2016/4/4 名残の声
今年は、暖かい日が多かった所以か、桜の開花が、例年より早い。近隣の桜通りでも、お彼岸にソメイヨシノが一輪、二輪とわずかながら花開いた。あぜ道の野の花もオオイヌノフグリ、ホトケノザ、ヒメオドリコソウ、ナズナ、タンポポなど多彩な顔触れである。
声を聞きながら、なかなか出会いの機会がなかったベニマシコ。♪フィッフィッ♪フィッフィッ。その声に誘われるように葦原を行ったり来たり。柔らかな芽吹きの中に、一瞬、ベニマシコの姿が見えた時は、胸が弾んだ。渡去の時期を迎え、葦原は、寂しくなって行く。