タイトル:九羽の白鳥 鳥たちの広場

[ 7月の奥庭 ]

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長い間降り続いた雨も上がり、太陽が眩しく輝く。2時間近い渋滞を何とかくぐり抜け、富士山スカイラインを五合目に向かって走って行く。奥庭駐車場で降りると、早速、ホシガラスがお出迎え。どうやら2羽いるようだが、なかなか良い位置には、姿を見せてくれない。

ルリビタキやメボソムシクイの声を聞きながら、水場に向かって降りて行く。前日からマイカー規制に入ったためか、カメラマンの姿は、私達のグループのみ。静かな雰囲気の中で、鳥の出を待つ。最初に姿を見せたのがヒガラ。もう、すでにビショビショになっている。続いてメボソムシクイ、ルリビタキと次々に登場。

ヒガラは、余程、この水場が好きなのか、しばしば姿を見せた。メボソムシクイは、シラビソの葉と葉の間を動き回り、何やら虫を取っている。ムシクイの名前の由来をなるほどと思う。

しばらく待つと待望のキクイタダキが姿を見せた。キクイタダキの目は、何とも可愛くて大好きだ。冬の公園で出会う時は、動きが速くて撮影困難だが、ここでは、チャンスが多い。水浴びする前に何とかシャッターを押す。ブルーが爽やかなルリビタキ♂も登場。シラビソの天辺で鳴いているルリビタキもいる。ヒガラは、相変わらず、何度も何度も姿を見せた。

山菜そばを頂いた後、水場に戻ってみるとウソ♂が、静かに待っていてくれた。八千穂高原では、チラッと姿を見ただけだったウソをここでは、間近にゆっくり見ることが出来た。一番印象に残ったのが、コガラの群れ。10数羽のコガラが、入れ替わり立ち替わり、水場に現れ、楽しげに動き回る。あまりの可愛らしさに見とれてシャッターを押すのを忘れてしまいそうだ。

久しぶりの晴天で温度も上がり、条件が良かったためか、鳥の出は、とても良かった。2時間強の滞在中、カヤクグリを除いて、すべて姿を見せてくれた。暑い夏には、鳥見をするのに最適の場所かもしれない。

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