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三宅島を回ると、緑の多い地域が、結構見受けられ、ほっとする。緑が多いということは、鳥たちの生活空間があるということになるのではないだろうか。
反対に、噴火の傷跡で、胸が痛むようなところもある。神社の鳥居が、降灰ですっぽり埋もれてしまったり、すっかり立ち枯れてしまっている木も、ずいぶん見かけた。溶岩で押しつぶされたような所や、もう二度と使うことは不可能と思われるような校舎。天災とは、過酷で非情なものであるとしみじみ思った。
そんな立ち枯れした木にモズがとまり、アマサギが羽を休める。これも三宅島の風景の一こまなのだ。そして海の見える草むらにホオジロの姿を見つけほっとする。波間に飛ぶのは、ウミネコ。青い海原を背景にカラスバトがとまる。海の見える風景には、心惹かれるものがあり、そしてまた、心癒される。
帰りの航路で、オオミズナギドリをたくさん見かけた。広い広い海原を見ながら、三宅島で出会った鳥たちのことを思い浮かべ、また、いつか訪れる機会が巡ってくるよう願いながら、5月28日の夜、東京に戻った。
ご一緒させていただいた皆様、現地でお世話になりました皆様、お陰様で思い出多い旅となりました。心より厚くお礼申し上げます。
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