヒワの群れが見られた秋から晩秋にかけての光景が、すっかり寂しくなった頃、田んぼには、時折、猛禽の姿を見かけるようになる。かつては、そうであったのだが、最近は、ずいぶん違って来ている。

馴染みの田んぼを一回り。いつものように、ゆっくりゆっくり田んぼを回っていると、目の前の田んぼにコチョウゲンボウの姿。いつも遠くに見るコチョウゲンボウが、何と目の前の田んぼにいる。驚きと嬉しさで、レンズを向けたが、一向にこちらの様子を気にする気配がない。それも、ぐんぐん近づいて来るのだから、ただただビックリ!

あの日のような出会いは、もうないであろう。何とも懐かしい初冬の田んぼの思い出である。

2018/12/7 カケス Eurasian Jay

カケスの画像

その声は、決して好きにはなれないが、その姿には心惹かれる鳥がいる。それは、カケスである。鳥に関心を持つようになって、まだ日が浅い頃、近くの公園で出会ったのがカケスである。回りには、どなたもいなくて、じっくり観察することが出来たあの頃が、懐かしい。

カケスは、ドングリを見つけると地面に降りて、その実をくわえ、高い木の上に上がって、啄んでいるようであった。顔は、結構きついのだが、羽の色が美しく一目惚れしてしまった。何回かその公園に通い、その後、別の公園でも数回出会っている。しかし、その後、出会うカケスは、非常に警戒心が強くなかなか思うような撮影は出来ない。

寒さを迎えると思い出すカケスとの出会いである。

2018/12/6 コミミズク Short-eared Owl

コミミズクの画像

田んぼの思い出は、数々ある。そのひとつが、コミミズクとの出会いである。かつて、馴染みの田んぼでは、寒さに向かって、小鳥の姿が、たくさん見られた。スズメは、もちろんオオジュリン、カシラダカ、ホオジロ、ホオアカ、時には、コホウアカを見たこともあった。刈田には、たくさんの落ち穂があったし、枯れ草で、小鳥たちが隠れるような場所も、あちこちにあった。

田んぼが大好きな私は、寒い時期も良く田んぼに足を運んだ。その日、前方の畦に見慣れない鳥の姿を見つけ、一瞬、ドキッとなった。どう見てもコミミズクである。その時まで、この田んぼにコミミズクがいることを知らなかった私は、大いに驚いた。あの日のコミミズクの鋭い眼光が、目に焼き付いている。初冬の田んぼの思い出である。

2018/12/5 オジロトウネン Temminck's Stint

オジロトウネンの画像

田んぼや蓮田の風景は心が落ち着き、私の大好きな場所である。春の渡りや秋の渡りの頃は、シギチとの出会いが大いに期待出来るので、足繁く蓮田や田んぼに通ったものである。しかし、寒さを迎える頃になると、風景にもわびしさが漂い、シギチとの出会いも限られて、何とも寂しくなってくる。

その蓮田で、比較的出会いの機会に恵まれるのがオジロトウネンである。コロコロとした体型が、何とも愛らしくて、オジロトウネンは大好きである。見通しの良い蓮田では、いとも簡単にオジロトウネンの存在を知ることが出来た。この冬もきっと越冬してくれることであろう。大いに期待しているところである。

2018/12/4 シロハラ Pale Thrush

シロハラの画像

馴染みの公園の池にカモたちの姿が、ポツポツ見え始める頃、木々の紅葉は、寂しくなっていく。公園の一角にある柿の木。たわわに実っていたので、ずっと気になっていた。柿の木の近くで、ヤマガラを見かけたことはあったのだが、まだ柿が熟れていなかったようで、ヤマガラは素通りしていった。

その柿の木。仰ぐような位置に熟した実が、たくさん見える。これなら、きっと何か鳥が来るであろう。そう思って、少し様子を見ることにした。それほど待つこともなく、メジロが姿を見せた。メジロの動きが何とも楽しい。その動きに見とれていると、何やら大きな鳥の気配。何とシロハラが姿を見せてくれたのだった。

冬鳥として、シロハラは、あちこちの公園で見かけることが多い。しかし、最近は、出会いの機会が実に少なく寂しい限りである。柿の実を啄むシロハラ。懐かしい思い出のひとこまである。

2018/12/3 クサシギ Green Sandpiper

クサシギの画像

川沿いの道を進むと、セイタカアワダチソウの枯れた穂先が、あちこちで前方をふさぐように伸びきっている。どうやらほとんど人が通らないようだ。カルガモやイソシギを見かけることがあるので、何か出会いはないかとゆっくり歩いてみる。

何と嬉しいことに前方にクサシギの姿が見える。地味だが、クサシギの羽は、美しく、心惹かれるものがある。そっとそっと近づいて、レンズを向ける。あまり綺麗な川ではないが、クサシギが、水鏡になっている。さらに嬉しいことに思い切り羽を広げてくれた。クサシギには、何度か出会ったことはあるが、このようなシーンは、初めてであり、その後もなかなか機会がないので、この日の出来事は、鮮明に覚えている。

寒さを向かえる頃になると思い出すクサシギとの出会いのひとこまである。

2018/12/2 ミヤマホオジロ Yellow-throated Bunting

ミヤマホオジロの画像

公園の紅葉も一頃のような色鮮やかさが寂しくなりかけた頃、ルリビタキやジョウビタキとの出会いが楽しみになってくる。木道に沿って進むと♫チッというかすかな声がして小鳥が飛んだ。どうやらアオジのようである。すぐ近くには、カシラダカも姿を見せた。

このような光景は、ごくごく当たり前と思っていたのだが、いつの頃からだろうか、鳥影が薄くなり、アオジやカシラダカを探すことさえ困難になってきた。それでも、ルリビタキやジョウビタキは、目を惹くからだろうか。どなたかが見つけて何とかそのシーズンには、出会うことが出来るのである。

公園での出会いで嬉しい思い出のひとつが、ミヤマホオジロとの出会いである。そのときまで、ミヤマホオジロの声を聞いたことがなかったが、かすかな声に気づき、辺りを良く良く見渡してみると、枯れ草の中に姿を見つけることが出来た。しばらく待って、何とか撮れたのが、この1枚である。

2018/12/1 ニシオジロビタキ Red-breasted Flycatcher

ニシオジロビタキの画像

公園の木々は、すっかり色づき、すでにハラハラと散り始めたところもある。広い公園を歩いてみると赤や黄の葉で敷き詰められたようなところもあり、晩秋から、初冬に季節が、確実に向かっていることを実感する。

程よく色づいた木のところに、カメラマンが集まっている。私もお仲間入りさせて頂き、しばらく様子を見ることにした。胸のところに赤みを帯びたニシオジロビタキが、飛来しているという。今まで、なかなか出会いの機会に恵まれなかったので、何とか撮影出来たらと思う。動きは、かなり速くて、木の陰のところに入ってしまうとお手上げである。それでも辛抱強く待って、何とか撮影することが出来た。

寒さを感じる頃になると思い出す、公園でのひとこまである。