タイトル:九羽の白鳥 とりどり日記

[ タゲリ ]

2020/1/23 蓮田のひとこま

越冬しているシギチに会いたくて時折、蓮田地帯を訪れる。日によって出会いは様々だが、少ないながらも何かしら出会いがあるので、それを楽しみに足を運んでいる。

秋の渡りが済んで、しばらく蓮田は、もぬけの殻のようになってしまったが、1カ所、タシギとタカブシギを見かけた蓮田があった。しかし、それも一度だけで、その後、何度訪れても蓮田は、空っぽ。寂しい限りであった。それでも、訪れる度に、その蓮田を覗いていたのだが、やっとタゲリの群れが入っている場面に出会った。

金属光沢の羽の色が、今ひとつであったが、タゲリの様子を観察していると、1羽が水浴びを始めた。蓮田の水なので、泥水である。たっぷり時間をかけてタゲリは水浴びを楽しみ、さっぱりした様子でスタスタと歩いて遠ざかって行った。