タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

[ 水辺のひとこま ]

2020/9/28 バン Common Moorhen

数年前までは、田園地帯を回るとバンを見かけることが多かった。時には、たくさんの子連れで、可愛い姿を見せてくれたものである。しかし、ここ2~3年、バンを見かける機会が激減している。それは、他の野鳥についても同じことが言えるのかもしれない。

蓮田地帯で、シギチの観察をしているとき、久しぶりにバンの姿を見かけた。かなり用心深く、すぐに姿が見えなくなってしまった。真っ黒黒助の可愛い雛の姿を見る機会は、なくなってしまったのだろうか。何とも寂しい限りである。

2020/9/27 タシギ Common Snipe

タシギの画像

稲田では、収穫が進み、刈田が日に日に広がっていく。その刈田で、タシギの姿をしばしば見かけるようになって一月ほどになる。すでに二番穂が青々と伸びて、その間にタシギは、上手に身を隠している。

一方、蓮田では、蓮の葉陰に隠れたりしているものの、案外、観察が容易である。この日、出会ったタシギも蓮の葉陰で羽繕いしていたが、何とか撮影することが出来た。タシギの決め手となる翼後縁の白帯も明瞭に出て嬉しい出会いとなった。

秋の深まりと共に、タシギとの出会いは更に増すことであろう。

2020/9/26 オジロトウネン Temminck's Stint

オジロトウネンの画像

今季、出会いの多いシギチのひとつがオジロトウネンである。近かったり、遠かったり。その出会いの折々に距離は違うものの、蓮田地帯に足を運ぶ度に、ほとんど出会いが叶う。距離がありすぎて観察だけのこともあるが、出会えたことに常に感謝している。

多いときには、7羽の群れを見ているが、9羽ご覧になられた方もいらっしゃるので、今季は、オジロトウネンが多いのかもしれない。

この日の蓮田は、コチドリだけであったが、座って観察していると何と目の前にオジロトウネンが1羽、飛んで来た。何とも嬉しく不思議な出会いであった。

2020/9/25 エリマキシギ Ruff

エリマキシギの画像

秋の渡りも中盤戦を迎えたようである。日によって時間によって、見られる種が異なり、見られたり見られなかったり、それが鳥見の醍醐味なのかもしれない。

秋晴れの日に出会ったエリマキシギ。広く開けた蓮田に1羽、近くにはタカブシギもいたが、皆さんの注目の的は、やはりエリマキシギ。レンズの方向は、皆、同じである。春の渡り、秋の渡り。たくさんのシギチとの出会いがあるが、とりわけエリマキシギとの出会いが楽しみである。

今季も出会えたことに感謝である。

2020/9/24 タカブシギ Wood Sandpiper

タカブシギの画像

秋の渡りのシギチを求めて、蓮田地帯に時折、足を運んでいる。青々として大きな葉を広げていた蓮田も少しずつ収穫が進み、1箇所に集中していたシギチも、分散したようである。

この日出会ったタカブシギは、刈田に10数羽、集まっていた。タカブシギに出会うのは、ほとんどが蓮田であるので、最初、それがタカブシギとは、思わなかった。刈田の色に同化していることもあって、目が慣れてくるまで、何かが動いているという認識だけであった。

刈田のタカブシギ、新鮮で嬉しい出会いとなった。

2020/9/23 ハクセキレイ White Wagtail

ハクセキレイの画像

時折、出掛ける田んぼ。鳥との出会いは少ないが、それでもスズメやヒバリ、カルガモ、時には、カワラヒワなどを見かけることもある。この日の出会いは、ハクセキレイ。この日は、成鳥ではなく幼鳥と出会った。

水浴びをした後、丁寧に丁寧に羽繕いしている。その姿が、何とも微笑ましくて、密着取材させてもらった。何度も何度も実に丁寧な羽繕いで感心してしまった。親の躾なのか、それとも生まれつき綺麗好きなのか。野鳥の姿を見ていると感心することが多い。

2020/9/22 チョウゲンボウ Common Kestrel

チョウゲンボウの画像

今年の梅雨は、雨の日があまりに多く、寒くもあったので、農家の方々は、ご苦労が多かったことだろう。しかし、雨があがって暑い日が続いたので、稲の生育も順調の様子で、次々に収穫が進んでいった。今では、刈田が相当広がっている。

その刈田を眺めながら、蓮田地帯に足をはこぶ。途中、チョウゲンボウが、飛ぶ姿が見えた。何と3羽のチョウゲンボウが、絡み合うように飛んでいる。まだ刈り入れの済んでいない稲田の上を飛び、姿が見えなくなってしまった。ちょっと回り道をして見ると刈田の中央付近にチョウゲンボウの姿が見えた。

程なく飛び立ったが、足には、しっかりトンボを掴んでいた。

2020/9/21 エリマキシギ Ruff

エリマキシギの画像

田んぼで見られるシギの中で、出会いを楽しみにしているシギやチドリは、色々あるが、とりわけ関心があるのが、エリマキシギである。春の渡りでは、特にエリマキシギ夏羽との出会いを期待している。完全な夏羽は、繁殖地に行かなければ見られないが、未完成ながら、夏羽に近い個体を何回か見ることが出来たのは、幸いであった。

秋の渡りでは、幼鳥との出会いが多い。今季もエリマキシギとの出会いを期待していたが、広い蓮田で、一心に採餌している光景を何とか見ることが出来た。次回は、もう少し近くで会いたいものである。

2020/9/20 オオハシシギ Long-billed Dowitcher

オオハシシギの画像

夏羽のオオハシシギが観察されていることを知ったのは、1ヶ月以上前のことである。おそらくこの辺りであろうと狙いを定めて探してみるものの、なかなか見つけることが出来ず、真っ赤な夏の衣装も色あせて来た頃、何とか出会うことが出来た。

真っ赤な衣装とは程遠い色になっていたが、それはそれで、なかなか魅力的である。枯れた蓮の葉の色と同化して、ちょっと目を離すと居場所が分らなくなってしまう。久しぶりの出会いは、とても嬉しいものであった。

2020/9/19 チュウジシギ Swinhoe's Snipe

チュウジシギの画像

今年は、梅雨が長く、雨の日が非常に多かったので、稲の収穫に影響を及ぼすことと案じていたが、日一日と刈田が広がっていく様子を見るとホッとする。その刈田には、タシギが、ずいぶん姿を見せるようになった。

先月末の出会いになるのだが、農道にジシギの姿を見かけた。第一印象は、明らかにタシギではない。オオジシギあるいはチュウジシギであろうと思った。その前に2個体、チュウジシギに出会っているのだが、それは、明らかに暗色であった。この個体は、前回の2個体に比べて暗色味が淡いように思った。しかし、どうやらチュウジシギ成鳥のようである。ジシギは、奥が深くて難解である。

2020/9/18 ヤマガラ Varied Tit

ヤマガラの画像

今年の夏の暑さは、格別であった。その暑さの中で、ヤマガラの声を聞いた時は、耳を疑ったのだった。♬ニーニーニーという甘えた声ではなくて、♬シーシーシーと聞こえる小さな声である。今年は、エゴの実が豊作で、ヤマガラの飛来を待ちわびていたのだが、こんなに早く、ヤマガラに会えるとは思っていなかったので嬉しかった。

しかし、声はすれども姿は見えずで、最初、ヤマガラの声を聞いた日からずいぶん経ってから、ようやくヤマガラの姿を確認出来たのだった。まだエゴノキには、緑の葉がしっかりついているので、その葉陰に入ってしまうと全く姿が見えなくなる。何とか姿を見ることが出来てホッとしたのだった。

2020/9/17 タカブシギ Wood Sandpiper

タカブシギの画像

秋の渡りのシギチを探しに、時折、蓮田地帯に足を運ぶ。レンコンの収穫も始り、蓮田もずいぶん見通しが良くなって来た。一部の蓮田に集まっていたシギたちも、これからは分散していくことだろう。

蓮田で見かけることの多いタカブシギだが、この日は、珍しく刈田に姿を見せてくれた。ちょうど良い具合に水が入っていたので、水鏡になったり、普段と違うタカブシギの姿を見ることが出来た。刈田のタカブシギは、なかなか美しく心に残るものとなった。

2020/9/16 ツルシギとアカアシシギ

ツルシギとアカアシシギの画像

私にとって、田んぼや蓮田で秋の渡りを感じさせるシギのひとつがツルシギである。レンコンの収穫も少しずつ始り、淡い期待を持って蓮田地帯に足を運んでみた。

一通り、いつものコースを回り、ほぼ最後の蓮田に差し掛かったとき、シギのシルエットが見えた。やや逆光気味であったので、位置を変えて観察することにした。双眼鏡で確認すると、何とツルシギである。近くには、タカブシギ、アカアシシギの姿も見えて、何とも胸弾むひとときを過ごすことが出来たのである。

蓮田地帯は、いよいよ秋の渡りの本番のようである。

2020/9/15 アオアシシギ Common Greenshank

アオアシシギの画像

今季、いつもの蓮田地帯では、先月の半ば頃から秋の渡りのシギチの姿がポツポツ見られ始め、今も相変わらずの顔ぶれが滞在中のようである。残念なのは、色々なシギチが見られる蓮田が、道路から距離があり、双眼鏡で見ても種の特定がなかなか難しい。それでも先日、証拠写真を撮ってウズラシギを撮影したことがある。

この日は、別の場所でアオアシシギを観察することが出来た。どうやら眠っているようで、時折、目を開けるが、すぐまた目を閉じてしまう。

刈田には、若いトビの姿も見え、稲穂の上には、サギの群れ。用水路では、カルガモの親子がゆったりと過ごしていた。

2020/9/14 オジロトウネン Temminck's Stint

オジロトウネンの画像

秋の渡りのシギチを求めて、時折、蓮田地帯に足を運ぶ。その折々、大なり小なり出会いがあり、それがたまらない魅力になって、また次回の楽しみとなっている。

この日は、今まで知らなかった蓮田を教えて頂いた。車を降りて少し歩いたが、周りには、トンボがたくさん飛んでいる。ほとんどシオカラトンボのようであるが、ギンヤンマも飛んでいた。そっとそっと近づいた蓮田。そこには、可愛いオジロトウネンが3羽待っていてくれた。

3羽のオジロトウネンが、固まったように動かず、教えて頂かなければ気が付かなかったのではないかと思うほど、背景にとけ込んでいた。静かな蓮田のひとこまである。

2020/9/13 イトトンボ他

クロイトトンボの画像

昨年は春から夏、そして初秋にかけて、ずいぶん里山へ足を運んだ。チョウやトンボとの出会いに夢中になっていたのだが、今季は、ほとんど里山へ出掛ける機会がない。鳥たちとの出会いが、そこそこにあり、田んぼへ足を運ぶことが多くなっている。

久しぶりに近隣の水辺公園に出掛けてみると、スイレン池にイトトンボの姿が見えた。そして近くのハギの花には、キタキチョウやツバメシジミがヒラヒラと飛んでくる。水辺のハマナスは、真っ赤な実をつけて微笑んでいる。すぐ近くには、ナツアカネが倒立の姿が見える。時折、吹く風には、秋の気配。季節は、確実に進んでいる。 ゆったりのどかな水辺公園であった。

2020/9/12 タシギ Common Snipe

タシギの画像

長雨の影響を心配していた稲の生育具合、その後太陽がぎらぎら輝く日が続いたのが幸いしたのか、稲穂がずっしりと頭を垂れている。早いところでは、8月の半ば頃から、収穫が始まり、今では、刈田がずいぶん増えて来た。

その刈田を回っているとジシギの姿が目に飛び込んでくる。今の時期に多数飛来してくるタシギである。嘴が細くて長くて顔立ちもやはりオオジシギやチュウジシギとは印象を異にしている。これからずいぶん出会いの機会が増すことだろう。

2020/9/11 ヒバリ Eurasian Skylark

ヒバリの画像

秋の渡りのシギチの姿を求めて、時折、田んぼを回っている。蓮田地帯は、収穫が始まったものの、まだまだ緑の大きな葉が茂っているところが多く、刈田の広がる田園地帯でジシギとの出会いを楽しみに回っている。

今季、オオジシギにもチュウジシギにも出会え、タシギがたくさん入って来ているのも確認出来た。その田んぼ回りの時、ちょっと見慣れない鳥を見かけた。かなり褐色の色合いが濃く、今まで見たことがない。良く良く見れば、換羽中のヒバリだと思ったが、何とも不思議な気分での探鳥であった。

2020/9/10 コチドリ Little Ringed Plover

コチドリの画像

秋の渡りのシギチを求めて、時折、蓮田地帯を訪れる。その蓮田で、一番出会いの機会が多いのがコチドリである。春の渡りの時は、繁殖を前にして、鳴き声をよく耳にしたが、秋の渡りは、静かである。

何カ所かの蓮田で出会ったコチドリ。それぞれに特徴があり、その表情のひとつひとつが愛らしくて、コチドリがますます好きになってくる。何度出会ってもどこで出会っても愛おしくてレンズを向けている。

2020/9/9 チュウジシギ Swinhoe's Snipe

チュウジシギの画像

少し早めに家を出て田んぼに向かう。田園地帯では、収穫作業が進んでいるので、農家の方のご迷惑にならないよう、朝早く回ることにしている。今の時期、期待しているのは、ジシギである。

前回チュウジシギに出会った場所の近くで、ジシギの姿を見つけた。もしかしてオオジシギかしらと期待したが、暗色で、チュウジシギ成鳥とのことであった。辺りを注意深く見渡しながら進まないと近づきすぎて飛ばれてしまうことが多々ある。今回は、ゆっくり観察することが出来た。

2020/9/8 ショウドウツバメ Sand Martin

ショウドウツバメの画像

8月から9月にかけて秋の渡りのシギチを求めて、田園地帯を回るが、以前のように蓮田を埋め尽くすほどのシギチに出会うことはなく、何とも寂しい限りである。それでも、今季は、キリアイをはじめ、オジロトウネン、ヒバリシギ、冬羽に換羽中のコアオアシシギなどに会え、嬉しく思っている。

もうひとつ、この時期に出会いを楽しみにしている鳥がショウドウツバメである。ずっと探していたが、教えて頂き、雨が時折降る中ではあったが、30羽ほどの群れを見ることが出来た。道路上に降りているのは、体を温めているそうである。1羽、普通のツバメが混じっていたが、大きさの違いが良く分かった。嬉しい出会いであった。

2020/9/7 ムナグロ Pacific Golden Plover

ムナグロの画像

梅雨の頃、今年は、あまりにも雨の日が多く、肌寒ささえ感じる日もあって、稲の生育具合を気にしていたが、今、田園地帯を回ると順調に刈り入れが進んでいるようでホッとしている。刈田もずいぶん広がって来ている。

稲の収穫具合を気にとめながら、田んぼを回っていると、前方に鳥影が見えたように思った。ハトかな?と一瞬思ったが、近づくほどに、それがムナグロであることが分かり、嬉しくなった。春の渡りのときは、地元の田んぼでたくさんのムナグロを見たが、今季初めての出会いである。田んぼの奥の方にもたくさんいて、どのムナグロに焦点を合わせようかと迷っているうちに飛ばれてしまった。あっという間の出来事だった。

2020/9/6 ヒバリシギ Long-toed Stint

ヒバリシギの画像

秋の渡りは、かなり前から期待していたが、その中で、特に会いたいと願っていたシギチのひとつが、ヒバリシギである。8月の半ば過ぎに出掛けた蓮田で、2羽のヒバリシギに出会ったが、その後、数回、遠いながらもヒバリシギを観察する機会に恵まれ、嬉しい限りである。

キリアイを観察していると、すぐ前を横切るように通って行ったのが、このヒバリシギであった。一瞬、ほんの一瞬であるが、キリアイが2羽?と思ったほど、印象が似ていた。良く良く見れば、全く違うのであるが、ヒバリシギとキリアイを同時に見られて何とも嬉しいことであった。

2020/9/5 トウネン Red-necked Stint

トウネンの画像

田園地帯では、秋の渡りが、8月の半ば頃から始り、少しずつシギチの姿が見られて嬉しい限りである。田んぼで見られるシギチに関心を持ち、自宅から車で1時間半ほどの蓮田地帯に時折、足を運んでいる。一見、のどかでゆったりした光景に見えるが、時には、仲間内で、ささやかなトラブルもあるようだ。

水の入り具合が程よく、居心地が良いと思われる蓮田にちらほらシギチの姿が見えていたが、その中で2羽のトウネンが小競り合いを始めた。時間にすれば、ほんのわずかなのだが、見ていてハラハラしてしまった。お互い、言い分があることだろう。それは、人間社会においても同じことが言える。我慢が良いわけではない。時には、こんな場面も必要なのだろう。

2020/9/4 オジロトウネン Temminck's Stint

オジロトウネンの画像

秋の渡りのシギチが、少しずつ見られている蓮田地帯。天候が不安定な日であったが、思い切って出掛けてみた。1枚の蓮田にトウネン、コチドリ、タカブシギなど多彩な顔ぶれが見られるところがある。すでに先客の方がおられてご一緒させて頂いた。

遠くにオジロトウネンらしき姿を見つけた時は、嬉しかった。蓮田の泥が脚について、チャームポイントの黄色い脚は、泥だらけである。2羽のオジロトウネンが、蓮の葉の下で休んでいる姿が、何とも愛おしい。今の時期にしか見られない夏羽の特徴をしっかり観察して帰路に着いた。

2020/9/3 ウズラシギ他

ウズラシギの画像

週に一度くらいの鳥見であるが、出掛ければ、それなりに出会いがあり、有り難く思っている。稲田は、場所によって色々で、6月の長雨の影響があるのか、まだまだ収穫までには、時間がかかりそうなところもあるし、黄金色に輝き、収穫が済んだところもある。

その収穫の済んだ田んぼで、カルガモが寛いでいた。こんなにまとまって、カルガモが刈田にいる光景は、かつて見たことがなかった。近くでは、稲穂を前にゴイサギの姿。キジの雌の姿も見える。アマサギは、群れで寛いでいる。蓮田の奥の方で動いているのは、ウズラシギ。今季、初めての出会いである。かなり距離はあったが、レンズを向けてみた。

田んぼでは、色々な鳥たちがひっそりと過ごしている。

2020/9/2 チュウジシギ Swinhoe's Snipe

チュウジシギの画像

8月は、あまりにも暑い日が続き、田んぼに飛来する秋の渡りのシギチの動向が気になりながら、1週間に一度くらいの鳥見であった。それでも出掛ければ、何らかの出会いがあり、嬉しく有り難く思っている。

そのうちのひとつが、チュウジシギとの出会いである。行く手に黒々とした鳥影があり、何やらジシギの姿が見える。車で、そっとそっと近づくと嘴のがっしりしたジシギであった。かなり暗色で、チュウジシギのようである。詳しい方にお尋ねしたところ、成鳥とのことであった。

朝のひととき、思いがけない嬉しい出会いであった。

2020/9/1 キリアイ Broad-billed Sandpiper

キリアイの画像

厳しい暑さの続く8月であったが、気になっていた渡りのシギチに会いたくて、数回、蓮田に足を運んでみた。渡って来たばかりと思われるシギの姿を見ると愛おしく思われて、暑い中、出掛けて来て良かったと思ったのだった。前日まで見られていたというキリアイ。出会いが叶わず、残念な思いをしてことがあったが、数日後、再訪してみると嬉しいことにキリアイが姿を見せてくれた。

逆光のかなり遠い位置にキリアイがいるということをベテランの方に教えて頂き、その所在が確認出来たときは、嬉しかった。そのキリアイが、ずんずんこちらに近づいて来る。ドキドキしながら、暑さも忘れて待った。こんなに近くまで来てくれてありがとう。キリアイに心の中で呼びかけた。嬉しい嬉しい出会いだった。

2020/8/31 タカブシギ Wood Sandpiper

タカブシギの画像

暑さは、いつまで続くのだろうか。そうぼやきながら、田園地帯に向かった。目指すのは、心当たりの蓮田である。近づくほどにシギの声が聞こえて来る。それは、タカブシギの声であった。

到着してあまり時間が経っていないのだろうか。それぞれに思い思いの行動をしている。さして広くない蓮田であるが、20羽弱のタカブシギがいたように思う。そのうちの2羽が、じっと向かい合っている。まるで、相撲のワンシーンを見ているようであった。差し詰め、ハッケヨ~イ、ノコッタノコッタ!というところだろうか。この試合は、引き分けに終わった。

2020/8/30 コアオアシシギ Marsh Sandpiper

コアオアシシギの画像

暑い日であったが、思い切って出掛けてみると心当たりの蓮田からシギの声が聞こえて来て嬉しくなった。その蓮田で、タカブシギと共に姿を見せてくれたのが、1羽のコアオアシシギである。

前回、紹介させて頂いているのだが、このコアオアシシギ、水浴びも披露してくれた。暑い日には、何と言っても水浴びに限る。そう言っているようにも見えた。何とも心地良さそうなコアオアシシギの姿が目に焼き付いている。

2020/8/29 スズメ Eurasian Tree Sparrow

スズメの画像

時折足を運ぶ田んぼ。稲穂は、日に日に色づいて、ずっしりと重そうに頭を垂れている。子どもの頃、稲田に行くとイナゴがたくさん飛び立ったが、今は、農薬の普及で見かけることはない。そう思っていた。ところが驚くほどのイナゴが飛び立つ田んぼが今もある。有機農法で作られている稲田である。農薬を使っている田んぼに比べれば、収穫高は、大幅に違うことであろう。

スズメは、そんなことには、無関心という風情で、田んぼで寛いでいた。

2020/8/28 カワラヒワ Oriental Greenfinch

カワラヒワの画像

この夏の暑さは、格別で、40℃を越した地域もあるのだから、本当に驚く。我が家は、比較的風の通りが良く過ごしやすいのだが、流石にこの夏は、一日中エアコンのお世話になって過ごすことになったのだった。

鳥見の回数もかなり少なかったが、その折々に何かしら出会いがあり、嬉しく有り難く思っている。この日は、水浴びをするカワラヒワに出会った。何とも愛らしい2羽のカワラヒワ。その動きを見ていると嬉しくまた涼しくなってくるのだった。出会う機会の少なくなったカワラヒワだが、またの出会いを楽しみにしている。

2020/8/27 ヒクイナ Ruddy-breasted Crake

ヒクイナの画像

少し前のことになるが、気になっていた田んぼを回ってみた。それほど広くない田園地帯なのだが、稲が伸び、鳥を探すには、なかなか難しい状況になっている。ひとつひとつあぜ道を見ながら、田んぼを見て回ると、やっと鳥影を見つけることができた。

逆光なので、シルエット状態であるが、何とか写真を撮ることが出来た。久しぶりのヒクイナとの出会いである。

2020/8/26 タカブシギ Wood Sandpiper

ヒバリシギの画像

暑い日であったが、田んぼの様子が気になり、ひととき出掛けてみた。何と言っても気になるのは、秋の渡りのシギたちである。遠くからかすかにシギの声が聞こえて来たときは、胸が高鳴った。

近づくほどにそれは、タカブシギであると分った。その蓮田には、かなりの数のタカブシギの姿があった。換羽の状況も様々である。1羽が水浴びを始めた。元気いっぱいである。旅の疲れを癒やしているのだろうか。佇んでいるだけのタカブシギも水浴びをしているタカブシギもゆっくりと休養したっぷり栄養補給してもらいたいものである。

2020/8/25 ヒバリシギ Long-toed Stint

ヒバリシギの画像

田園地帯にも秋の渡りの先陣が入り始め、少数ながら、シギチの姿を見かけるようになって嬉しい限りである。シギチ特に田んぼで見られるシギチに関心を持ち、時間があれば田んぼ回りをしている。前回、田園地帯を回った時は、稲穂が頭を垂れている光景を見ていたのだが、今回、出掛けてみると収穫の済んだ田んぼをあちこちに見かけ驚いている。

収穫の済んだ田んぼで、タカブシギを見かけたが、蓮田では、今季初めての出会いのヒバリシギが待っていてくれた。最初は、かなり遠いヒバリシギにレンズを向けていたが、すぐ近くにも、もう1羽のヒバリシギがいて、結果、2羽のヒバリシギを観察することが出来たのだった。大好きなヒバリシギ。嬉しい嬉しい出会いであった。

2020/8/24 トウネン Red-necked Stint

トウネンの画像

干潟や河口の秋の渡りは、大分前に始まっている。田んぼで見られるようなヒバリシギやサルハマシギなども見られたようで、蓮田や田んぼの様子が気になっていた。

暑い日が続いているが、少し雲が出そうな予報を信じて思い切って出掛けてみると、久しぶりにシギチの声を聞くことが出来、胸弾む思いがするのであった。田んぼで見られるシギチに関心があり、折々に出会いを求めて田園地帯を訪ねていたが、ここしばらく足が遠のいていた。

この日、久しぶりにトウネンの姿を見ることが出来た。トウネンに会う度に、この小さな体で、長い旅路をどのように過ごすのだろうかと熱いものが胸にこみ上げて来る。ゆっくり羽を休めて欲しいものである。

2020/8/23 イソシギ Common Sandpiper

イソシギの画像

暑い間の鳥見は、早朝に限ると思っている。近くの田んぼを一回りするのに、ほぼ1時間。早起きして、田んぼに向かうと朝露がキラキラ光って、稲穂も草も野の花も美しさを増して見える。

あぜ道に動く鳥影。良く見るとイソシギであった。まだ幼さを感じる動きに、今の時期だからこそと嬉しくなる。成鳥であれば、こんなにゆっくりモデルになってくれないことだろう。出会いは、一期一会。嬉しい早朝の出会いであった。

2020/8/22 タマシギ Greater Painted Snipe

タマシギの画像

厳しい暑さが続き、外出は、ためらわれるので、しばらく鳥見を見合わせていた。早朝、短時間の鳥見であればと思い、出掛けてみることにした。

朝早くの田んぼは、気持ちが良い。稲穂に水滴のついているところもあり、朝日を受けてキラキラ輝いている。車の前方を飛んだのは、ヒバリ。ハクセキレイの姿も見える。

あぜ道に鳥影を見て、車をとめた。逆光で鳥は、シルエット状にしか見えない。1羽は、クサシギ。2羽は、タマシギの雄のようである。以前は、一日に5組もタマシギを見られた時代もあったのに、今では、全く見られなくなり寂しく思っていた。

逆光で撮影は、厳しかったがレンズを向けてみた。久しぶりの嬉しい出会いであった。

2020/8/21 メジロ Japanese White-eye

メジロの画像

♬チーチー♬チーチー 1週間程前から、この声を良く耳にするようになった。メジロの声に違いないと思ったが、なかなか姿を確認出来なかった。ほぼ毎日、朝に夕に昼間の時間帯もこの声がする。メジロが巣立ったのだろうと思っていた。

夕方の時間帯にならないと逆光で、声の方角を見ても見つけられない。ようやくチャンスが巡って来た。少々厳しい光線のところもあったが、何とかメジロを撮影することが出来た。やはり幼い感じのするメジロであった。巣立った後、遊びに来てくれたのだろう。嬉しい出会いであった。

2020/8/20 コアオアシシギ Marsh Sandpiper

コアオアシシギの画像

連日の暑さに音を上げて、エアコンの効いた部屋に閉じこもっていたが、干潟では、大分前から、秋の渡りが始まったとのこと。田園地帯でもそろそろ秋の渡りの片鱗でも見ることが出来るのではないかと重い腰を上げて出掛けてみた。

幸いなことに、心当たりの蓮田を訪ねてみるとシギの声が聞こえて来る。久しぶりに聞くシギの声に胸が弾んだ。見渡すとタカブシギが多数いて、その中に1羽のコアオアシシギの姿を認め、嬉しくなった。成鳥夏羽から冬羽へ換羽中のようである。

このようなステージのコアオアシシギに真夏に会えるとは、感激であった。

2020/8/19 オオジシギ Latham's Snipe

オオジシギの画像

例年、お盆を過ぎると吹く風が変わり、わずかに秋の気配を感じるが、この夏は、格別の暑さ。戸惑いを感じながら、日々過ごしている。

暑さを避けて、早朝、田んぼを回ってみた。稲穂は、すでに色づき、収穫の時を待っている田んぼも多数、見かけるようになって来た。

田んぼの一角で、遠くに鳥の姿を認めた。大抵、カルガモの場合が多いが、カルガモより小ぶりである。双眼鏡で見てみると嬉しいことにジシギである。どうやらオオジシギのようだ。少々厳しい距離であったが、夢中でレンズを向けていた。今季初めての嬉しい出会いであった。