自宅近くの散歩道。ずいぶん足が遠のいていたのだが、少し体調が落ち着いたので、ゆっくりゆっくり歩いてみた。ムラサキシキブが小さな可愛い紫色の粒をびっしりつけて控えめに微笑んでいる。通りがかりの婦人が、「ムラサキシキブを撮影されたのですか?」と声をかけてくださった。
少し足を伸ばすとエゴノキが数本見えてくる。その中の一本にびっしり実をつけたエゴノキがあり、ヤマガラが一羽飛んできた。少し離れて静かに待つと次々にヤマガラが飛んでくる。多いときには、一本のエゴノキに6羽ほどヤマガラが集まって熱心に採餌している。その様子が、なんとも微笑ましくて心和むものがあった。
ゆっくり歩く散歩道。エゴノキの実があるうちに、また訪ねてみたいと思う。