収穫の済んだ蓮田は、鳥たちにとって、憩いの場になっているようである。広々と続く蓮田地帯をシギチの姿を求めて回るのだが、どうやら好みの場所があるらしく、集まっている田んぼは限られているようだ。前回、タカブシギやタシギ、オオハシシギなどを観察したところに小さなシギの姿が見える。少しずつ近づいてみると、どうやらハマシギのようである。その数、おそらく70羽から80羽くらいではなかったろう か。
いくつかのグループに分かれているようで、30羽くらいが固まって休んだり、10羽くらいが固まって採餌したり、ひとつの蓮田をハマシギが埋め尽くすという感じであった。以前は、干潟で見る機会が多かったハマシギだが、今は、干潟へ行くことが困難になり、田んぼでの出会いばかりである。今度は、ハマシギが群れ飛ぶ姿を見たいものである。