2016/4/19 芽吹きの頃
湖畔の桜は、ソメイヨシノから八重桜に変わり、優しく柔らかな色合いからどっしりと鮮やかな色合いになり、行き交う人々の目を楽しませている。それぞれの木には、松月・普賢象・関山などの名札がつけられており、花の咲き具合と名前を確認しながら歩を進めるのは、なかなか楽しいものである。
桜に気を取られていると、かすかに鳥の声がした。柔らかな芽吹きのところに、姿を見せたのは、アオジである。1羽が2羽になり、もう1羽も高い木の上にとまって辺りの様子を伺っている。優しい春風が、湖畔を吹き抜けて行く。