久しぶりに手賀沼周辺を車で回ってみることにした。桜の頃には、たくさんの人でにぎわう川沿いの道。流石に今の時期は、ひっそりとしていて伸び放題の草木が行先を遮るほどである。そこに聞き覚えのある鳥の声が聞こえて来た。ところがその鳥の名前がなかなか浮かんでこない。姿が見えれば、流石に何の鳥か分かるのだがと内心もやもやしながら草深き径を進む。
そうだ!ツグミだ!やっと思い出した。何と20羽を越すと思われるツグミの群れが飛び立った。飛来したばかりのツグミの群れであろう。警戒心の強いこと。強いこと。とても撮影できそうもない。諦めて、足元を見るとヤマトシジミが優しい色の翅を広げて慰めてくれた。
秋の日のひとこまである。