時々訪れる田園地帯。最近の田んぼは、ひとつの田んぼが、大きすぎて、畦もなく、何とも殺風景になっている。しかし、私が好んで訪れる、この田園地帯は、昔ながらの田んぼで、ひとつひとつの田んぼが小さい。あぜ道には、ハルジオンなど、野の花が咲いて、何とものどかで大好きである。
その田んぼのあぜ道で出会ったキジの雄と雌。ドラマを見ているようで、何とも楽しくほのぼのとした気分に浸ることが出来た。雄のいる方向に向かって雌が、急ぎ足が向かったのだが、何と、雄の前を素通り。呆気にとられているキジの雄の表情が、実に楽しかった。
雌が、急ぎ足で、雄の前を素通りした理由は、何なのだろう?男女の仲が、何とも複雑であるのは、人間界ばかりではないようである。