2024/10/1 蓮田のひとこま
秋の渡りのシギたちで賑わっているという蓮田地帯。なかなか重い腰が上がらなかったが、何とか出かけてみると嬉しいことに、いくつかの出会いがあった。そのひとつがオグロシギである。久しぶりに見るオグロシギの姿に何とも嬉しさがこみ上げ、やはりシギとの出会いは格別であると改めて思った次第である。機会があれば、秋の渡りの蓮田地帯と二度、三度と訪れてみたいものである。
2024/10/2 蓮田のひとこま
秋の渡りで賑わっているという蓮田地帯。何とか重い腰を上げて出かけてみると久しぶりにシギたちの姿を見ることが出来た。そのひとつがオグロシギであり、もうひとつは、アカアシシギであった。アカアシシギとの出会いは、かなり久しぶりであったので、胸が高鳴った。
小雨が降る日であったので、色が出ず、綺麗な写真は撮れなかったが、オグロシギとアカアシシギという素晴らしい出会いに感謝、感謝の一日となった。
2024/10/3 蓮田のひとこま
蓮田地帯を訪ねて一番の楽しみは、何といってもシギとの出会いである。それは思いがけない出会いほど嬉しいものである。この日の出会いは、アオアシシギであった。サギたちがたくさん集まっている蓮田にぽつんと一羽のシギ。どうやらアオアシシギのようである。ガリバーほどの大きさのチュウサギを横切るようにアオアシシギが堂々と過ぎてゆく。その様子がたまらなく愛おしいものに思えた。
蓮田地帯では、いろいろなドラマが待ち受けている。
2024/10/4 タカブシギ その1
秋の渡りのシギチでにぎわっているという蓮田地帯。自分の体が以前のように自由に動くわけではないので、うずうずしながら現地に赴くには、それなりの準備が必要になってくる。
何とか準備を整えて、いざ目的地の蓮田地帯を目指す。最初に出会ったのが、大好きなタカブシギであった。そのタカブシギが、水浴びを披露してくれたので、写真のカット数が多くなり、5回に分けて自分の記録用に掲載させていただくことにした。
2024/10/5 タカブシギ その2
蓮田地帯で出会う機会の多いタカブシギであるが、全国的には、数を減らし絶滅危惧種に指定されている。有難いことに私が訪れる蓮田地帯では、タカブシギとの出会いの機会に恵まれている。
今回の蓮田地帯の訪問で、まず、最初にタカブシギに出会った。そして、何と時間をかけて水浴びを披露してくれたのである。その水浴びを見守るようにもう一羽のタカブシギも姿を見せてくれた。
2024/10/6 タカブシギ その3
何とも気持ち良さそうに水浴びをするタカブシギ。まだ、暑さの残る日であったので、何とも羨ましく見惚れてしまった。車からの撮影であり、かなり距離があったので、水しぶきがこちらに飛んでくることはなかったが、何とも羨ましいことであった。それにしてもタカブシギの羽は、美しい。
2024/10/7 タカブシギ その4
ずいぶん時間をかけて水浴びし、羽を手入れを怠りなく済ませてようで、蓮田の水たまりから飛び上がり、羽をぶるぶるとさせて仕上げにかかったようである。カメラを構えている手も少々疲れて来たので、そろそろ終わって欲しいと思っていたところであった。やれやれであった。
2024/10/8 タカブシギ その5
長い時間をかけて水浴びし、羽の手入れをしたタカブシギ。水から上がって羽をぶるぶるさせた後、嘴で、実に丁寧に羽繕いをする。よほど水浴びが気持ちが良かったのであろう。すっかり満足した表情で、一枚一枚の羽を手入れするタカブシギの姿は、神聖にさえ感じられた。20年余り鳥見を続けて来て、これほど丁寧な水浴びと仕上げを見るのは、初めてであった。
5回の長きにわたってしまったが、大切な記録として残せたらと思っている。
2024/10/9 トビ
田んぼが大好きで、時々車で田んぼを回っている。今は、渡り途中のシギに会える可能性もあるので、田んぼが楽しみである。車で田んぼを回っていると遠くにトビの姿が見えた。トビは、案外、警戒心があるので不用意に近づくと飛び立たれてしまう。そっとそっと近づいてレンズを向けた。まだ幼さの残る顔立ち。何とも嬉しい出会いであった。
2024/10/10 タシギ
秋の渡りで出会うシギたち。出会いを楽しみに何度か足を運んでいるが、時間やそのほか、タイミングがあり、なかなか思うようにはいかない。土手の上から田んぼを眺めていると何か動いたような気がした。よくよく見るとタシギらしい。嬉しくなってレンズを向けた。少し離れたところにもう一羽のタシギ。一度に二羽のタシギに会えて嬉しい鳥見となった。
2024/10/11 コチドリ
以前は、田んぼに足を運ぶとほぼ間違いなく出会うことのできたのがコチドリであった。ところが、ここ数年、コチドリでさえなかなか出会えない。鳥たちの姿の何と少なくなったことだろう。でも、この日の蓮田では、数羽のコチドリに出会うことが出来たのだった。
その中の一羽が、実にサービス精神旺盛で、演技を披露してくれた。掻き掻きする姿が何とも愛らしい。ほぼ目の前で、ゆっくり時間をかけて羽繕いをしてくれたのだった。
2024/10/12 トウネン
秋の蓮田では、色々な出会いがある。しばらく出会いの機会のなかったトウネンにしばしば出会っている。この日のトウネンは、ストレッチでもするような姿勢であった。羽根をのばして実に気持ちの良さそうな表情をしていた。このような表情を見られるのは、何とも嬉しい限りである。一日一日を大切に生きたいものである。
2024/10/13 シマアジ
秋の渡りのシギたちに会いたくて、時折、蓮田地帯へ足を運んでいる。曇りがちの今にも雨の降りそうな日であったが、気になっていた蓮田をのぞいてみた。蓮田の中央にタカブシギが集まっている。そのタカブシギを横目に見て、何か他にはいないのかしらと辺りを見渡す。こがもかな?と思いながら、でももしかしたらシマアジかもしれないと淡い思いもあった。
帰宅後、パソコンに取り込んでみるとシマアジの特徴が出ていて、ほっとしたのであった。
2024/10/14 タカブシギとカルガモ
秋の渡りのシギチに会いたくて何度か蓮田地帯へ足を運んでいる。雲の厚い日であったが、ポイントを数か所回ってみた。遠くにタカブシギが休んでいるところがあり、車をとめて観察することにした。
三羽のタカブシギがゆったり休んでいるので、様子を見ているとカルガモが近づいて来た。何とタカブシギが小さく見え、まるでカルガモは、ガリバーのようである。何とも楽しいい光景であった。
2024/10/15 ツルシギ その1
蓮田地帯のシギチに会いたくて何度か足を運んでいる。以前に比べれば、足を運ぶ頻度は、極端に少ないが、それでも蓮田地帯の雰囲気を感じるだけで元気を貰えるような気がする。
シギの中で特に会いたいシギの代表がツルシギである。春の渡りでも秋の渡りでもシギとの出会いには,胸弾むものがある。この日は、ツルシギとの出会いがあり、背景にも恵まれて嬉しかった。たくさんのショットを撮影出来たので、三回に分けて紹介させて頂きたいと思う。
2024/10/16 ツルシギ その2
田んぼ特に蓮田地帯で出会うシギの中でツルシギには、特に心惹かれるものがある。名前の由来は、田んぼに降り立ったシギの姿がツルに似ていたからとの説があるが、ツルとは程遠い感があるが、如何なものであろうか。
今回、車の中からゆっくりツルシギを観察する機会に恵まれ感謝の気持ちでいっぱいである。
2024/10/17 ツルシギ その3
蓮田地帯でのシギたちとの出会いを楽しみに数回、足を運んでみた。一番印象に残ったのが、ツルシギとの出会いである。この日は、背景に恵まれ、一緒に採餌するアカアシシギの姿もカメラに収めることが出来た。
渡り途中の貴重な中継地である蓮田。一心に採餌するその姿には胸が熱くなるものがある。無事に渡りを続けることが出来、今度は、春の渡りで姿を見せて欲しいものである。
2024/10/18 散歩道
久しぶりに訪ねた公園。ひっそりして人の気配がない。以前は、カメラを持った人、数人にお会いすることは、決して珍しいことではなかったが、この公園にも開発の手が伸びて自然が少なくなってしまった。
辺りをゆっくり回ってみると蝶の姿が目に付く。キタキチョウは、鮮やかな黄色でひらひら舞う姿には、心惹かれるものがある。シジミチョウは、ずいぶんたくさん飛んでいた。ほぼヤマトシジミで間違いないことであろう。
2024/10/19 散歩道
キタキチョウやシジミチョウに出会った公園では、トウネズミモチの実がたくさん目に付いた。トウネズミモチの木が10数本植えられていて、それぞれ立派な実をつけているが印象的であった。
少し歩けば、アラカシの木。可愛いドングリの実が、妙に懐かしい。足元を見ればキノコ。名前は、分からないが、ほっとして心が和む。ハンノキもたくさん実をつけていた。
静かな静かな公園のひとこまである。
2024/10/20 アカアシシギ
秋の渡りのシギチに会いたくて訪ねた蓮田地帯。この日の出会いは、嬉しいことが数多くあり胸弾むものであった。そのひとつが、アカアシシギとの出会いである。
食事がすんだ後、羽繕いを始めた。念入りに念入りに実に丁寧な羽繕いであった。鳥たちにとって羽は、身を守るものであり、手入れは、欠かせない行為である。時間をかけてアカアシシギの羽繕いを観察する機会に恵まれたことに感謝である。
2024/10/21 タカブシギ
秋の渡りのシギチに会いたくて何度か出かけた蓮田地帯。一番出会いの多かったのが、タカブシギである。馴染みのシギであるが、全国的には、その数を減らし絶滅危惧種になっていると聞く。折々の出会いを大切にしていきたいと思う。
この日の出会いは、タカブシギが3羽。蓮田の中央で、まるで置き人形のようにじっとしている姿が印象的であった。
2024/10/22 鴨が来た!
秋の渡りのシギチに会いたくて数回、足を運んだ蓮田地帯。思いがけず鴨がたくさん集まっている蓮田を通りかかることが出来た。この蓮田には、コガモ、ハシビロガモ、バン、オオバンなどたくさん集まっている。
しばらく観察しているとカモが飛び立った。それは、コガモの群れであった。翼鏡の緑色が美しくコガモであると識別することが出来た。この群れは、これから寒い間、越冬するのであろう。ゆっくり羽を休めて欲しいものである。
2024/10/23 アカアシシギ
秋の渡りのシギチとの出会いを期待して出掛けた蓮田地帯でラッキーなことにツルシギとアカアシシギの姿を見かけどきどきしながら観察を続けたのである。
はじめは、ツルシギとアカアシシギで食事中であったが、羽繕いをしたあと、休憩モードになり蓮の葉影に入って座り込んだアカアシシギの姿を見ることが出来た。さらにそれを見守るようにツルシギが近づいて来たのが印象的であった。
2024/10/24 蓮田のひとこま
蓮田地帯を訪ねた折、サギを見かける機会がとても多かった。一番多かったのがチュウサギであろうか。続いてアオサギ。以前は、非常に警戒心の強かったアオサギであるが、近年、アオサギの動向に変化が見えてきたようで、こちらの姿を見てもゆっくり飛び立つ傾向にある。観察する者にとっては、非常に有り難いことである。
今回、なかなか出会いの機会のなかったコサギを数枚、撮影することができて、胸のつかえが下りたような嬉しさである。
2024/10/25 ツルシギ
秋の渡りのシギチに会いたくて何度か足を運んだ蓮田地帯。フェイスブックやブログなどで蓮田地帯の動向に目を向けていたが、なかなか現地に足を運ぶことが難しく、かなり遅い動きであった。にも拘わらず、数種のシギたちに出会えたことには、嬉しい限りである。
そのひとつが大好きなツルシギとの出会いであった。ゆっくり羽繕いする様子を撮影することが出来たので、枚数が多くなるが、ここに残したいと思う。冬羽に移行中のツルシギの羽は、とても心惹かれるものである。
2024/10/26 イソシギ
蓮田地帯での楽しみは、シギたちとの出会いである。距離があったり、遮るものがあったり、なかなか良い条件に恵まれず、探すのは、困難である。
このイソシギも狭い田んぼの奥のほうに動いている姿を見つけたものである。イソシギとの出会いは、以前は、かなりの頻度で見つけることが出来たが、現在は、なかなか難しい。鳥たちの姿が少なくなって寂しい限りである。
2024/10/27 散歩道
足や腰の痛みがひどく、ここのところあまり歩くことがなく少々心配である。近隣の散歩も脚が遠のいていたが、少し離れた田園地帯の片隅を歩いてみた。
今の時期、あちこちにススキが揺れて、何とも物悲し気である。足元には、ツユクサ。ワルナスビの花も可愛い。思いがけずアジサイの花が一輪咲いていて、ほっと心が和んだのである。
2024/10/28 散歩道
秋の気配が気になる今日この頃。少し目先を変えて歩いてみた。最初の出会いは、トビ。どうやら獲物を見つけたらしい。食後は、ゆったりくつろいでいる雰囲気。少し車で走ると柿の実がたわわに実っているところに差し掛かった。すぐ隣には、コブシがピンクの実をつけている。足元には、ヤマトシジミ。秋の陽がたっぷり降り注いでいる。
2024/10/29 蓮田のひとこま
秋の渡りのシギチに会いたくて何度か足を運んだ蓮田地帯であったが、その時期もほぼ終わりに近づいたのだろうか。今回の出会いは、何とも寂しいものであった。
車からの観察だけとは言え、なかなかシギの姿を見かけることがなかった。小雨も降り出し、帰路につかなければと最後の蓮田を回ったとき、何と嬉しいことにコアオアシシギが姿を見せてくれたのである。これほど嬉しい出会いはなく、ただただ感謝の気持ちでいっぱいであった。
2024/10/30 蓮田のひとこま
蓮田地帯での楽しみは、シギたちに出会うことである。この日、7羽のセイタカシギに出会った。ゆったり休むその姿には、こちらも心和んでくる。
これから収穫の時期を迎えシギたちとの出会いの機会も遠のいて行く。旅の途中、ゆっくり羽を休めて欲しいものである。
2024/10/31 蓮田のひとこま
秋の渡りのシギチに会いたくて何度か足を運んだ蓮田地帯。何種かシギたちとの出会いがあったが、印象深いのは、コアオアシシギとの出会いである。
限られた観察場所であるが、大好きなコアオアシシギの姿を見つけたときは、嬉しかった。色白の少女をイメージするコアオアシシギ。今季、なかなか出会いの機会に恵まれなかっただけに嬉しさが増した。