2016/1/11 新春の田んぼ
新しい年を迎え、馴染みの田んぼに出掛けてみた。右を見ても左を見ても乾ききった田んぼが広がるばかり。水気のない田んぼにシギ・チの姿は、望むべくもない。ようやく緑の草地が見えて来た。朝日を浴びて数羽のタゲリが、ゆったりとしている。
防鳥網の張られていた蓮田は、その網が取り除かれ、シギたちにとっては、絶好の環境が用意されていた。その蓮田では、20羽以上ものオオハシシギと50羽ほどのハマシギ、加えて多数のタシギの姿を見ることが出来た。少し離れた蓮田では、タカブシギ数羽と、ちょっと距離はあるが、鮮やかな赤色の足と嘴のアカアシシギが、姿を見せてくれた。
さらに歩を伸ばすと、水気の少ない蓮田にオジロトウネンが10羽ほどくつろいでいた。水の入った蓮田では、イソシギが、ピコピコと体を揺らす。近くには、コチドリもいて、辺りは、のどかな春と言った雰囲気である。
残念ながらヒバリシギの姿を見ることはなかったが、少し胸の赤くなったタヒバリと冬羽のタヒバリが、元気に蓮田を飛び回る光景が、目に心に残る新春の田園風景であった。